JUJU
人物広島県庄原市で生まれ、12歳でジャズシンガーを志し、18歳で単身渡米する。ジャズ、R&B、ヒップホップ、ソウルなどニューヨークの音楽から独自性を磨く。ストリートの活動が噂となり、日本でデビューのオファーを受けるが、自らの音楽性を追求するためニューヨークで活動を2年余継続する。2004年にシングル「光の中へ」でメジャーデビューする[5]。 トーク力、女性を対象とした作品、商品とタイアップやコラボレーション、独自ブランド運営でスタイリッシュイメージ、など20から30代の女性を中心に高く支持を受ける[6]。 J-POPファンから好まれるバラードだけでなく、ジャズからヒップホップ、ハウス、ソウル、R&B、EDM、歌謡スタイルなどまで幅広い音楽性を持ち、ほかのアーティストとのコラボも盛んに行っている[7][6][8][9]。特にジャズへの思い入れは強く、ジャズシンガーへ憧れを抱き、「JAZZは人生の教科書」と語っている[10]。ポップスと並行してジャズをテーマにした活動も継続している[11]。 尊敬する歌手はサラ・ヴォーン、元ディー・ライトのレディ・ミス・キアー、そしてキャロン・ウィーラーの3人で、冗談交じりで「機会があったら彼女たちと声帯を取り替えたい」と話すほど[5][12][13][14]。 好きな日本人アーティストは松任谷由実で、本人曰く「マニアって言っていいくらい大好き」[15]。「日本の音楽といえばユーミン」とも語っている。その後、プライベートでも交流を持つようになった[16]。また、サザンオールスターズのファンでもあり『ミュージックステーション』出演時に司会のタモリにそのことを聞かれた際には「子どもの頃から大好きで、大人な人たちっていう感じでしたね」と語っている[17]。 芸名の由来は、ウェイン・ショーターのアルバム『JuJu』から[5][18]。2000年、翌日までにシンガー名を決めなくてはいけない時にニューヨークの路上で売られていたカセットテープの中に当時将来への不安を紛らわすために精神安定剤代わりに聴いていた『JuJu』を見つけ、天の声だと思ってそれにあやかることにした[5][9][12][19]。 本名は一応非公表ということになっているが、いくつかのテレビ番組[20][21][22]に出演した際に、名字は「園田」で名前は「淳」(読みは「ジュン」)であることを明かしている[要出典]。また生年も同様に非公表で、テレビ番組[23]などでは「永遠の100歳」を自称する[注 1]が、こちらも自身のテレビ番組中での発言により1976年生まれであることが判明している[3][4][22]。 デビュー後に出したシングル2枚が全く売れず、契約でももめて歌手生命が終わりそうだった2005年、制作チームに入っていた音楽プロデューサーの川口大輔[注 2]にそれまでの歌い方を否定される。当時のJUJUは子音を立てたりアドリブを入れたり強いビブラートをかけたりというジャズなどの影響を受けたクセのある歌い方であったが、川口に邦楽だとそれでは日本語が濁って届かないので、はっきりと発音するよう指導された。シンガーとしての経歴を全て否定されたような気分になったが、アドバイス通りに歌ったテイクをそれまでのものと聞き比べた結果、川口の指摘が的確であったと納得した。これを機に自らを顧みたところ、ジャズ以外の音楽も好きな自分は色々なジャンルの曲を歌う歌手になりたいのだと思い、「ジャズシンガーになりたい」という拘りを一旦封印することにした。以後、日本語を大切にする歌い方に変えたところ、3rdシングル「奇跡を望むなら...」がヒットした[7][14][19][25]。 2011年、ジャズの名門ブルーノート東京で初めて念願のジャズスタイルでのライブを行い、初のジャズ・カバーアルバムをリリースをした際には、歌い方を以前のものに戻した[10][14][25]。 来歴幼少期、歌ったり踊ったりするのが好きな大人たちに囲まれて育つ。叔父は演歌、叔母はジャズやシャンソンやムード歌謡、その下の叔母はイタリアンな音楽、母はディスコミュージックという具合に、皆それぞれが好きな音楽を勝手に聴いている環境だったことがその後のJUJUに大きな影響を与える。初めて人前で歌ったのは4歳の時、曲は細川たかしの「北酒場」で、これをきっかけに歌手を目指すことになった[7][14][15]。 小学校6年の12歳のときに空前のイタロ・ハウスブームがあり、クラブ・ミュージックに傾倒する。高校生の時にはハウスとヒップホップに夢中になり、自らDJなどの音楽活動を始める[7][14]。 18歳の時に観光で訪れたニューヨークを好きになる。半年後、大学に進学する代わりに渡米を希望し、叶えてもらう[5][13]。 ニューヨーク仕込みの洗練された歌唱スタイルが話題を呼び、国内のほぼすべてのレコード会社からデビューのオファーを受ける[6]。また現地で出会った作家のE-3やDJ HIROnycらと制作した音楽作品が日本で評判を呼び、デビュー前には映画『凶気の桜』の主題歌制作に協力する。 2003年、SMEJとアルバムを7枚出すという契約を結ぶ[9]。 2004年、シングル「光の中へ」でメジャー・デビュー。しかし、売上は伸びず、以降の2年間は全てパッケージ作品のリリースを凍結[6][13]。後にこの2年間を「出し続けて消費されるのが嫌だったんですね。アマチュアの世界ではうまい人が偉いけど、プロの世界では売れている人が偉い。じゃあ売れる音楽ってなんだろうって、ずっと模索し続けた2年間だった」と振り返っている[13]。 2006年11月、「これがダメだったらもう後はない」と本人もスタッフも一致団結して背水の陣で制作・リリースした3rdシングル「奇跡を望むなら...」がUSEN総合チャートに22週連続チャートイン、2007年USEN年間総合チャート1位を記録するヒットとなった[6][13][26]。 2008年4月から、12ヶ月連続のマンスリー・カバー・ライブ「ジュジュ苑」をスタート[27]。同年10月10日、ニューヨークで凱旋ライブ「JUJU苑 in NY」を開催。また日本記念日協会により、「JUJU(ジュジュ)=10(ジュウ)月10(ジュウ)日」にちなんで10月10日が「JUJUの日」として正式認定された[28]。以後、この日にライブを行うのが毎年の恒例となる。 2009年、シングル「明日がくるなら」が映画『余命1ヶ月の花嫁』の主題歌に起用され、同年、年間配信チャート1位を記録、配信累計300万ダウンロードを突破した。 2010年、カバー・アルバム『Request』をリリース、女性シンガーのカバー・アルバムとしては史上初のオリコン2週連続1位を記録[27]。 2011年10月10日、ジャズの聖地・ブルーノート東京にて初のジャズライブ『JUJUの日SPECIAL LIVE in BLUE NOTE TOKYO』を開催。同年11月30日、初のジャズアルバム『DELICIOUS』をリリース、ジャズアルバム史上初のオリコンランキングTOP5入りを達成、異例のロングセールスを記録した[29]。 2012年5月、ニューヨークにて日本人女性アーティストとしては初めて伝統のアコースティックライヴ「MTV Unplugged」に出演[30]。同年10月10日より、毎年恒例のカバー・ライブ・イベント「ジュジュ苑」を初の全国ツアー「ジュジュ苑 全国ツアー 2012」という形で実施。また同ライブは自身初となる日本武道館での公演となる[31]。 2013年2月より全国ツアーを開催、12万人を動員した。同年7月、32年ぶりのクインシー・ジョーンズ来日公演のトリビュート・パートに出演。同年8月からジャズ・ツアーを開催。同年10月、日本フィルハーモニー交響楽団と共に東名阪全6公演を開催。 2014年4月、デビュー10周年を記念して全42公演10万人動員の全国ホールツアーを開催。同年10月10日、カバー・ライブ・イベント「ジュジュ苑」を自身初となるさいたまスーパーアリーナ単独公演で開催[27]。 2020年12月31日、『第71回NHK紅白歌合戦』に初出場[32]。 2023年12月31日、『第74回NHK紅白歌合戦』に3年ぶり2回目の出場。 エピソード2003年頃までは喫煙者であったが、楽曲の多くを手がけるプロデューサーおよび所属レコード会社のスタッフから「今後は禁煙しなければ契約を打ち切る」と指摘され禁煙トレーニングを行い、同年12月31日付で禁煙した。禁煙後の2004年以降は声域が2オクターブほど違い、声も綺麗になっている[33]。 好きなお酒はスコッチ・ウイスキー。好きな食べ物は唐揚げ。趣味は読書とハイヒールを集めること。「笑点」の大ファンで、好きなメンバーは三遊亭小遊三[34]。髪のウェーヴはパーマではなく、地毛(天然パーマ)と発言している。初めて買ったCDは、スウィング・アウト・シスターのアルバム『ベター・トゥ・トラベル』[13]。 2016年11月5日放送の『ミュージックフェア』(フジテレビ)で、「これまでに3回結婚を考えたことがある」と発言[35]。 三浦春馬の死について
ディスコグラフィ
シングルCDシングル
配信限定シングル
アルバム特記事項
オリジナル・アルバム
カバー・アルバム
ジャズ・アルバム
ライブ・アルバム
ベスト・アルバム
その他のアルバム
アナログ盤
映像作品
参加作品
タイアップ
出演テレビ音楽番組音楽特番
NHK紅白歌合戦出場歴
ドラマ
ドキュメンタリー番組
CMラジオ
ライブ
NEW PONTA BOX
「Open Your Heart 〜素顔のままで〜」Release Special Showcase
JUJU autumn premium live 「lush life」
「Wonderful Life」発売記念ライブ
Wonderful Life TOUR
カヴァーライブ「ジュジュ苑」
SAPPORO CITY JAZZ 2008 相愛土地グループ プレゼンツ FM NORTH WAVE 「JUJU」SPECIAL LIVE "My Life"
JUJU クリスマスライブ
「素直になれたら/I can be free」リリース記念スペシャルライブ
MTV meetalk with NEW NISSAN cube JUJU バレンタイン・ライブ&トークイベント
ジュジュ苑 SPECIAL DUET EDITION with JAY'ED
JUJU Live 2009 〜What's Love?〜
M-ON!Presents THE BASIC'S Special Live -Christmas Songs- ジュジュ苑×MUSIC ON!TV
JUJU「PRESENT」Premium Live
SPACE SHOWER TV Valentine Night 〜Chocolat〜
JUJU Live Tour 2010
JUJU 10.10.10 Special Live Request
JUJU Special Live ジュジュ苑2011
JUJU Live Tour 2011 YOU
JUJU ジュジュ苑全国ツアー 2012
JUJU BEST STORY HALL TOUR 2013
JUJU BEST STORY ARENA TOUR 2013
Quincy Jones The 80th Celebration Live in JAPAN
JUJU JAZZ TOUR 2013 〜2nd Dish〜
めざましライブ 2013
めざましLIVE ISLAND TOUR 2013 in 沖縄
DENKA presents J-WAVE 25th ANNIVERSARY "OZ+3+1" SPECIAL LIVE @25th Blue Note Tokyo Anniversary
JUJU PREMIUM CLASSIC CONCERT 2013
めざましLIVE ISLAND TOUR 2013 FINAL in 日本武道館
SAPPORO CITY JAZZ IN TOKYO
Livejack Special III Stories-Songs make you smile-
Family Mart Presents MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE 2013
J-WAVE CHRISTMAS LIVE@TOKYO CITY VIEW
TOKYO PIANO JAMBOREE
JUJU 10th Anniversary Act#01 JUJU HALL TOUR 2014 〜DOOR〜
お台場新大陸 めざましライブ
JUJU 10th Anniversary Act#02 JUJU JAZZ LIVE 2014 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY
SAPPORO CITY JAZZ
JUJU 10th Anniversary Act#03 JUJU SUPER LIVE 2014 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-
DENKA presents J-WAVE LIVE〜AUTUMN
アメリカン・エキスプレス 百貨店ギフトカード presents MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE 2014
Synapples 2.0 ~no border between sounds~ Produced by agehasprings
TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART LIVE 2015
JUJU 10th Anniversary Act#06 JUJU ARENA TOUR 2015 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-
JUJU JAZZ LIVE 2015 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY
第21回 東京ガールズコレクション2015 AUTUMN/WINTER
JUJU Official fan club JUJU FAM会員限定ライブ「JUJU FAM LIVE / FAMILY AFFAIR」
JUJU HALL TOUR 2016 -WHAT YOU WANT-
JUJU JAZZ LIVE 2016 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY
-ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU
武部聡志 Original Award Show ~Happy 60~
美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート
-ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU アリーナツアー 2017 supported by 第一興商
JUJU JAZZ LIVE 2017
※イベントのヘッドライナーに決定していた“ドナルド・フェイゲン&ザ・ ナイトフライヤーズ”のドナルド・フェイゲンが、急病のため来日および出演キャンセルをした為である[47]。
JUJU BIG BAND JAZZ LIVE “So Delicious, So Good”
JUJU HALL TOUR 2018「I」
JUJU JAZZ LIVE 2018@ BLUE NOTE TOKYO
-JUJU 15th ANNIVERSARY- JUJU TOUR 2018「I」
脚注注釈
出典
外部リンク
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