第75回NHK紅白歌合戦
『第75回NHK紅白歌合戦』(だい75かいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、2024年(令和6年)12月31日放送の通算75回目のNHK紅白歌合戦。
放送まで
日付はいずれも2024年。
- 9月18日
- NHKの定例会見で、開催日時とNHKホールでの開催を発表[1]。併せて、10月3日より観覧募集を開始すると発表[1]。
- 10月11日
- 司会者が発表された。また、本年のテーマが『あなたへの歌』に決定したことも発表された[2][3]。
- 11月19日
- 出場歌手が発表された[4]。併せて氷川きよしが特別企画で出場することも発表された[5]。
- 12月6日
- キービジュアルが公開された[6]。
- 関連番組の放送が決定し、放送日が発表された[6]。
- 12月12日
- 坂本冬美が石川県輪島市から中継で「能登はいらんかいね」を披露することが発表された[7]。
- 12月13日
- 紅組歌手としてこの年活動を再開した西野カナの追加出場を発表[8]。あわせてラジオ司会と恒例企画となっている副音声の「紅白ウラトークチャンネル」の出演者も発表された。
- 12月18日
- ゲスト審査員及び審査方法(後述)が発表された[9]。
- 12月19日
- 特別企画として、玉置浩二が出場することが発表され、あわせて「悲しみにさよなら」を歌唱することも発表された[10]。
- 12月20日
- 特別企画として、米津玄師が出場することが発表された[11]。
- 12月21日
- 特別企画として、『追悼 西田敏行さん』を行うことが発表され、合わせて同企画に竹下景子・武田鉄矢・田中健・松崎しげるが出演し、『もしもピアノが弾けたなら』を歌唱することも発表した[12]。
出場歌手
特別企画、 初出場、 返り咲き。曲目は一部を除き、曲順は未定。
脚注
- ^ 過去に紅組の「特別応援ゲスト」として1回出演。
- ^ 過去2回は白組から出場。
- ^ 欅坂46時代に過去4回出場、通算8回目。
- ^ 過去に東京事変として2回出場、通算11回目。
- ^ ペドロ&カプリシャス時代に過去1回出場、通算7回目。
- ^ 過去に所属していたKing & Princeとして5回出場、通算6回目。
- ^ メンバーのうち日本出身のMINA・SANA・MOMOはMISAMOとして前回出場。
- ^ 過去にかぐや姫として1回出場、通算7回目。
- ^ メンバーのSAKURAは過去にHKT48として1回、AKB48として3回出場、通算7回目。
- ^ 過去にソロで2回(白組1回、特別企画1回)、安全地帯として2回(白組1回、特別企画1回)出場。通算5回目。
- ^ 過去に白組歌手として22回、特別企画で1回出場。
- ^ 過去に白組歌手として1回出場。
- ^ 武田鉄矢は過去に白組歌手としてソロで1回、海援隊として4回出場、通算6回目。松崎しげるは過去に白組歌手として1回出場、通算2回目。
選考を巡って
今回の選考にあたっては、「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点の要素を中心に行なっており、「今年の活躍」ではCD・DVD・Blu-rayの売り上げ、インターネットでのダウンロード・ストリーミング・ミュージックビデオの再生回数・SNS等についての調査、有線・カラオケのリクエスト等についての調査、ライブやコンサートの実績を参考にしている。「世論の支持」については、7歳以上の全国2015人を対象にNHKが行った「ランダムデジットダイヤリング」方式による世論調査[注 1]と、7歳以上の全国8000人を対象にNHKが行ったウェブアンケート調査[注 2]の結果を参考にしている[13]。
- 初出場は紅組3組、白組7組の計10組[14]。返り咲きは12組。
- 返り咲きのうち、この年活動を再開した氷川きよしは2年ぶりの出場で、今回も紅白の枠を超えた特別企画での出場となる[26]。また、米津玄師はこの年放送の連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌「さよーならまたいつか!」を担当し、特別企画で6年ぶりの出場が実現した[27]。特別企画以外では、この年デビュー50周年のTHE ALFEEが最長ブランク記録となる41年ぶりに出場するのを始め[28]、デビュー30周年のGLAYが25年ぶり、イルカが32年ぶり、髙橋真梨子が7年ぶりと、今回長期ブランクを経ての復活出場が多数見られたが、局関係者によれば前回視聴率が過去最低を記録したことから、「テレビを中心的に見る中高年にアピールできるような素晴らしい歌を届けられる歌手の皆さんの出場となった」としている[29][30]。
- 75歳の高橋真梨子と、出場時に74歳となるイルカ、70歳の天童よしみは紅組歌手では史上初の70代での出場となった。高橋の出場は紅組での最年長出場記録となった[31]。
- 前回の出場歌手より不選出となったのは紅組10組、白組13組、特別企画7組の計30組[32]。
- 旧ジャニーズ事務所のSMILE-UP.からマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTに所属するアーティストは前回に続き不選出。創業者ジャニー喜多川の性加害問題に関する被害者補償に進展があったとして、NHKは11月に所属タレントの番組起用再開を発表したが、NHK側から複数のグループにオファーがあったものの、STARTO社側が総合的に判断した結果、出場が見送られた[34]。制作統括・チーフプロデューサーの大塚信広は取材に対し「過程についてはお答えできない」とした上で、今後の追加出場の可能性や交渉の予定はないと断言している[35]。
司会者
審査方法
今回の審査方法は前回(第74回)と同じく以下の3つで構成されており、各投票の多い組に1ポイント与えられ、3ポイント中2ポイント取った組が優勝となる[36]。
- 8人のゲスト審査員による投票
- 会場観覧者による投票
- 視聴者による番組連動データ放送を使用した投票
- 前回と同様に総合テレビ・BSプレミアム4K・BS8Kの視聴者(NHKプラスとワンセグでの投票は不可)を対象に行い、視聴開始で1票、その後5分連続視聴を10回繰り返すことで票が増え(テレビ1台につき最大5票)、全対戦終了後に投票する。紅白それぞれに手持ちの票を分割して投票することも可能。
ただしゲスト審査員は前回同様8人と引き続き偶数であるため、4対4で分かれた上で会場投票と視聴者投票もそれぞれ各組にポイントが与えられた場合、番組史上初の引き分け(ドロー・両組同時優勝)の可能性もありえる。
ゲスト出演者
ゲスト審査員
その他の番組担当者
脚注
注釈
- ^ 質問は、「紅白に出場してほしい歌手男女各3組」。
- ^ 質問は、「紅白に出場してほしい歌手男女各3組以上10組まで」。
- ^ カウントダウンライブ優先のため「辞退した」と報じられた[33]。
- ^ 今回はTWICEとして出場。
- ^ メンバーの内村光良はゲスト審査員として出演。
- ^ 鈴木は2006年・第57回にて中継を、2023年・第74回にて「紅白ウラトークチャンネル」をそれぞれ担当した経験あり。
出典
- ^ a b “NHK、紅白歌合戦開催発表 メディア総局長「今年も希望あふれる紅白を届けたい」”. サンスポ (2024年9月18日). 2024年9月23日閲覧。
- ^ 司会|第75回NHK紅白歌合戦,NHK,2024年10月11日
- ^ a b NHK紅白歌合戦、司会者に有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサー 朝ドラの前期後期主人公の司会は初,ORICON NEWS,2024年10月11日
- ^
【出場歌手一覧!】<2024年>『第75回NHK紅白歌合戦』出場歌手発表 Number_i、こっちのけんとら初出場,クランクイン
2024年11月19日
- ^
【紅白】氷川きよし、2年ぶりの大舞台復活 紅組、白組の枠超え「これからの人生の生きる力をお送りする」,goo ニュース,2024年11月19日
- ^ a b “「第75回NHK紅白歌合戦」キービジュアルお披露目 関連番組情報も一挙公開”. モデルプレス (2024年12月6日). 2024年12月6日閲覧。
- ^ “坂本冬美、紅白は能登・輪島で生歌唱 復興への願い込め…34年ぶり「能登はいらんかいね」披露”. スポーツニッポン (2024年12月12日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ 西野カナ、6年ぶり「紅白」出場決定! 結婚・出産経て…活動再開後初パフォーマンス「とても嬉しい」,スポーツニッポン,2024年12月13日
- ^ NHK紅白歌合戦:ゲスト審査員に「名探偵コナン」の青山剛昌 内村光良、横浜流星、堀米雄斗選手ら8人,まんたんウェブ,2024年12月18日
- ^ [https://www.nhk.or.jp/kouhaku/topics75/topics_241219-01.html 玉置浩二が特別企画で出場決定!
世界平和を祈って39年ぶりに「悲しみにさよなら」を歌う],NHK,2024年12月19日
- ^ “【紅白】米津玄師が特別企画で出場、NHK発表”. 読売新聞 (2024年12月20日). 2024年12月20日閲覧。
- ^ “【紅白】西田敏行さんを追悼 竹下景子・武田鉄矢・田中健・松崎しげるが「もしもピアノが弾けたなら」を歌い継ぐ”. スポーツ報知 (2024年12月21日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ “【紅白】NHK『紅白歌合戦』“出演者選考”を公表「『今年の活躍』『世論の支持』『番組の企画・演出』を総合的に判断」”. ORICON NEWS (2024年11月19日). 2024年11月19日閲覧。
- ^ 【紅白】出場歌手決定 初出場はNumber_i、こっちのけんと、ME:I、ILLITら【出場歌手一覧】,ORICON NEWS,2024年11月19日
- ^ 【紅白歌合戦】韓国の女性5人組ILLITが初出場「Magnetic」が再生4億回突破と話題,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ 紅白初出場「tuki.」とは? 中学3年生で発表した「晩餐歌」爆発的ヒット 史上最年少1億回再生,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 女性11人組「ME:I」紅白初出場へ 結成わずか1年!期待の“視聴率女王”「若い世代をターゲットに」,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 「Omoinotake」悲願の紅白初出場 「幾億光年」大ヒット「大きな目標の大きな一歩を」,スポーツニッポン
- ^ 「Creepy Nuts」紅白初出場!「歴史ある舞台…光栄」 「Bling…」が世界的大ヒット,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 紅白発表 こっちのけんと初出場 5年前出場の兄・菅田将暉に続き夢舞台へ,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 【紅白歌合戦】Da-iCE初出場「I wonder」ヒット「楽しくパフォーマンスして…」,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ TOMORROW X TOGETHER紅白初出場内定 KPOP史上最速4大ドームツアー完走,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ 法人としては、「SMILE-UP.」。
- ^ 【紅白歌合戦】Number_i初出場 神宮寺勇太「最高のパフォーマンスをみなさんにお届け」,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ 若手演歌界のホープ・新浜レオン、紅白歌合戦初出場が内定 NHK関係者「今年は抜群の実績がある」,スポーツ報知,2024年11月19日
- ^ 氷川きよし 2年ぶり紅白出場決定 紅白の枠超えた特別企画 「人生の生きる力を少しでもお送りすることができたら」,デイリースポーツ,2024年11月19日
- ^ Inc, Natasha. “米津玄師「NHK紅白歌合戦」6年ぶり出場決定、「虎に翼」主題歌担当が話題に(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2024年12月22日閲覧。
- ^ 83年以来2度目の紅白「THE ALFEE」 41年ぶりは最長ブランク 選出理由は?CPが語る狙い,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 紅白発表 局関係者「昨年の過去最低視聴率で」復活組多数の理由 THE ALFEE、GLAY、イルカ…,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 【紅白歌合戦】50周年アルフィー41年ぶり、イルカは32年ぶり…〝復活出場〟相次ぐ,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ 紅白歌合戦出場メンバー発表 高橋真梨子と南こうせつが75歳で最年長、イルカは73歳,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 【紅白歌合戦】YOASOBI、ゆず、Perfume…昨年出場者で今年発表になかった主な歌手,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ “【結成25周年も名前なし】Perfume『紅白』連続出場が途切れた背景に「ファンのため」3人で決めた“出場辞退””. FLASH (2024年11月21日). 2024年11月21日閲覧。
- ^ 【紅白歌合戦】STARTO社所属アーティスト出場は2年連続でゼロに,日刊スポーツ,2024年11月19日
- ^ 紅白 NHK制作統括語る STARTO社所属タレント名前なし 今後追加出演の可能性「ない」交渉は…,スポーツニッポン,2024年11月19日
- ^ 審査方法,第75回NHK紅白歌合戦,2024年12月18日
- ^ 1人目は西田敏行、2人目は松本潤(嵐)。
関連項目
外部リンク
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