鳥取空港(とっとりくうこう、英: Tottori Airport)は、鳥取県鳥取市にある空港である。空港法に基づく地方管理空港で、鳥取県が設置・管理する。愛称は鳥取砂丘コナン空港(とっとりさきゅうコナンくうこう、英: Tottori Sand Dunes Conan Airport)[4][6]。
概要
鳥取市中心部から北西約7 kmの日本海、千代川、湖山池に囲まれた砂丘地帯に位置し[1]、主に鳥取県の東部の空運を担っている。空港法に基づく地方管理空港に区分され、鳥取県が設置・管理。定期旅客便は、国内線のみが発着する。
1957年に市営鳥取飛行場が開設されたが、1964年に廃止。その北側に新たに空港が整備され、1967年に鳥取空港[8]として供用を開始した。開港当初、滑走路は長さ1,200メートルだったが三回にわたり延長され、1990年に2,000メートルとなり、同年から国際チャーター便が就航するようになった。2015年から、空港の知名度向上をめざして、鳥取県の観光地・鳥取砂丘と、鳥取県出身の漫画家・青山剛昌の漫画作品「名探偵コナン」にちなみ、鳥取砂丘コナン空港の愛称が使用されている[9]。
滑走路は1本で、長さは2,000メートル。平行誘導路はなく、ターニングパッドが設けられている。その南側にターミナルビル、貨物ビル、管制ビルなどが位置する。ターミナルビルは隣接して2棟あり、1棟は国内線用の「旅客ターミナルビル」、もう1棟は「鳥取空港国際会館」と呼ばれる建物で、国際線ターミナルの機能と国際交流の場としての機能とを兼ねている。ボーディング・ブリッジは、ターミナルビルと鳥取空港国際会館にそれぞれ1基ずつ、計2基が配置されている。エプロンは、ターミナルビルに面して中型ジェット機用3バース、小型機用8バースがあるほか、東側にヘリコプター用2バースが設けられている[2]。旅客ターミナルビルの運営・管理は、県や鳥取市、全日空、日ノ丸自動車などが出資する鳥取空港ビル株式会社が行っている。
2017年12月28日、県は空港運営とそれに付随する事業を、民間事業者にコンセッション方式で行わせる特定運営事業の実施方針を公表。当初から鳥取空港ビル株式会社を指名して事業者の選定が行われ、2018年3月23日に同社を運営事業権者に決定。同年4月20日に実施契約を締結。2018年7月から2024年3月まで、鳥取空港ビル株式会社が空港の運営を行う[10]。
統計
利用者数
元のウィキデータクエリを参照してください.
2016年度の年間利用客数は37万4,168人(国内線37万3,524人、国際線644人)[11]で、着陸回数は日本の空港で第57位、旅客数は第46位となっている[12]。
また県内には同じように漫画から愛称の制定されている米子鬼太郎空港がある。
沿革
鳥取飛行場
現・鳥取空港
施設
国内線ターミナル
- 1階
- 案内カウンター
- 航空会社カウンター
- 到着ロビー
- 手荷物受取所
- 鳥取警察署 鳥取空港警備派出所
- 売店
- ローソン銀行 ATM
- 空港ビル事務所
- レンタカーカウンター
- バス・タクシーターミナル
- 2階
- 出発ロビー
- 所持品検査場
- カフェ・売店
- 鳥取県 鳥取空港管理事務所
- 3階
国際線ターミナル
- 1階
- 到着ロビー
- 手荷物受取所
- センタープラザ
- 鳥取県国際交流センター
- 2階
- 3階
拠点設置機関
次の機関が施設を設置するなどして、拠点として利用している。
就航路線
アクセス
鉄道
バス
脚注
外部リンク
空港情報 (ICAO:RJOR · IATA:TTJ) |
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場外離着陸場など | |
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- ▲印は供用廃止となった空港・ヘリポート。+印は定期便が就航していない空港等(無期限運休中・供用休止中を含む)
C印は関税法上の税関空港、I印は入管法上の出入国港、Q印は検疫法上の検疫飛行場
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