1966年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第63回ワールドシリーズ(英語: 63rd World Series)は、10月5日から9日にかけて計4試合が開催された。その結果、ボルチモア・オリオールズ(アメリカンリーグ)がロサンゼルス・ドジャース(ナショナルリーグ)を4勝0敗で下し、球団創設66年目で初の優勝を果たした。
両チームの対戦はシリーズ史上初めて。オリオールズは、前回のシリーズ出場時はミズーリ州セントルイスを本拠地都市とする "セントルイス・ブラウンズ" として活動しており、メリーランド州ボルチモアに移転してオリオールズとなってからは今回が13年目で初のシリーズ出場だった。今シリーズではオリオールズ投手陣がドジャース打線を封じ込んでおり、シリーズ防御率0.50および33イニング連続無失点はいずれも当時のシリーズ史上最高記録である[2]。また、相手に1イニングもリードを許さないまま優勝したのは1963年のドジャース以来史上2球団目であり、今シリーズでは初戦の初回表に3点を奪ったあと全4試合を通じて2点しか失っていない[3]。シリーズMVPには、第4戦で先制・決勝のソロ本塁打を放つなど、4試合で打率.286・2本塁打・3打点・OPS 1.232という成績を残したオリオールズのフランク・ロビンソンが選出された。
試合結果
1966年のワールドシリーズは10月5日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
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10月05日(水) |
第1戦 |
ボルチモア・オリオールズ |
5-2 |
ロサンゼルス・ドジャース |
ドジャー・スタジアム |
|
10月06日(木) |
第2戦 |
ボルチモア・オリオールズ |
6-0 |
ロサンゼルス・ドジャース
|
10月07日(金) |
|
移動日 |
|
10月08日(土) |
第3戦 |
ロサンゼルス・ドジャース |
0-1 |
ボルチモア・オリオールズ |
メモリアル・スタジアム
|
10月09日(日) |
第4戦 |
ロサンゼルス・ドジャース |
0-1 |
ボルチモア・オリオールズ
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優勝:ボルチモア・オリオールズ(4勝0敗 / 球団創設66年目で初)
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第1戦 10月5日
第2戦 10月6日
第3戦 10月8日
第4戦 10月9日
脚注
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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オリオールズ球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(3回) | |
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ワールドシリーズ敗退(4回) | |
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リーグ優勝(7回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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ライバル関係 | |
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永久欠番 | |
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ワールドシリーズ優勝(08回) | |
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ワールドシリーズ敗退(14回) | |
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リーグ優勝(25回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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