『ドーベルマン刑事』(ドーベルマンデカ)は、原作:武論尊、描画:平松伸二による日本の劇画及び映画・テレビ映画・オリジナルビデオ[1]。メディア展開された作品は#映画・#テレビ映画・#オリジナルビデオをそれぞれ参照のこと。
劇画
凶悪な犯罪者を許さない主人公の「ドーベルマン」こと加納錠治が愛銃のスタームルガー・ニュースーパーブラックホークで44マグナム弾をぶっ放し、事件を解決していくバイオレンスアクション漫画である。本稿では、続編である『新ドーベルマン刑事』(しんドーベルマンでか)についても併せて扱う。
- ドーベルマン刑事
- 『週刊少年ジャンプ』(集英社)の1975年39号から1979年48号まで連載し、ジャンプコミックスの単行本は全29巻、後に愛蔵版や文庫版としていずれも全18巻で再刊。
- 平松の自伝『そしてボクは外道マンになる』によると、編集長の意向で連載2年目より週25-31ページ掲載(従来は週20ページ)が常態化されていた。4年強の連載の割に巻数が多いのはそのためである。
- 新ドーベルマン刑事
- 2012年に『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)18,19号で前後編として掲載され、後に同誌にて正式に連載開始された。『ドーベルマン刑事』の続編で、同作最終回で死んだはずの主人公・加納錠治の復活を描く。
ストーリー
ドーベルマン刑事
凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課、通称“特犯課”に所属する加納錠治。凶悪犯罪者を毎回のように射殺する加納をマスコミや世間は非難するが、本人はどこ吹く風。極悪犯罪者には非情な加納であるが、子供や老人、更生しようとする軽犯罪者はもちろん、殺人等過去に重い罪を背負う犯罪者でも事情によっては就職先などの面倒を見たりする優しい面がある。
当初は加納とその上司である特犯課長の西谷警視の2名だけだった特犯課も大阪府警から新宿署へ来たゲタばきの暴力団担当刑事・宮武、女刑事の三森、婦人警官の綾川沙樹、アメリカから来たキャティ・クラサワなどのメンバーが加わり(ただし作中で絡むだけで、必ずしも特犯課配属ではない者も含む)、ハードな雰囲気だった作品も終盤はややマイルド化しつつ、4年余の長期連載となった。
特犯課とは凶悪犯罪専門であるが、特にその任務は危険かつ重大な責任をおうものであり、現存する各課が敬遠する事件を担当する。
また、原作者が元自衛官だった事もあり、自衛官の心情もそれとなく描かれている。
新ドーベルマン刑事
かつて警視庁特別犯罪課に所属し、数々の難事件を解決してきた刑事・加納錠治が、恋人・三森と結ばれる予定の結婚式場でテロリストの残党に撃たれて殉職してから数年後の2012年[注釈 1]。かつて加納が逮捕した凶悪犯が脱走し、警察官を人質に取って警察署で立てこもった。加納への復讐を目論む中、死んだはずの加納が姿を現した。
登場人物
- 加納錠治(かのう じょうじ)
- 22歳。警視庁刑事部特別犯罪課(通称:特犯課、凶悪犯罪専門)所属。通称・ドーベルマン。柔道:無段。剣道:無段。空手:無段。拳銃:無段[注釈 2]。コーヒーはブラックを好む。拳銃はニュースーパーブラックホークを使用。実弾は44マグナム弾使用。様々な銃器の扱いに優れており、射撃・狙撃技術は極めて高い。愛車はハーレーダビッドソンだが[注釈 3]、二輪だけではなく大型や特殊も含めて自動車の運転技術にも長けている。警察関係では機動隊員やSP、他にも自衛隊員や原子力発電所職員など、各部署・各方面に知人や友人を数多く持つ。
- 凶悪犯罪を犯した者が、たとえそれが名士や女性、未成年者、果ては社会的弱者や障害者であっても容赦はしない。ただし、犯罪を犯した者が更生を望んでいたり深く反省している場合などは、表だっては冷徹を装いつつも温情を見せることがあるように、基本的には人情に篤く男気が強い。社会に蔓延る建前論や欺瞞を憎むが、持ち前の「人情と男気」を貫き通した結果、犯人逮捕に直結する決定的な証拠を握り潰したり[注釈 4]、必要以上に被害を大きくすることもあった。
- 加納の犯罪捜査は「刑事の勘」や「読み」に頼るところが大きく、何の証拠もないまま犯人を拷問まがいの方法で追及し、事件解決に結びつけたことがある。物語の性質上、現行犯との銃撃戦や正当防衛での発砲が多いため、逮捕状を請求したり、提示するようなシーンは無い。故意に相手に先に発砲させてから射殺することもあった。一見すると激情でのみ動き無策と思われがちであるが、犯罪者に対して策を弄したり罠に陥れることに躊躇することはなく、事件解決のためには事件の関係者をも利用する狡猾さも持ち合わせている。
- 「外道に人権などない」と断言し、必要とあらば(その必要性が薄いと思われる場面ですら)射殺も厭わない加納であるが[注釈 5]、元からそのような刑事だったわけではなく、特犯課に配属された直後は長髪でスーツを身につけた一介の新人刑事であり、どんな凶悪犯であっても射殺すべきではないと考えていた(「刑事の人間愛!!の巻」)。
- 孤児院で育ったという過去を持つためか、親子の絆や家族愛に憧れを持つと同時に、それを踏みにじったり蔑ろにする者には容赦しない。「警察官・刑事」という職業に対しても非常に強い思い入れと責任感を持っているため、身内である警察関係者の裏切りや非道な行いに対しては極めて激しい怒りを見せる。世間では「狂犬」「ドーベルマン」として畏怖される加納であるが、なぜか子供には非常に良く好かれる。
- 暴力団関係者には極度に恐れられており「加納が怖くて東京から出て行った」ものもいれば、一般市民に危害を加えた組員に対し「加納が出てきたら組が潰される」と自首させようとするいった描写もある。
- 連載開始以来、冗談や軽口をほとんど言うこともなく無愛想な加納であったが、連載後期には多少くだけた態度を見せるようになり、冗談を言ったり、時にはセクハラ行為など見せるようになった。
- 『新ドーベルマン刑事』(以下、『新』と表記)でも主人公を務める。かつて警視庁特別犯罪課(通称:特犯課)に所属、数々の凶悪犯と闘ってきた「ドーベルマン」の異名を持つ元刑事。殉職したはずだが、自身への復讐を目論む脱獄犯グループの前に姿を現し、これを全員射殺して解決する。これが警視総監の逆鱗に触れ、派出所勤務(しかも丸腰で)とされてしまうが、南日本で暗躍する暴力団と県警の癒着を暴き、特犯課の刑事として復帰する。その中でかつての婚約者だった三森ら仲間達と再会、日本警察の全権掌握を図る警視庁・警察庁の上層部に対して宣戦布告を叩き付ける道を選ぶ。
- 『新』でも拳銃はニュースーパーブラックホークを使用し、初登場時は全身の傷口に分解して埋め込んでいた。
- かつて上司だった西谷のことを憶えていないと語り、その一方でかつて逮捕した凶悪犯罪者のことは犯した罪の内容も含めて詳細に記憶している(この設定は途中から突然西谷に普通に会話するようになり、有耶無耶になった)。死んだはずなのになぜ生きていたのか、復活するまでの間何をしていたのかといった事情は、結局一切明かされないまま完結した。
- 西谷博(にしたに ひろし)
- 警視庁刑事部特別犯罪課長 東京大学卒。加納の直属の上司で階級は警視。妻・純子と一人息子の鉄男(てつお)を家族に持つ。年齢は30代前半。
- 正義一徹。温厚かつ冷静な性格。部下である加納や宮武が型破りな刑事なため、その陰になって気が弱く真面目さだけが取り柄のように思われがちだが、時に加納らが驚くほどの熱い刑事魂を見せることがあり「刑事の子は人質にならない」と、人質になった息子の命より犯人逮捕を優先したり、緊急時には発砲し、犯人を射殺するに及んだこともあった(初めて犯人を射殺したのは刑事になるための研修時に留置場の看守をしていた際にである(警視庁移転の日!!の巻」)[注釈 6]。
- 加納らに指示を出す一方で自らも現場に立つことも多く、そのためか生死の境をさまよう大怪我を何度も負っている。高い実力を持つ加納や宮武からは「年寄りの冷や水」「弱いけど」などと茶化されるようなシーンもあったが、加納が唯一尊敬して認める上司であり、上司・部下の関係を越えた堅固な信頼関係で結ばれていた。
- 真面目で家族思いであるが、仕事も家庭も捨てて知り合った女性と駆け落ちする寸前の暴挙に出たことがある(「蛇の目傘の女の巻」)。
- 『新』においても前作同様、警視庁特別犯罪課主任の警視として登場。年齢は38歳となっている。
- 三森竜子(みもり りゅうこ)
- 警視庁刑事部特別犯罪課 - 警視庁新宿署防犯課少年係 - 神奈川県警所属。当初は特犯課に異動させられてきたが、西谷と加納の意向により、再び別部署に異動になった。最後は加納にプロポーズされ結婚することに。
- 『新』ではかつての加納の婚約者として登場。加納が一度死んだと思われた後、SATの隊長として「女ドーベルマン」の異名を持つにまで至っている。
- 宮武鉄二(みやたけ てつじ)
- 警視庁新宿署四課所属。大阪府警マル暴担当。大阪のヤクザに恐れられるほどの存在であったが、加納と刑事として勝負をするために希望異動。拳銃は特別製のオートマグを使用。半纏、腹巻、下駄を着用し、口には長楊枝という、ヤクザにしか見えない外見をしている。通称は「ゲタばき」。髪の生え際中央にはハート型の禿(母親からの遺伝)が存在する。
- 綾川沙樹(あやかわ さき)
- 警視庁特別犯罪課婦警。都内でも有数の勢力を誇る広域暴力団・竜神会会長・綾川雄三の一人娘。祖父は長野県南佐久郡で駐在所勤務の警察官。身長:155cm スリーサイズ:B:80cm、W:56cm、H:82cm。
- 特犯課のお茶汲み担当で、とても警官とは思えない気弱な普通の女の子。しかし初登場時には、その「女の勘」が捜査に役立った。マスコミからの非難を受ける加納を擁護するなど、作品のマイルド化路線を担う存在。最後は重病の父親の意向をくんで竜神会二代目会長を襲名。モデルは榊原郁恵だが、これは当時の編集担当だった鳥嶋和彦が平松に指示して榊原をイメージして書き直させた結果だという[2]。
- キャティ・クラサワ
- 警視庁特別犯罪課所属。ハワイ生まれの日系二世だが、国籍は日本である。露出度の高い服を着用。
- 紅林 豪(くればやし ごう)
- 『新』で登場。警視庁警務部付警視正監察担当。現在において加納の後見人的な立ち位置を務めており、平巡査に降格されながらも一警察として戦い続けてきた加納に、再びブラックホークを手渡した。
エピソード一覧
単行本
映画
概要
1977年の日本映画。主演:千葉真一、監督:深作欣二、製作:東映。カラー・シネマスコープ、90分。英語タイトルは『Doberman Cop』。
“ドーベルマン”の異名、凶悪な犯罪者を許さない、オートバイと.44マグナム弾を使用[注釈 7]。以上は原作通りに描かれているが、そのほかは異なるキャラクターに設定されており、製作側は劇画になる以前の主人公のプロローグ篇としている[3]。千葉真一は空手・拳法アクションから卒業しようとして、深作欣二は実録シリーズから脱皮を計り、1966年の日本・台湾合作映画である『カミカゼ野郎 真昼の決斗』以来、11年ぶりにタッグを組んで新しいアクション映画に挑んだ[4]。キャッチコピーは「事件を追ってきたんじゃない!都会に焼き殺された女へのちょっとした感傷のつもりさ…[5]」。
ストーリー(映画)
新宿で女性の焼死体が出てきた。新宿警察署は連続殺人放火魔の仕業で、被害者を沖縄県石垣島出身の玉城まゆみと断定して、元暴走族の三迫長栄を逮捕する。しかし、まゆみの母親からの捜索願で、東京にやって来た沖縄県警の刑事で加納錠治は、新宿警察署捜査陣の考えに疑問を抱いていた。“病める”大都会・東京に、芸能界で成功を夢見る新人歌手とその背後にいるヤクザたちが事件に絡み、加納は大胆な捜査で犯人を追い詰めていく。
キャスト
- 英森芸能
- スターミュージック
- 新宿警察署
- 暴走族・風魔団
- その他
スタッフ
主題歌・挿入歌
- 主題歌
- 挿入歌
- 弘田三枝子 「マイメモリィ」、「ドーベルマン刑事のテーマ」
- 作詞・作曲 - 弘田三枝子
製作
平松伸二は本作の撮影現場を訪れて千葉真一と会っており、「まさかこんな若い人(平松)が漫画を描いているとはねえ~!」「ホンネを言えば、ボクとかより松田優作くんなんかの方が加納にあってると思ってるんじゃないのかなァ!!」と笑いながら話しかけられ、「図星だった!千葉さんは正直で気さくないい人だった」と自著で述べている[6]。また深作欣二からは「本作もいいんだが…、この後に撮る『柳生一族の陰謀』ってのが、これまた面白くなりそうでねえ~!」と『柳生一族の陰謀』ばかり熱く語っていたと語っている[6]。深作は「劇画の格好いいヒーローは映画化しにくい。原作と大きく異なることを認めてくれれば、何とかなる」と当時の心境を述べている[7]。
テレビ映画
タイトルは『爆走! ドーベルマン刑事』(ばくそう! ドーベルマンでか)。1980年4月7日 - 10月27日の毎週月曜日20:00 - 20:54にテレビ朝日ネットワークで放送された。原作からは主要キャラクターの名前を引き継ぐのみで、大胆にアレンジされている[8]。黒いヘルメットに革ジャン、黒塗りのナナハン(黒バイ)を駆って、警察犬を従えて捜査をする黒バイ刑事部隊の活躍を描いた[8]。
キャスト(テレビ映画)
※OPクレジット順
- 黒バイ隊・加納錠治 隊長 - 黒沢年男
- 黒バイ隊・矢部雄二 刑事 - 名高達郎(1~3・10~22話)
- 黒バイ隊・酒井一郎 刑事 - 星正人
- 黒バイ隊・加山春彦 刑事 - 新井康弘
- 黒バイ隊・白鳥冴子 刑事 - 神保美喜
- 黒バイ隊・平田京介 刑事 - 矢吹二朗
- 晴海分署・森鉄之助 警部 - 荒井注
- 警視庁・五十嵐薫 刑事 - 志穂美悦子 (1・2・4・7・9~11・14・16・21・22話)
- 晴海分署・西谷正道 署長 - 夏木陽介
出演
作品リスト
話数 |
テレビ朝日での放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
監督
|
1 |
1980年 4月7日 |
黒バイ部隊出動す! |
四十物光男 田波靖男 |
小西通雄
|
2 |
4月14日 |
飛べ! 警察犬アレックス |
田波靖男 安斉あゆ子 |
小平裕
|
3 |
4月21日 |
血の追跡! |
阿井文瓶
|
4 |
4月28日 |
カッコマンVS黒バイ部隊 |
杉村のぼる |
小西通雄
|
5 |
5月12日 |
アレックス・完全犯罪に挑戦! |
長谷川公之
|
6 |
5月19日 |
アレックスを射殺せよ! |
四十物光男 田波靖男 |
小平裕
|
7 |
5月26日 |
殺し屋見習いと黒バイ部隊! |
押川国秋
|
8 |
6月2日 |
消えた黒バイ! |
大野武雄 植木幹雄 |
松島稔
|
9 |
6月9日 |
黒の狙撃者 |
和久田正明
|
10 |
6月16日 |
大爆破3秒前 |
阿井文瓶 |
小山幹夫
|
11 |
6月23日 |
挑戦 目黒の赤い星! |
杉村のぼる
|
12 |
6月30日 |
アレックス 零下20度からの脱出 |
阿井文瓶 |
小西通雄
|
13 |
7月7日 |
助けて! アレックス |
大野武雄 |
小平裕
|
14 |
7月14日 |
決死の追跡48時間 |
四十物光男 田波靖男 |
小西通雄
|
15 |
8月25日 |
Mrペテン師VS黒バイ部隊 |
杉村のぼる 桂一水 |
松島稔
|
16 |
9月1日 |
黒バイ刑事の友情! |
阿井文瓶 |
小平裕
|
17 |
9月8日 |
黒バイ部隊危機一髪!! |
田波靖男 安斉あゆ子
|
18 |
9月15日 |
黒バイ部隊VSハーレー軍団 |
杉村のぼる |
小西通雄
|
19 |
9月22日 |
白バイ警官をマークせよ! |
大野武雄 |
松島稔
|
20 |
10月13日 |
指名手配の少女を救出せよ! |
阿井文瓶 竹山洋 |
小西通雄
|
21 |
10月20日 |
臆病犬バロンの復活 |
四十物光男 田波靖男 |
松島稔
|
22 |
10月27日 |
黒バイ部隊 最後の挑戦! |
杉村のぼる |
小平裕
|
- 5月5日はモスクワオリンピック関連大型番組『オリンパソン'80』のため休止。
- 7月21日は『東西対抗お笑い夏の陣!』(20:00 - 21:48)のため休止。
- 7月28日と8月4日はモスクワオリンピックハイライトのため休止(前者は20:00 - 21:48。後者は19:00 - 20:51)。
- 8月11日はプロ野球中継「横浜大洋×巨人」(横浜スタジアム。19:00 - 20:51)のため休止。
- 8月18日は『金田一耕助の冒険』(20:00 - 21:51)のため休止。
- 9月29日はスペシャルドラマ『天を走れ!愛馬マックス』(19:00 - 20:51)のため休止。
- 10月6日はスペシャルドラマ『蒼き狼 成吉思汗の生涯』(前編。20:00 - 22:45)のため休止。
スタッフ(テレビ映画)
主題歌・挿入歌(テレビ映画)
- 主題歌「アスファルト・ジャングル」(歌 - 黒沢年男)
前後番組
オリジナルビデオ
1996年にギャガ・コミュニケーションズで製作された。VHSは発売:東映株式会社、販売:東映ビデオとなっており、双葉社『完全保存版 東映Vシネマ大全』P145で東映Vシネマの1本として紹介されている。
ストーリー(オリジナルビデオ)
加納(竹内力)がかつて逮捕した暴力団員水木が巡査を殺し、人質を取ってたてこもった。加納はなんとか人質を救出したが、水木は精神に異常をきたしていた。加納は水木が高純度の覚醒剤を服用していたのが気になり、同僚の春日井(宮坂ひろし)とともに事件の捜査に乗り出す。同じ頃、銀座のクラブが強盗に遭い、客とホステスが全員殺害された。唯一被害を免れたのは友子(吉野真弓)だった。
使用された銃
加納の愛銃であるスタームルガー・ニュースーパーブラックホークは44マグナムではなく、コルト NEWフロンティア SAA 45(ハドソン製)である。
キャスト(オリジナルビデオ)
スタッフ(オリジナルビデオ)
- 製作 - ギャガ・コミュニケーションズ、円谷映像
- 監督 - 後藤大輔
- 脚本 - 森岡利行
- 音楽 - 村山竜二
- カースタント - カースタントTAKA
- ガンエフェクト - 今関謙一 (BIGSHOT)
- 技斗 - 東郷秀信(斬心塾)
- プロデュース - 千葉善紀、長澤克明、岡川晃基
- 製作者 - 山地浩、円谷粲
パチンコ
- メーカー名 - 株式会社 オリンピア
- 機種名 - ドーベルマン刑事
- 導入開始日 - 2009年(平成21年)3月
脚注
注釈
- ^ 『ドーベルマン刑事』の時代設定は当時のリアルタイム、つまり1970年代であり、完全に矛盾している。なお、作中の人物が加納に対して「あなたの敬礼には昭和の臭いがする。」と言う台詞もあり、時空を超越している事が暗示されている。
- ^ 第1話、加納が初登場するシーンでこのように人物紹介されている。
- ^ 特徴的な形状のフェアリングやサイドボックスが取り付けられているため、ハーレーダビッドソン・ツーリング(エレクトラグライド)系だと思われる。中盤以降はフェアリングが取り外されたタイプ(ロードキング)を使用。
- ^ 「まぶたの父!!の巻」では(不本意ながら)家族を捨ててヤクザの手駒となった男を独断で逃走させたばかりか、男が殺人に使用したであろう銃を「証拠がなければ逮捕できない」と言って川に捨てた。
- ^ マスコミからは「犯人を殺すのを楽しんでいるように見える」とすら言われた。また犯人が対峙している相手が「ドーベルマン刑事」であることを知ると、投げやりになったり死を覚悟する描写も多い。
- ^ この時、西谷は油断と同情から被勾留者に拳銃を奪われた挙げ句、その拳銃で同僚を撃たれるという、現実ならば重い処分を科されるであろう致命的な失態を犯している。
- ^ 拳銃を予告編ではニュースーパーブラックホークと謳っているが、実際にはS&W M29が使われている。
出典
外部リンク
関連項目 |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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テレビ映画 | |
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演劇 | |
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ゲーム | |
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家族 | |
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カテゴリ |
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