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王滝村

おうたきむら ウィキデータを編集
王滝村
王滝村旗 王滝村章
王滝村旗 王滝村章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
木曽郡
市町村コード 20429-3
法人番号 6000020204293 ウィキデータを編集
面積 310.82km2
総人口 639[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 2.06人/km2
隣接自治体 木曽郡上松町木曽町大桑村
岐阜県下呂市中津川市
村の木 ヒノキ
村の花 シャクナゲ
王滝村役場
村長 越原道広
所在地 397-0201
長野県木曽郡王滝村3623
北緯35度48分34秒 東経137度33分03秒 / 北緯35.80933度 東経137.55075度 / 35.80933; 137.55075座標: 北緯35度48分34秒 東経137度33分03秒 / 北緯35.80933度 東経137.55075度 / 35.80933; 137.55075
外部リンク 公式ウェブサイト

王滝村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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長野県製薬
御嶽山王滝口三合目の清滝
王滝村中心部
王滝郵便局
王滝村王滝地区
御嶽神社里宮

王滝村(おうたきむら)は、長野県の南西部に位置するで、木曽郡に属する。富士山白山と並ぶ御岳信仰の山である御嶽山のふもとに位置する。

概要

王滝村は長野県の南西部にあり、西側は岐阜県と接する。村の北側には御嶽山がある。

かつては林業がさかんで、「木曽ヒノキ」が知られた。それは日本三大美林に数えられている。昔は、伐採したヒノキをにして川を利用した水運方法で上松町の製材所まで運ばれていた。しかしダムの建設により水運が出来なくなってしまったため、代わりの運搬手段として木曽森林鉄道が整備された。木曽森林鉄道は木材の運搬だけでなく、住民の足としても活躍していた。

特に王滝川の奥(上流部)の「木曽ヒノキ」は品質が高く、江戸時代から伐採が保護されてきた。1970年頃は1本10万円以上の価値があり、高級材木として知られた。さらに伊勢神宮の建築材として使用されていた。

行政

村長

村役場

村役場は1953年(昭和28年)に建設された木造2階建て、延べ床面積約570平方メートルの建物である[1]。老朽化が進んでいるが、増改築で構造が複雑になり耐震補強はできないとみられ、2021年度末に休校となった王滝中学校の校舎へ移転する計画がある[1]

加入する広域連合

財政

財政力指数は2005年度決算分で0.27、2009年度決算分で0.25[2]

またラスパイレス指数は、総務省が発表した2006年4月1日時点の国家公務員の俸給額を100とした対比での数字は67.5となっており、全国最下位であった[3]。また、2011年4月1日時点では、91.2。地域手当補正後ラスパイレス指数も同様の値であり、全国最下位でないものの(2011年の全国最下位は大分県姫島村である。)、長野県内では、77団体中69位である[4]

姉妹都市・提携都市

国内

友好都市
提携都市

歴史

木曽谷で唯一、江戸時代のままの区域で形成されている自治体である[5]

変遷表

明治元年 明治7年
11月7日
明治9年
8月21日
明治12年
1月4日
郡区町村
編成法施行
明治22年
4月1日
町村制施行
昭和43年
5月1日
郡名変更
現在
信濃国
筑摩郡
王滝村
筑摩県
筑摩郡
王滝村
長野県
筑摩郡
王滝村
長野県
西筑摩郡
王滝村
長野県
西筑摩郡
王滝村
長野県
木曽郡
王滝村
長野県
木曽郡
王滝村

隣接する自治体

長野県の旗長野県
岐阜県の旗岐阜県

※王滝村へ入ることができる道路は、実質的に木曽町から通じる県道256号および牧尾ダム右岸道路のみとなっている。上松町とは1本の林道が通じているのみで、下呂市・中津川市は営林署専用林道のみで一般車の往来は不可。大桑村とは車道が通じていない。

施設

農林水産省

警察

消防

消防団
  • 王滝村消防団

人口

王滝村と全国の年齢別人口分布(2005年) 王滝村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 王滝村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
王滝村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 2,266人
1975年(昭和50年) 2,037人
1980年(昭和55年) 1,768人
1985年(昭和60年) 1,708人
1990年(平成2年) 1,239人
1995年(平成7年) 1,232人
2000年(平成12年) 1,205人
2005年(平成17年) 1,097人
2010年(平成22年) 965人
2015年(平成27年) 839人
2020年(令和2年) 715人
総務省統計局 国勢調査より


教育

  • 王滝村立王滝小学校
  • 王滝村立王滝中学校(2022年度より休校、木曽町立木曽町中学校に事務委託)

交通

鉄道

村内を鉄道路線は通っていない。鉄道の最寄り駅は、JR東海中央本線木曽福島駅

路線バス

道路

  • 長野県道256号御岳王滝黒沢線
  • 御岳スカイライン
    御岳山の南東麓にある標高約900 mの御岳湖から、御嶽七合目にあたる標高2180 mの田ノ原記念公園(田の原山荘駐車場)に至る村道[10]。かつては有料の林道であったが、現在は王滝村道として無料開放されている[11]。区間は17.2 km、標高差は約1200 mあり、つづら折れのワインディングロードとなっている[10]。麓は森の中の舗装路で、御岳高原付近からは視界が開け、おんたけ2240スキー場のゲレンデを横切ったりしながらガードレールの無い道路が頂上まで続く[10]。自動車・オートバイのほか自転車も通行できるが、11月下旬から4月下旬までの期間は冬季閉鎖される[11]。御嶽神社参拝のための御嶽登山口にもなっている終点の田の原山荘駐車場から、霊峰・御嶽山の山頂が目前にそびえ、スキー場がある付近からは、中央アルプス(木曽山脈)の山並みを一望できる[11]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・特産品

王滝川の自然湖

観光スポット・施設

  • 御嶽山
    • 長野県立御嶽山ビジターセンター「やまテラス王滝」 - 木曽町御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳」(木曽町)とともに御嶽山ビジターセンターを構成する。
    • おんたけ2240(旧・おんたけスキー場)
    • おんたけ銀河村キャンプ場
    • 田の原天然公園
    • 御岳山岳歴史文化会館
  • 三浦ダム
  • 牧尾ダム
  • 松原スポーツ公園(スポーツ施設のほか、木曽森林鉄道の車両を動態保存し、車庫や路線が整備されている)
  • モンゴル乗馬ノーサイド王滝 - 北白樺高原・長門牧場内のモンゴル乗馬ノーサイドと提携し、木曽駒や道産子の乗馬体験(8月のみ)

企業

神社仏閣

特産品

出身著名人

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 村役場が老朽化…移転先は休校の中学校校舎 長野・王滝村長が方針示す”. 中日新聞 (2024年12月19日). 2025年1月9日閲覧。
  2. ^ 長野県王滝村 財政状況等一覧表(平成21年度決算)
  3. ^ 総務省ホームページ地方行革コーナー
  4. ^ 長野県 市区町村別ラスパイレス指数等の状況
  5. ^ おうたきむら【王滝村】長野県:木曾郡”. 日本歴史地名大系(JapanKnowledge版). 2021年9月28日閲覧。
  6. ^ a b c 柏木恵「財政再建への道のり-どん底からどのように抜け出したのか 第12回 長野県王滝村:プライドが対応を遅らせた」『月刊地方財務』2016年5月号、ぎょうせい、2016年5月。 
  7. ^ “御嶽山噴火と王滝村 2014 記す”. 読売新聞. (2014年12月27日) 
  8. ^ “長野・王滝村で村道が崩落 孤立した住民らをヘリで搬送”. 朝日新聞デジタル. (2018年7月8日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASL784VL3L78UOOB00L.html 2018年7月12日閲覧。 
  9. ^ 「巡回王滝号」運行路線図 ・ 運行時刻表 - 王滝村
  10. ^ a b c 小川秀夫、栗栖国安、田宮徹 著「御岳スカイライン」、中村純一編 編『ニッポン絶景ロード100』枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日、60-61頁。ISBN 978-4-7779-3980-0 
  11. ^ a b c 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著「御岳スカイライン」、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選 [新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日、72頁。ISBN 978-4-05-610907-8 

関連項目

外部リンク

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