中国国際航空
中国国際航空(ちゅうごくこくさいこうくう、簡体字中国語: 中国国际航空股份有限公司、英語: Air China)は、中国の航空会社でフラッグ・キャリア。中国語での略称は国航、日本国内においてはエア・チャイナとも呼ばれる。 沿革
出資・提携2006年にはキャセイパシフィック航空(ワンワールド)と中国国際航空の間で相互間の資本関係が発表され、10.2%の出資をした。また、子会社である中国航空集団も7.3%の出資をしている。 サービス北京もしくは上海から欧米・オーストラリア線への長距離路線では、ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラス制で[1]、それ以外の近・中距離路線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制で構成されている。なお、長距離路線に使用している機材については、最新の機内エンターテイメントシステムや電源コンセントが搭載されている。 機内食は中国料理が中心で、夕食を提供する便のみ特別食の事前予約も可能である。 尾翼章中国国際航空の機体の尾翼には、同社のロゴマークである、「VIP」の文字を組み合わせた赤い不死鳥(鳳凰)が描かれている。「VIP」は、中国国際航空の旅客に対する姿勢を表している。
就航都市
保有機材中国国際航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はJ6と9Lで、航空機の形式名は747-4J6, 767-3J6, 777-2J6,777-39LER などとなる。 中国国際航空発足当初は、中国民航から引き継いだ旧ソ連など共産圏製の機体が多かったが、現在は、ボーイングやエアバスが保有機体の多くを占める。機体の基本デザインは中国民航時代からあまり変化していない。機体に筆文字で「中國國際航空公司」と書かれているが、これは鄧小平の手によるものである[10]。 なお、特別塗装機を除き、中国の航空会社では唯一機体に五星紅旗が描かれているが、台湾問題から台湾への両岸直行便には国旗が描かれていない専用機が充当される。 世界でも数少ないボーイング747-8ICのオペレータで、その中で同機のライバル機であるエアバスA380型機を運用していない航空会社は同社のみである[11]。 現在の保有機材
退役機材
ギャラリー
マイレージマイレージサービスは鳳凰知音(フェニックスマイル)。中国国際航空のグループ会社の深圳航空、山東航空、北京航空、大連航空、チベット航空とマカオ航空でフェニックスマイルでのサービスが受けられる。また、スターアライアンス加盟各社の他、下記の航空会社とも提携している。 公務→「中華人民共和国の要人輸送機」も参照
中国共産党総書記(最高指導者)、国家主席、国務院総理(首相)などの中国政府や中国共産党の要人が外遊、地方視察の際に使用する[16][17]。 2018年米朝首脳会談では北朝鮮の高麗航空機も運航されたが、北朝鮮の要請[18]を受けた中国政府の提供で最高指導者の金正恩は同社のボーイング747-400型機を往路と帰路に利用した[19][20]。 事故・事件脚注出典
関連項目外部リンク
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