立花慎之介
立花 慎之介(たちばな しんのすけ、1978年4月26日[8] - )は、日本の男性声優、歌手、推理作家。岐阜県岐阜市出身[3]。BLACK SHIP代表取締役CEO[4]。 経歴生い立ち学生時代は引っ込み思案だったため、人前に出るのが嫌だった[9]。同時期に、テレビアニメ『機動戦士Vガンダム』で主役を務めた阪口大助の活躍を観て、職業としての声優を意識したこともあったという[9]。外国映画を観るのは好きだったが、漠然とアニメを観ていたという[10] 声優になるまで高校1年生の時の誕生日にLDのデッキを買ってもらい、LDのアニメ『ああっ女神さまっ』を観たことがきっかけで声優を志す[9]。アニメ雑誌を買ったり読んだりしていたところ、『声優グランプリ』、『VOiCE Animage』といった声優雑誌が出始めて、高校時代はなりたいものはなく「声優って面白そうだな」と強烈に興味がわいた[9]。 結局、「まずはこの高校3年間をどうやってのり切ろうか」と思っていたが、住んでた岐阜県には声優の養成所も専門学校もく、雑誌などでも声優になる方法は書いていなかった[9]。その中で、情報を手繰り寄せていった結果、エンディングテロップを見かけていた青二プロダクション協力のように書いてあり、雑誌でも緑川光、置鮎龍太郎が出てたり、「おお、みんな青二プロダクションだなぁ」と思い、青二塾に入塾、声優業界で有名な青二プロダクションに所属という一つの目標になったという[9]。 しかし芝居は全く経験しておらず、高校の演劇部に所属する気持ちにもなれず、舞台演劇には、それほど興味も持ていなかったという[9]。青二プロダクションと同じくらい、名前を見かけていた養成所の日本ナレーション演技研究所がCDでストレッチ、発声法を教えてくれる教材を出しており、それを岐阜県で買っていた[9]。ほかにも神谷明が出していた書籍を買って読んだり、高校生の段階で、「やれることはできるだけやってみよう」と思い、身体作りと滑舌を良くする練習は、独学で頑張っていた[9]。芝居のことは分からないことから、「ほかで何か武器がないとキツいだろう」と予想し、「だったらせめて、滑舌だけでも良くしておこう」と思い、高校3年間、毎日、外郎売を練習していた[9]。あとは、方言を直すことで、標準語とはアクセントが違うため、アクセント辞典を買っていた[9]。英単語を覚えるように、自分で正しいアクセントを書いていた単語カードを作り、勉強し、授業中も、教科書の下には日本ナレーション演技研究所の教科書を仕込んでいたという[9]。高校3年生の時に「声優になりたい」と家族に伝えていた[11]。その時に家族には猛反対され、母には泣かれてしまったが、最終的には「僕がなりたいなら」と応援してくれたという[10]。 同じ声優志望の友人と3人で、青二塾の東京校を受けに行き、友人ひとりは落選したが、立花ともうひとりは合格し、岐阜県から上京[11]。青二塾東京校18期卒業。同期に菅沼久義、三浦祥朗がいる[11]。 声優デビュー前、同塾のオーディションで、青二プロダクションに所属できず、4年間ほど特別講師で来ていたパントマイミストの清水きよしにも教えてもらったパントマイムと稽古でもしていた日本舞踊(深水流)をやっていた[7]。スクウェアでデバッグのアルバイトをしていたこともある[12]。 キャリア偶々テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』などの音響制作をしていたオーディオ・タナカと縁ができ、「声優に本腰を入れたい」と話していたところ、オーディションを紹介される[7]。受けていた主役のオーディションは最終審査まで残るも落ちたが、「別の役をやらないか」と言われ、2003年テレビアニメ『E'S OTHERWISE』のキョウ役で声優デビュー[7]。その時、オーディションを紹介してくれたタナカが、「フリーでいるよりも、どこかに所属したほうがいいだろう」と声優事務所をいくつか紹介してもらい、ぷろだくしょんバオバブにデモテープを送り、所属した[13]。転機となった作品はジュニア所属の最後で、一番最初にオーデションで受かった2006年、テレビアニメ『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』のトーマ役[13]。 現在まで2011年5月までぷろだくしょんバオバブに所属。同年6月よりアクセルワン所属。 2017年1月5日、ブログにて高梁碧との結婚を報告[14]。入籍日は1月1日。 2018年3月31日、アクセルワンを退所。同年4月1日、福山潤との共同代表による新事務所BLACK SHIPを設立する[15]。 人物・エピソード特色方言は名古屋弁、岐阜弁[16]。声優としては吹き替え、アニメなどで活躍[6]。 透明感のある爽やかな声が特徴[17]で、主に少年から青年役を演じ、様々な役柄をこなす。『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』のトーマを演じて以降、アニメは比較的色々な役を演じていたが、ゲーム、ドラマCDでは眼鏡率が上がったという[18]。 この頃から、BL作品も出演していたため、眼鏡委員長もしくは副委員長のような役を演じていた[18]。BLの現場で「立花さんの声からは眼鏡が見えるんですよ」と言われて、それを聞いて、「じゃあ、そこを強めていかなきゃいけないな」とそれが後に、『遙かなる時空の中で5』の小松帯刀役に繋がっていったという[18]。またドSの方が演じやすく、やりにくいは多少あるが、ドSの方が演じやすいという[19]。立花自身はSでS寄りだと語り、SにはなれないことからMの気持ちもわかるが、どっちかというとS寄りのドSだと語る[19]。 BLの仕事は、増やしていったというほうが正しく、ジュニアだった頃は、男性向けの18禁、いわゆるギャルゲーのアニメ化がなく、BL作品の仕事は、表の仕事に繋がることが多かったという[18]。昔から女性向けのアニメ、乙女ゲームは盛んで、それが、当時からわかっていたため、「BLの分野は積極的に増やしていきたい」と思っていたという[18]。 けっこう早めからメインの役を演じるようになったが、当初は、BL作品を経験している友人に、どう勉強したかを聞いていた[18]。その時、誰かのCDを聞いたという話をして、それを知り、聞いてしまうと、結局、同じ芝居になってしまうことから「僕は絶対に、ほかの人のCDは聞かない、自分の出た作品もCDでは聞かないようにしよう」と思ったという[18]。当時は異文化コミュニケーションをしたかったため、ギャルゲーの要素、いわゆる女の子がしている芝居を、声質的にも、「受けが多いだろう」と予想していたことからBLに持ち込むアプローチで臨んでいたという[18]。 現場で見聞きしていたテクニックは盗もうと思い、色々盗ませてくれており、例えば、キス音を出すテクニックも色々あり、手を使うと聞いていた[18]。当時のBLの現場を見ていたとろ、森川智之、岸尾だいすけなどは、片手で台本持ち、口だけで音を出しており、格好よく、見よう見まねで練習していたという[18]。 BLの世界、男の子同士の恋愛に抵抗はなく、全くノンケで、ファンタジーでそういう意味では新しく、知らない世界だったことから、すごく楽しかったという[18]。 BLを始めた初期の頃、セリフも膨大でHシーンもけっこう濃厚なPCゲームで、一気に、BLテクニックレベルが上がった[18]。話もすごく面白いことから、全然苦にはならず、異文化コミュニケーションにも積極的に取り組み、色々ものを織りまぜながら出演させてくれたが、その時は眼鏡なしのクールキャラだったという[18]。 乙女ゲームへの出演も多く、前述のBLもそうだが、乙女ゲームはある時から突然、仕事が増え始めたという[20]。 2008年くらいで乙女ゲームに出演し、『ソラユメ』、『プティフール』あたりがきっかけで、ほかにも色々、同時に乙女ゲームの仕事をもらい、増えていった[20]。その後、『GARNET CRADLE』に出演し、その後くらいに『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story』のオーディションを受けさせてもらい、出演が決まり、その半年後くらいに『遙かなる時空の中で5』の出演が決まったという[20]。 2013年『ヤングエース』掲載『箱庭の令嬢探偵(フロイライン)』(作画:おかざきおか)で漫画原作者デビュー[21]。また、同作品の執事を主人公にした推理小説『探偵執事・九条公士郎』を執筆している。 交友・対人関係成瀬誠と共に、音楽ユニットLux-ageを結成[22]。日野聡と共に、音楽ユニットELEKITER ROUND φを結成[23]。楽曲の作詞を数多く手がける。 福山潤、小野大輔、菅沼久義、日野聡、近藤孝行、間島淳司らと同い年で、「DABA」(※Dの文字は反転している)というユニットを組んでいる[24]。DABA内での名は「なまはげ」[25]。 趣味・嗜好資格は囲碁検定初段、普通自動車運転免許。趣味は写真、釣り、自転車、パソコン、ゲーム。特技はパントマイム(師:清水きよし)、日本舞踊(深水流)[16]。中学校では卓球部に所属、高校では囲碁部に所属(初段)[26]。デジタルアートも得意で、『日野聡vs立花慎之介 平成ニッポン・国取り合戦ラジオ!!』のマスコットキャラクター国取り丸やDABAのロゴマークのデザインを担当した。 城好きで、熊本城を復元する際に寄付をしたため天守閣に名前が書かれている[27]。 『バトスピ大好き声優の生放送!2』でその強さを見せつけ、バトスピ界のミスターと称される。コール&レスポンスは「マスター? No! ミスター!!」。『ギャラクシー渡辺のバトスピやろうぜ!DX』の質問コーナーに「バトスピのカリスマになりたいのですがどうしたらなれますか」というメールを投稿し、番組内で読まれたことがある[28]。 リアルマジシャンRYOTAに弟子入りし、スプーン曲げを習得した[29]。 ファイナルファンタジーXIVファンフェスティバル2024にて東京ドームで初めて単独でカラオケを歌った声優になる[要出典]。 家族親は大学病院の勤務医で、父は歌手志望だった[11]。母方は医学関係者[11]。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
ゲーム
携帯コンテンツ
ラジオドラマデジタルコミック
吹き替え担当俳優映画
ドラマ
アニメ
特撮
ナレーション
テレビ番組※はインターネット配信。
映像商品
ラジオ※はインターネット配信。
ドラマCD
BLCD
ラジオ・トーク・朗読CD
その他コンテンツ
ディスコグラフィ→ELEKITER ROUND φでの活動については「ELEKITER ROUND 0」を参照
キャラクターソング
その他参加作品
作家小説
漫画原作
脚注注釈
シリーズ一覧
ユニットメンバー出典
関連項目外部リンク
|