『明石家紅白!』(あかしやこうはく)は、2016年からNHK総合テレビで放送されている音楽特別番組である。司会を務める明石家さんまの冠番組。正式な番組タイトルは『第○回明石家紅白!』。
概要
明石家さんまとしてはNHK初となる冠番組[1]。さんまは1985年前期の連続テレビ小説『澪つくし』に出演歴はあるものの、そこから2013年放送の特別番組『TV60 NHK×日テレ 60番勝負』にサプライズ出演するまでNHKとは疎遠となっており[注 2]、NHKの番組に本格的に出演する久々の番組ともなっている[3]。画面右上にタイトルロゴとその回の数字、ロゴの下に小さく「さんま×NHK」と記載されている。
フォーク、歌謡曲からアイドルまで、音楽通だと話すさんまが自分なりの『紅白歌合戦』を開催。「さんまが好きなアーティスト」「聴きたい歌」「会いたい話題の人」を紹介[3]、歌とトークで盛り上がる。番組の最後にはさんまが総評し、勝敗を決定する。これまでの勝敗は紅9勝、白5勝(第14回終了時点)。
スタジオセットは全出演者が座れるリビング風のセットとなっており、トークパートは出番前のアーティストが最前列にあるソファーでさんまとトークし、出番待ちのアーティストは後列で待機してさんまに随時話題を振られるというトーク番組の要素も併せ持っている。
第1回について
第1回の放送はさんまにとって久々のNHKへの本格的番組出演であったこと、放送日が「本家」である『第67回NHK紅白歌合戦』放送の約1か月前である2016年11月24日であったこと、さんまが2016年末での解散を発表したSMAPのメンバーと親交が深かったことなどから、スポーツ報知が「さんまが第67回NHK紅白歌合戦に応援ゲストとして出演濃厚」と報じる事態となった[4][5]。これについてさんまは、同年11月12日に自身が出演するMBSラジオ『ヤングタウン』で「マスコミが紅白濃厚か、って書いてたんですけども、司会なんてするわけもないし。(紅白出たら年末年始恒例の)オーストラリアも行かれへんし」「オレは紅白やらないからね」と明言する一方で、「もしやるとしたら、来年か、再来年か」「スタッフがかぶってるからな」と2017年以降の紅白歌合戦出演については完全否定しなかった[6]。
なお、第1回放送当日である2016年11月24日の放送時間前に『第67回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表されており[7]、本番組出演アーティストであるいきものがかりが紅組で9年連続出場[注 3]、欅坂46が紅組で初出場。ピコ太郎は企画枠で出演した。
第1回放送後と第2回以降
第1回放送から半年後、2017年6月10日 0時55分 - 3時(9日深夜)に『第1回明石家紅白!拡大版』として[8]、初回放送で放送時間の都合でカットしたトーク部分を加え、『第2回明石家紅白!』宣伝スポットと告知テロップを随時挿入し、再放送を行った。ピコ太郎らが『第67回NHK紅白歌合戦』に出演時の様子はVTR、いきものがかりが活動休止となっていることはナレーションで、初回放送時と再放送時で異なる部分も追加して放送。但し拡大版は第1回のみであり、第2回以降は放送されていない。
2017年6月26日、上記拡大版後、第2弾『第2回明石家紅白!』放送[8][9]。更に同年12月18日に、第3弾『第3回明石家紅白!』放送[10]。
2018年4月30日、第4弾『第4回明石家紅白!』(19:30 - 20:53)が放送[11]、過去最長となる83分で構成。同年2018年12月22日に、第5弾『第5回明石家紅白!』が放送(19:30 - 20:43)。
2019年6月15日に、第6弾『第6回明石家紅白!』が放送(19:30 - 20:43)[12][13]。同年2019年12月21日(19:30 - 20:43)に第7弾『第7回明石家紅白!』を放送[14][15]。この回は10月23日に渋谷・NHKホールで公開収録が行われた[16]。第1回に登場した、いきものがかりとLittle Glee Monsterが2度目の出演。
2020年6月22日には新型コロナウィルスの影響(感染拡大による外出自粛)により、初の特別編を放送。各ジャンルの大賞をさんま自身が決定。「明石家紅白!大賞」は、「小林幸子」が受賞(収録後に小林に大賞のトロフィーを贈呈)。同年12月19日に第8弾『第8回明石家紅白!』が放送(19:30 - 20:43)された[17]。第1回出演の欅坂46は今回出演前10月に櫻坂46に改名。本番組3組目となる2度目の出演を果たした。
2021年7月10日に第9弾『第9回明石家紅白!』が放送(19:30 - 20:43、北海道地域は後日放送)、同年12月18日に第10弾『第10回明石家紅白!』が放送(19:30 - 20:43)された。
放送データ
出演者
司会
ナレーター
出場歌手
2016年
第1回
出典[19]
2017年
第2回
出典[20]
- 山口百恵に多数の楽曲を提供した阿木燿子・宇崎竜童と、山口の実息である三浦祐太朗の3人が出演。
第3回
出典[21][22]
- さんまと大竹しのぶは、高橋優が作詞・作曲したオリジナル曲を披露した。
2018年
第4回
出典[23]
第5回
出典[24]
- 石川さゆりは、水野良樹(いきものがかり)とコラボを行った。
- Toshlは、さんまと約25年ぶりの共演を果たした。
- King & Princeは、放送当時パニック障害治療のため休養中だった岩橋玄樹も含めメンバー全員で出演(収録時点では公表・休養に入る前だったため)した。
2019年
第6回
出典[25][26]
- さんまと同年代である郷ひろみ(共に1955年生まれ)が久々の再会を果たす。郷が出演した1972年放送の大河ドラマ『新・平家物語』の映像などを紹介した。
- ゴールデンボンバーは大ヒット曲「女々しくて」でパフォーマンスを披露し、4人全員がパンツ一丁で白粉まみれとなった(本家紅白の発表会見用セットに似た紅白模様のセットが登場したが、紅白の水玉模様とともに本番組のロゴを使用)。
- SHISHAMOがこの日披露した「明日も」は、プロサッカーJリーグ・川崎フロンターレの応援歌として愛用されていることがVTRを交えて紹介された。
第7回
出典[27]
- 出演者全7組中、初出演は特別ゲスト枠を含む4組。
- 今回より特別ゲスト枠を新設、小林幸子とFoorinの2組が出演した[注 21]。
2020年
特別編
- 番組史上初となる「明石家紅白!大賞」を発表。過去7回の放送から、さんまが5部門から独断でNo.1を選定し、その中から大賞を決定。
- LiSAが歌手ゲストとして唯一出演、「紅蓮華」を熱唱した。
- 本来なら第8回を開催するところだが、新型コロナウイルスの影響によりこれまでと同様の収録が難しく、特別編として、趣向を変えて放送した。なお、CT-101スタジオで収録された。
- 「明石家紅白!大賞」を受賞した小林に後日、スタッフからトロフィーが届けられた。
第8回
出典[28]
2021年
第9回
第10回
2022年
第11回
第12回
2023年
第13回
- 新しい学校のリーダーズは、「アミダばばあの唄」の振り付けに挑戦した[32]。
第14回
- いきものがかりは、4年ぶりにさんまと共演した[33]。
2024年
第15回
スタッフ
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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