兜沼駅
兜沼駅(かぶとぬまえき)は、北海道(宗谷総合振興局)天塩郡豊富町字上サロベツ[2]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。電報略号はカマ[3]。事務管理コードは▲121847[4]。駅番号はW76。 歴史
駅名の由来→「サロベツ」の語源については「サロベツ原野」を参照
付近にある沼(現在の兜沼)の様子から命名されたものである[9][10][11][12]。 この沼は明治期の地図には「ペライサルトー」と書かれていることから、アイヌ語では「釣りをする・ヨシ原の・沼」の意である「ペライサㇽト(peray-sar-to)」と呼ばれたと考えられている[10][12]。 沼は和人入植後、「サロペットウ[13]」「サロベツ湖[14]」などの名称で呼ばれ、沼のほとりの入植地も「沼の端[13]」の和名で呼ばれていたが、駅名は沼が兜の鍬形に似ていることから「兜沼」と命名されることとなり[14][9][13][11][12]、地区名や沼の名も兜沼と呼ばれるようになった[13]。 駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅[15]。1番線の北側に駅舎を有し、互いのホームは旭川方の構内踏切で連絡している[15]。 そのほか1993年(平成5年)3月時点では1番線の旭川方から分岐し駅舎西側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[15]。また、1983年(昭和58年)4月時点では対向側ホーム外側への副本線を1線、その稚内方から分岐した行き止りの側線を1線有していた[16]。この副本線と側線は1993年(平成5年)3月までには撤去された[15]。この時点では2番線は下り専用ではなく待避線も兼ねた上下共用であった[16]。 豊富町管理の無人駅。有人駅時代の駅舎は改築され、外壁がサイディング張りになった小さな駅舎が建築されている[15]。駅舎内にトイレを有する[17]。 のりば
利用状況乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。 また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺兜沼の畔に位置し、ホームからは兜沼が一望出来る[17]。利尻富士も望める[17]。
隣の駅脚注出典
JR北海道
新聞記事
関連項目外部リンク
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