File (UNIX)
歴史
ほとんどの主要なBSD・Linuxのディストリビューションでは、1986年から1987年にかけてイアン・ダーウィン(Ian Darwin)がゼロから書き直したフリーのオープンソース再実装を使用している[2]。1989年にジェフ・コルヤーによって拡張され、以来、Guy Harris、Chris Lowth、Eric Fischerなどの多くの人による修正が加えられている。1993年後半から、Christos Zoulasがメンテナンスを行っている。OpenBSDは、ゼロから作成された独自のサブセット実装を使用しているが、ダーウィンとZoulasによるファイルタイプ情報を引き続き使用している。 仕様Single UNIX Specification(SUS)では、コマンドラインの引数で指定されたファイルに対して以下の一連のテストが実行されることを規定している。
ほとんどの実装では、 使用方法SUS[3]では、以下のオプションの実装が義務付けられている。
オペレーティングシステムによっては、-s 'special files'、-k 'keep-going'、-r 'raw'などのオプションが追加されている(使用法は#実行例を参照)。 このコマンドは、ファイルの実際の内容ではなく、ファイルの内容が「どのように見えるか」のみを示す。本来のファイル種別とは異なるマジックナンバーを紛れ込ませることで、 実行例$ file file.c file.c: C program text $ file program program: ELF 32-bit LSB executable, Intel 80386, version 1 (SYSV), dynamically linked (uses shared libs), stripped $ file /dev/hda1 /dev/hda1: block special (0/0) $ file -s /dev/hda1 /dev/hda1: Linux/i386 ext2 filesystem -sは、一部のプラットフォームでのみ使用可能な非標準オプションであるが、デバイスファイルとして識別するのではなく、デバイスファイルを読み取ってその内容を識別するように $ file -k -r libmagic-dev_5.35-4_armhf.deb # (on Linux) libmagic-dev_5.35-4_armhf.deb: Debian binary package (format 2.0) - current ar archive - data 非標準オプション-kを使用すると、プログラムは最初にヒットが見つかったとき停止せず、他の一致するパターンを探す。一部のバージョンで使用可能な-rオプションを使用すると、印刷できない 改行コードが8進数表現ではなく生の形式で表示される。 $ file compressed.gz compressed.gz: gzip compressed data, deflated, original filename, `compressed', last modified: Thu Jan 26 14:08:23 2006, os: Unix $ file -i compressed.gz # (on Linux) compressed.gz: application/x-gzip; charset=binary $ file data.ppm data.ppm: Netpbm PPM "rawbits" image data $ file /bin/cat /bin/cat: Mach-O universal binary with 2 architectures /bin/cat [for architecture ppc7400): Mach-O executable ppc /bin/cat (for architecture i386): Mach-O executable i386 LibmagicライブラリIan Darwin/Christos Zoulasバージョンの 脚注
外部リンク
manページ
その他
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