鈴木 大輔(すずき だいすけ、1990年1月29日 - )は、東京都国立市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ジェフユナイテッド千葉所属。ポジションはディフェンダー(センターバック)。元日本代表。
来歴
プロ入り前
東京都国立市[1] 生まれ。1歳年上の兄の影響で、小学1年生からサッカーを始めた[2]。
小学2年生の頃に石川県金沢市へ移り住み、地元のクラブ『仲良しスポーツ少年団』に入団[3]。当時のポジションはフォワードで、チームのエースストライカーを務めていた[3]。
中学校進学後はテイヘンズFCの下部組織に所属し、監督の勧めでディフェンダーへ転向[3]。2005年、U-15日本代表に選出された。
星稜高等学校進学後も各年代別日本代表に選出され、2007年、アルビレックス新潟の特別指定選手に登録された。同年、U-17日本代表の一員としてFIFA U-17ワールドカップに出場(グループリーグ敗退)。星稜高校では主将を務め、平成19年度全国高等学校総合体育大会で準優勝を果たしたが、第86回全国高等学校サッカー選手権大会では初戦敗退に終わった。
アルビレックス新潟時代
2008年、アルビレックス新潟に入団し、翌年、第89回天皇杯2回戦奈良クラブ戦で公式戦初出場。
2010年、J1第9節ヴィッセル神戸戦でリーグ戦初出場。ナビスコカップグループリーグ第4節京都サンガF.C.戦で公式戦初得点を記録した。同年、各クラブの控えメンバーを中心としたU-21日本代表に選出され、広州アジア競技大会に出場[4]。全7試合に出場し、史上初の金メダル獲得に貢献した。同大会後も関塚隆監督に重用され、ロンドン五輪アジア予選を戦った。
2011年、J1第1節アビスパ福岡戦での途中出場をきっかけにチャンスを掴み、徐々にレギュラーに定着。J1第13節浦和レッズ戦でリーグ戦初得点を記録した。
2012年、ロンドン五輪日本代表に選出され、オーバーエイジ枠で出場した吉田麻也と共にセンターバックを組み、過密日程の中全6試合に先発フル出場。メダルは逃したものの、44年ぶりのベスト4進出に貢献した。クラブでは最終節まで残留争いに巻き込まれたが、リーグ2位タイとなるシーズン通算34失点の堅守を支えた[5]。
柏レイソル時代
2013年1月5日、柏レイソルへの完全移籍が発表された[6]。J1第17節清水エスパルス戦で移籍後初得点を記録したが、これはJ1リーグ戦の通算17000ゴール目となるメモリアルゴールであった[7]。7月25日、東アジアカップ2013オーストラリア戦で国際Aマッチ初出場。
2014年10月5日、怪我により辞退した昌子源に代わり、約1年ぶりに日本代表に追加招集された。
2016年1月15日、柏レイソルを退団することが発表された[8]。
ジムナスティック・タラゴナ時代
柏レイソルを退団した後はスペイン・リーガ・エスパニョーラのラージョ・バジェカーノへの移籍に向けて交渉していたがまとまらず[9] 冬の移籍市場では新天地が決まっていなかったが、2016年2月16日、スペイン・セグンダ・ディビシオンのジムナスティック・タラゴナへの加入が発表された[10][11]。契約期間は2015-16シーズン終了までで、2年の契約延長というオプションが付けられている。リーグ戦では3位に入り昇格プレーオフに進出し、準決勝では6位のCAオサスナと対戦した。ホームで行われた第1戦は1-3と落とし、アウェーで行われた第2戦も2-3で敗れてプリメーラ・ディビシオンへの昇格はならなかった。
2017年2月26日、セグンダ・ディビシオン第27節のレアル・サラゴサ戦では海外移籍後初得点を決めた。
2018年8月19日、3シーズン在籍したジムナスティック・タラゴナから退団したことを自身のインスタグラムで発表した[12][13]。
柏復帰
2018年9月9日、柏レイソルへの2015シーズンぶりの復帰が発表された[14]。降格危機にあったチームを救えず、リーグ戦17位でJ2降格となった。
浦和レッズ時代
2018年12月19日、浦和レッズに完全移籍で加入することが発表された[15]。3バックの1角として活躍し、ACL決勝進出に貢献した。
2020年2月21日に行われたJリーグ開幕戦・湘南ベルマーレ戦で、2-2で迎えた69分に自陣ペナルティーエリア内でハンドの反則を犯し、このシーズンからリーグ戦で導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とOFR(オン・フィールド・レビュー)が初めて適用された。OFRについて、「(自分のハンドしたシーンがスタジアムのオーロラ・ビジョンに映し出された)瞬間の歓声は、けっこうこたえた」と試合後に述べた。適用の結果PKを献上したが、これを相手FWタリクが外して事無きを得、チームもその後関根貴大の得点で3-2で勝利。試合後の取材に対し「正直、ホッとした」と答えた[16]。先発に定着する事はなく、退団となった。
ジェフ千葉時代
2020年12月28日、ジェフ千葉に完全移籍で加入することが発表された[17]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2008 |
新潟 |
26 |
J1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
2009 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0
|
2010 |
4 |
5 |
0 |
1 |
1 |
2 |
1 |
8 |
2
|
2011 |
24 |
1 |
3 |
0 |
1 |
0 |
28 |
1
|
2012 |
28 |
0 |
4 |
1 |
0 |
0 |
32 |
1
|
2013 |
柏 |
23 |
1 |
3 |
0 |
2 |
0 |
28 |
1
|
2014 |
32 |
3 |
8 |
0 |
2 |
0 |
42 |
3
|
2015 |
34 |
3 |
1 |
0 |
2 |
0 |
37 |
3
|
スペイン
| リーグ戦 |
国王杯 | オープン杯
|
期間通算
|
2015-16 |
ジムナスティック |
18 |
セグンダ |
15 |
0 |
- |
- |
15 |
0
|
2016-17 |
34 |
1 |
2 |
0 |
- |
36 |
1
|
2017-18 |
19 |
0 |
1 |
0 |
- |
20 |
0
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2018 |
柏 |
4 |
J1 |
9 |
1 |
2 |
0 |
- |
11 |
1
|
2019 |
浦和 |
15 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
18 |
1
|
2020 |
5 |
0 |
1 |
0 |
- |
6 |
0
|
2021 |
千葉 |
13 |
J2 |
41 |
3 |
- |
1 |
0 |
42 |
3
|
2022 |
20 |
2 |
- |
1 |
0 |
21 |
2
|
2023 |
40 |
4 |
- |
1 |
0 |
41 |
4
|
2024 |
|
|
|
|
|
|
|
|
通算 |
日本 |
J1
|
175 |
9 |
24 |
2 |
12 |
2 |
211 |
13
|
日本 |
J2
|
101 |
9 |
- |
3 |
0 |
104 |
9
|
スペイン |
セグンダ
|
68 |
1 |
3 |
0 |
- |
71 |
1
|
総通算
|
344 |
19 |
27 |
2 |
15 |
2 |
386 |
23
|
その他の公式戦
その他の国際公式戦
代表歴
出場大会
試合数
- 国際Aマッチ 2試合 0得点(2013年 - 2014年)
出場
タイトル
クラブ
- 柏レイソル
代表
- U-21日本代表
- 日本代表
個人
脚注
関連項目
外部リンク
|
---|
1 - 10,000 |
- 1 マイヤー 1993.5.15
- 100 松波正信 1993.6.9
- 500 水沼貴史 1993.12.1
- 1,000 メディナベージョ 1994.8.17
- 1,500 城彰二 1995.4.5
- 2,000 エジソン 1995.8.12
- 2,500 江尻篤彦 1995.11.15
- 3,000 三浦泰年 1996.8.28
- 3,500 高木琢也 1997.5.3
- 4,000 横山貴之 1997.8.23
- 4,500 レディアコフ 1998.4.25
- 5,000 バジーリオ 1998.9.23
- 5,500 佐藤一樹 1999.4.24
- 6,000 鈴木秀人 1999.11.7
- 6,500 長谷川祥之 2000.7.1
- 7,000 久保竜彦 2001.5.12
- 7,500 久保山由清 2001.11.3
- 8,000 崔龍洙 2002.9.14
- 8,500 ヴァスティッチ 2003.5.18
- 9,000 斎藤大輔 2004.3.13
- 9,500 安貞桓 2004.9.23
- 10,000 前田雅文 2005.5.8
|
---|
10,500 - 20,000 |
- 10,500 今野泰幸 2005.11.12
- 11,000 アンドレ 2006.7.23
- 11,500 田中佑昌 2006.11.18
- 12,000 ウェズレイ 2007.6.23
- 12,500 マルキーニョス 2008.3.16
- 13,000 巻誠一郎 2008.9.14
- 13,500 鄭大世 2009.5.10
- 14,000 中山博貴 2009.11.28
- 14,500 赤嶺真吾 2010.8.22
- 15,000 辻尾真二 2011.5.22
- 15,500 ラフィーニャ 2011.9.18
- 16,000 藤田直之 2012.5.25
- 16,500 永井謙佑 2012.11.17
- 17,000 鈴木大輔 2013.7.17
- 17,500 家長昭博 2014.3.15
- 18,000 興梠慎三 2014.9.23
- 18,500 塩谷司 2015.5.23
- 19,000 高山薫 2015.11.7
- 19,500 遠藤康 2016.7.17
- 20,000 金子翔太 2017.4.21
|
---|
20,500 - 30,000 |
- 20,500 エウシーニョ 2017.9.30
- 21,000 齊藤未月 2018.7.22
- 21,500 興梠慎三 2019.3.9
- 22,000 遠藤渓太 2019.8.24
- 22,500 野上結貴 2020.8.19
- 23,000 ジェイ 2020.11.21
- 23,500 レアンドロ・ダミアン 2021.5.26
- 24,000 ミラン・トゥチッチ 2021.11.27
- 24,500 森島司 2022.7.17
- 25,000 森島司 2023.4.22
- 25,500 植中朝日 2023.10.21
- 26,000 アンデルソン・ロペス 2024.5.29
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得点王(J1 - J2 - J3) - 記念ゴール(J1 - J2 - J3) |