3000メートル(英語: 3000 metres)は、3000メートルを走るタイムを競う陸上競技のトラック種目である。
概要
本種目は基本的に中距離種目に分類されるが、高校生の大会や女子の場合、この種目を長距離種目として扱うこともある。競技会や関係者の間では3000m(3000メートル)や3000と略される場合がほとんどである。
競技場のトラックを7周と200m(7周と2分の1)走るため、スタート位置はバックストレートの終わり付近となる。比較的距離の長い種目なので、全国未満の大会では予選・決勝とラウンドを分けずに複数の組をタイムで比較して順位付けされる場合(タイムレース決勝)が多い。1組あたりの出場人数が多い場合はスタート後の混雑を避けるため、コースを4レーンより内側と5レーンより外側に分けて全体の約3分の1を外側前寄りからスタートさせてコーナーの出口で合流させる、二段階スタートという方法が取られる。なお、陸上競技においては3000mと3 kmは別物(前者はトラックレース、後者はロードレース)であり、年間ランキングなどでも別々に集計される。
女子はアムステルダムオリンピックの800mでゴール後に選手が続々と倒れこんだことから(人見絹枝のエピソードの項を参照)、日本でも公式記録の公認は1975年と遅かった[1]。中学生男子や高校生女子の全国大会では最長距離種目として実施されるが、世界選手権や日本選手権で現在実施されることはない(かつては女子のみおこなわれていた)。一方、日本では中学駅伝の大半と高校駅伝の一部区間など駅伝競走で主に適用されている距離であるため、それらを見据えた記録会などでこの種目に積極的に取り組む選手も多くいる。
女子の世界歴代3傑及びアジア歴代5傑の記録は1993年9月12日に行われた中華人民共和国全国運動会の予選及び13日に行われた決勝での記録であり、いわゆる馬軍団の選手達である。この5選手は同大会の直前に行われた1993年世界陸上競技選手権大会にも出場しており、8月16日に行われた決勝では3人が上位を独占していた。また、10000mに出場し優勝した選手もいた。
世界歴代10傑
エリア記録
U20世界歴代10傑
U18世界最高記録
アジア歴代10傑
※記録を出した当時はソビエト連邦
U20アジア歴代10傑
U18アジア最高記録
日本歴代10傑
日本学生歴代10傑
※田中希実、小林祐梨子は日本学連に登録しておらず、公式の日本学生記録ではない。
日本人学生歴代10傑
U20日本歴代10傑
U18日本最高記録
高校歴代10傑
高校生に関する各種記録
- 2002年より日本国籍のない高校生の記録は日本高校国内国際記録とされた。
中学歴代10傑
中学生に関する各種記録
脚注
関連項目
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ロードレース |
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オフロードレース | |
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※太字はオリンピック・パラリンピック・世界選手権大会実施種目、斜字は性別を限定する実施種目 |