ストーカー市川
市川 寛二(いちかわ かんじ、1974年10月12日 - )は、日本の男性プロレスラー。リングネームは、2020年よりこのまま市川(- いちかわ)。それ以前はストーカー市川(- いちかわ)などを名乗った。岐阜県各務原市出身。最終所属DRAGON GATE。血液型A型。 ストーカー市川のギミック上は東京・フジテレビ出身としている。 来歴近畿大学卒業後に闘龍門の2期生としてメキシコへ渡り、1998年12月12日、対神田裕之戦でデビュー[1]。 日本に凱旋帰国後、フジテレビの番組「オレたちひょうきん族」に出てくるブラックデビルの格好がギミックの特徴であるストーカー市川となった。入場テーマは同番組のオープニングテーマでもあった「ウィリアム・テル序曲」。 闘龍門時代からお笑い部門担当として闘い続ける。闘龍門時代に初代M2KとC-MAXの抗争時に抽選で選ばれたTARUと組んでマスカラ・コントラ・マスカラで奇跡的な1勝を直接挙げている(この時はCRAZY-MAX所属だったが後にCRAZY-MAXを解雇されている。また、これが唯一ユニットに所属していた期間である)。 エルヌメロウノが行われている間、最弱王決定戦のトーナメントにもエントリーされ(他は三島来夢・しゃちほこマシーンズ・TARUシート)1回戦で見事に負け決勝に進出したが当時、エゴイストのキャラクターになったばかりのマグナムTOKYOの乱入にあい、決勝は無効試合となった。 フロリダブラザーズが現れてからはその座が危ぶまれていたが、負けたらキャラクター返上の1vs2のコントラ・マッチでイナバウアー・ジャーマン・スープレックス・ホールドで奇跡とも呼べる勝利でキャラクターを守った(この後の大田区大会で吉江豊とのシングルが組まれたため)。同じく弱さを売りにしているKAIENTAI-DOJOのDJニラと仲が良く、タッグを組んだこともあるが二人まとめてフォールを奪われた。 普段は、試合で相手を追い込んだり、ラ・マヒストラルを決めると歓声だけでなく野次が飛ぶことがある。 高山善廣、川田利明、天龍源一郎、秋山準、永田裕志、果ては女子プロレスラーのアジャ・コングなど、彼ほどいろんな大物選手と闘ったことがある選手も珍しい(大体の場合、相手がフィニッシュ・ホールドを決めようとするとセコンドからタオルが投入されてTKO負けという落ちがつく)。この時、相手はいつも「X」とされる。高山と闘ったときはスポーツ新聞の裏面を飾ったほどである(「高山、宇宙人退治」という見出し)。 2006年に行われた天龍とのシングルでは、市川の急所攻撃→ジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウントを取ったが、実は反則裁定を取られるという幻の1勝もある。 近年は登場機会がめっきり減っている。普段は営業の仕事もしており、ビッグマッチ前にはコスチュームのまま宣伝カーで周っていることが多い。 2006年11月12日、『スト市ボンバイエ』で戸澤アキラと引退を賭けた3本勝負に敗れ、引退が決定したが、新たに「ストーカー市川Z」と改名し、現在も以前と変わらずお笑い部門担当兼営業として活躍している。 2007年5月にアメリカ遠征をしてドン・フジイと対決。現地でオープン・ザ・お笑い・ゲートベルト(略称O2G)を授与されたのを期に再び改名。"ハリウッド"ストーカー市川となった。 2007年11月9日、『スト市ボンバイエ2』が開催され、佐野直との3本勝負に敗れる。試合後、総合格闘技DEEPへの参戦を発表。 2007年12月12日、DEEP 33 IMPACTで滑川康仁と対戦。テイクダウンを奪ったり、ダウンから立ち上がるなど奮闘を見せたが、立ち上がり直後のフロントチョークで敗れた。試合後の会見で渡辺久江との対戦を熱望した。 2008年7月12日にドン・フジイに羽交い絞めに、望月成晃に結婚式場のパンフレットで殴打されて失神する。その後7月20日にフジイと望月を襲撃、今までの市川ではなく、悪に目覚め、コスチュームが青くなったICHIKAWAに変貌した(ザ・グレート・サスケの別ギミック・SASUKEに由来)。 その後はICHIKAWAのキャラクターの方向性に迷った結果元に戻った。 2012年帰ってきたベテラン軍加入、お笑い以外にもユニット抗争に加わるようになった。 ユニット加入後は、フィニッシュホールドとしていたイナバウアージャーマンに対し戸澤陽に因縁をつけられ封印マッチで敗北し封印。 2012年3月1日の後楽園大会において、4月12日後楽園大会のメインイベント帰ってきたベテラン軍とMAD BLANKEYの5VS5全面対抗戦(綱引きマッチ)に帰ってきたベテラン軍のメンバーとして参加することがCIMAから発表され、試合ではサイバー・コングと対戦となるもアシストなどに助けられ勝利。 この年は毎年行われる大物レスラーとの対戦で大仁田厚と対戦。その後はタッグを組んでKzy、問題龍と対戦し勝利している。 2013年は藤原喜明と対決。 2014年は高山善廣・藤波辰爾と対戦している。 2015年には、市川自らがXとなり船木誠勝を相手に対戦した。 2019年12月15日のTHE FINAL GATEでプロレスリング・ノアの丸藤正道と対戦。試合前に急遽、自らマスカラ・コントラ・カベジュラ[2]に変更するも敗北。マスクを剥がされる。 18日の後楽園大会で師匠のウルティモ・ドラゴンからリングネームをこのまま市川と命名される。 2024年9月29日の神戸大会にて12月の後楽園大会をもって引退を発表。10月4日の後楽園大会にて、引退カードとして棚橋弘至とのシングルマッチが本人のビデオメッセージと共に発表された[3]。
得意技
タイトル歴
過去に対戦したX(大物選手)
また、X表記ではないものの風香、菊タロー、北斗晶、中嶋勝彦、天龍源一郎、チェ・ホンマン、丸藤正道、拳王、ダンプ松本などとも対戦している。2015年12月27日には市川が船木誠勝を相手にXとして登場したこともある。 総合格闘技戦績
エピソード
脚注
外部リンク
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