髙瀬愛実
髙瀬 愛実(たかせ めぐみ、1990年11月10日 - )は、北海道北見市出身の女子サッカー選手。INAC神戸レオネッサ所属。元サッカー日本女子代表。ポジションはフォワード、ディフェンダー(サイドバック)。元ノルディーア北海道所属選手の高瀬行祈は姉、元サッカー選手の高瀬証は兄(次男)。 経歴ユース2男3女の末っ子で、中学生時代は北海道内のクラブチーム、釧路リベラルティでプレー。在籍中にU-15北海道選抜に選出され、全日本女子ユース (U-15)サッカー選手権大会に出場した。卒業後、姉を追う形で北海道文教大学明清高等学校に進学し、女子サッカー部に入部。北海道女子サッカーリーグや北海道女子サッカー選手権、北海道高等学校女子サッカー選手権、北海道女子ユース (U-18)サッカー選手権などに出場した。北海道女子リーグでは、2年連続得点王となった[2]。 シニア2009年、高校卒業後、INAC神戸レオネッサに入団[2][注 1]。ルーキーイヤーとなった同年度は、リーグ戦19試合に出場し16得点を叩き出し、同年度得点王の安藤梢に次ぐ成績を修めた[4]。シーズン終了後にはリーグ表彰で、同年度新人王を受賞した[5]。また、AFC U-19女子選手権2009に日本代表の一員として出場し優勝を経験した[6]。 2012年のなでしこリーグでは、パスサッカーに馴染めずスランプに陥った前シーズンとは対照的に序盤から好調を維持。五輪後に右ウイングから左ウイングにポジションチェンジしてからはハットトリックを3度達成するなど量産体勢に入り、このシーズン、リーグ戦18試合で20得点を挙げ、自身初のなでしこリーグ得点王を獲得すると共に、なでしこリーグ最優秀選手賞(MVP)も受賞した。 2016シーズンより監督の松田岳夫の指名によりINAC神戸レオネッサの主将を務めた[7]。 2017年4月29日に行われたなでしこリーグ第5節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦でリーグ戦通算150試合出場を達成した[8]。また、同シーズンはコンバートにより右SBで起用される機会が多かった[9]。 2021年9月12日、日本初の女子プロサッカーリーグ Yogibo WEリーグのオープニングマッチとなった大宮アルディージャVENTUS戦にて、試合開始4分に記念すべきWEリーグ開幕初ゴールを決めた[10][11]。 代表2010年1月、日本女子代表(なでしこジャパン)に19歳で初選出された。 2011年6月、なでしこジャパン2011 FIFA女子ワールドカップのメンバーに選出され、準決勝のスウェーデン戦に途中出場した[12]。 2012年3月、アルガルヴェ・カップ2012では決勝進出をかけた第3戦アメリカ戦に途中出場すると、0-0で迎えた後半38分にヘディングで値千金の決勝ゴールを決めた。日本はW杯決勝でPK戦の末アメリカを破っているが、PK戦での決着は公式記録では引き分け扱いとなるため、日本は髙瀬のゴールでアメリカ戦26戦目にして公式記録上初勝利(1勝4分21敗)となった。 2016年、リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[13][14]。 個人成績クラブ
代表
主な出場歴
試合数
出場試合
ゴール
タイトル・表彰クラブ代表
個人表彰
脚注注釈出典
外部リンク
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