『滅相も無い』(めっそうもない)は、毎日放送の「ドラマイズム」枠にて、2024年4月17日(16日深夜)から6月5日(4日深夜)まで放送されたテレビドラマ[1]。脚本・監督は加藤拓也、出演は中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、堤真一[1]。
巨大な「穴」が突然現れた日本を舞台に、穴を神と信仰する教祖とその信者となった8人の男女があるリゾート施設に集まり、穴に入る前にお互いの人生を語り合う姿を描く[2]。演劇と映像の手法を組み合わせて作り上げたSFヒューマンドラマ[1]。
あらすじ
ある日、日本に突然7つの巨大な「穴」が都会の真ん中に現れ、人々を混乱に陥れる。政府により、立ち入り制限が設けられて3年余りの間さまざまな調査が行われた。
しかし、穴の正体は不明のまま調査は打ち切られ、立ち入り制限は解除された。その間、穴に入った者も大勢いたが、帰ってきた者は1人もいない。
やがて、“穴”の教祖小澤が現れ、「穴の中には救済がある」と説き、穴を神と崇め始める。小澤のもとに怒れない川端たち8人が集まってきて信者となり、リゾート施設に集まる。
川端たちは順番に穴に入ろうとするが、小澤が話すルールでは、穴に入る前に「なぜ入ろうと思ったか」を話し、記録しなければならないという。そして入る予定が一番早い川端から話すことになり、思い出す菅谷が記録し、他の6人は川端の話に耳を傾けていく。
キャスト
主要人物
- 怒れない川端〈20代〉
- 演 - 中川大志[1][3]
- 幼い頃から怒り方が分からない大学生の男性。教祖・小澤に怒り方をアドバイスしてもらう。
- 思い出す菅谷〈30代〉
- 演 - 染谷将太[1][3]
- 小学生の頃の初恋の女性と何度か偶然の再会をする男性。
- 田舎暮らしの松岡〈20代〉
- 演 - 上白石萌歌[1][3]
- バイト先のオルゴール記念館で不思議な体験をする女性。
- 帰国生の青山〈21〉
- 演 - 森田想[1][3]
- イギリスで生まれ育った女性。両親は日本人。バレエを習っていたが辞めさせられている。
- 取り返しがつかない渡邊〈54〉
- 演 - 古舘寛治[1][3]
- 司法試験に連続で不合格の男性。家族から借金している。
- 起業家の真吾〈40代〉
- 演 - 平原テツ[1][3]
- SNSビジネスで成功も、大手ホテルから不当な扱いを受ける。
- 好奇心の井口〈50代〉
- 演 - 中嶋朋子[1][3]
- 高校時代に交際した同級生が行方不明となり、連絡がつかない女性。
- 夢うつつの岡本〈30代〉
- 演 - 窪田正孝[1][3]
- 小学生の時に祖母の家で夢と現(うつつ)の境が分からなくなる体験をする男性。
- “穴”の教祖小澤
- 演 - 堤真一[1][4]
- 「穴の中には救済がある」と説き穴を神と信仰する団体の教祖。
語り手の人生にまつわる登場人物
- 以上6名のキャストで両親や友人など約150の役をこなす。スタジオキャスト。
美術
- ドラマ内の背景の「美術」として本人役で出演し、キャストの芝居に合わせた音楽を奏でる。
スタッフ
放送日程
話数 |
放送日 |
サブタイトル
|
Chapter I |
4月17日 |
川端
|
Chapter Ⅱ |
4月24日 |
菅谷
|
Chapter Ⅲ |
5月01日 |
松岡
|
Chapter Ⅳ |
5月08日 |
青山
|
Chapter V |
5月15日 |
渡邊
|
Chapter Ⅵ |
5月22日 |
SHINGO
|
Chapter Ⅶ |
5月29日 |
井口
|
Chapter Ⅷ |
6月05日 |
岡本
|
放送局
ネット配信
脚注
注釈
出典
外部リンク