化学元素発見の年表(かがくげんそはっけんのねんぴょう)は、元素を発見順に並べた年表である。
いくつかの元素は先史時代からすでに知られており、それについては正確な発見の年は不明であるが、その他の歴史時代以降に発見された元素の多くは、発見された年が歴史に記録されている。
古代
- 人類は紀元前3,000年から4,000年頃には隕鉄から鉄器を製造していたようだが、製鉄技術は紀元前1500年頃のヒッタイト王国(ハッティ)に興った。
9世紀
年表:9世紀
13世紀
年表:13世紀
15世紀
年表:15世紀
17世紀
年表:17世紀
18世紀
年表:18世紀
- コバルトの語源はドイツ語のKobold(コボルトという精霊)に由来。
- プラチナの語源はスペイン語plata(銀)に縮小辞-inaを接尾したplatina(小さい銀)に由来。
- Hydrogenの語はギリシャ語のὕδωρ(hýdōr、水)とγεννάω(gennáō、生む)に由来。
- Telluriumの語はラテン語の単語tellus(地球)に由来。
- Yttriumの語はイッテルビー(スウェーデンにある村名)に由来。
19世紀
年表:19世紀
- Heliumの語はギリシャ語のἥλιος(hḗlios、日)に由来。
- Ytterbiumの語はYtterby(スウェーデンにある町名)に由来。
- 1879年
- 1880年 - ガドリニウムはジャン・マリニャック(スイス)により発見。
- 1885年
- プラセオジムはギリシャ語のπράσιος(prásios、ネギ色の)とdydym(ジジム:発見された鉱石名、その語源はギリシャ語δίδυμος(dídymos、二重の))から。
- ネオジムはカール・ヴェルスバッハ(オーストリア)により発見。
- ネオジムはギリシャ語のνέος(néos、新しい)とdydym(ジジム、発見された鉱石名)から。
- 1886年
- fluorineの語はラテン語のfluor(流れ)に由来。
- Dysprosiumの語はギリシャ語のδυσπρόσιτος(dysprósitos、近付きがたい)に由来。
- 1894年 - アルゴンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
- Argonの語はギリシャ語のἀργός(ārgós、働かない)に由来。
- 1898年
- ネオンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
- neonの語はギリシャ語のνέος(néos、新しい)に由来。
- クリプトンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
- Kryptonの語はギリシャ語のκρυπτός(kryptós、隠された)に由来。
- キセノンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
- Xenonの語はギリシャ語のξένος(xénos、余所者)に由来。
- Radiumの語はラテン語の放射、光線に由来。
- Radonの語はラジウムに由来。
- ポロニウムはピエール・キュリー(フランス)およびマリ・キュリー(フランス)により発見。
- Poloniumの語はポーランドに由来。
- 1899年 - アクチニウムはアンドレ=ルイ・ドビエルヌ(フランス)により発見。
20世紀
年表:20世紀
- Lutetiumの名はLutetia(パリの古名)に由来。
- hafniumの名はコペンハーゲンのラテン名ハフニヤに由来。
- レニウムはライン河にちなむ。
- フランシウムの名はフランスから。
- Nobeliumの語はAlfred Nobel(アルフレッド・ノーベル)に由来。
- Lawrenciumの語はErnest Lawrence(アーネスト・ローレンス)に由来。
- ラザホージウムはアーネスト・ラザフォードに因む。
- 1970年 - ドブニウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソらにより発見。
- Dubniumの語はロシアの地名Dubnaに由来。
- マイトネリウムはリーゼ・マイトナーに因む。
21世紀
年表:21世紀
脚注
- ^ 『目で見る化学‐111種の元素をさぐる』(ロバート・ウィンストン著)より。
関連項目