新潟大学脳研究所(にいがただいがくのうけんきゅうじょ)は、新潟大学に設置されている研究所(共同利用・共同研究拠点)である。
国立大学附置研究所では唯一、脳を研究対象にした施設である。基礎研究のみならず、神経病理、神経内科、脳神経外科の臨床分野も有する特色的な研究所である。3基幹部門(8講座)と、2附属センター(統合脳機能研究センター・生命科学リソース研究センター)からなる。神経内科学分野と脳神経外科学分野は、新潟大学医歯学総合病院に診療科を開設している。初代所長は中田瑞穂教授。
沿革
- 1957年(昭和32年) - 医学部附属脳外科研究施設が設置された。
- 1967年(昭和42年) - 医学部附属脳外科研究施設が脳研究所に昇格した。
- 2007年(平成19年) - 脳研究所創立50周年記念祝賀会を挙行した。
組織
基礎神経科学部門
- 分子神経生物学分野
- 細胞神経生物学分野
- システム脳生理学分野
病態神経科学部門
- 病理学分野
- デジタル病理学分野
- 分子病態学(客員)分野
臨床神経科学部門
統合脳機能研究センター
生命科学リソース研究センター
診療活動
神経内科学分野と脳神経外科学分野は、新潟大学医歯学総合病院に診療科を開設している。
病理学分野は神経病理診断を行っている。
大学院教育
新潟大学脳研究所は、新潟大学医学部医学科、歯学部と共に新潟大学大学院医歯学総合研究科を構成し、修士課程・博士課程の学生を積極的に受け入れている。
夏期セミナー
新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム
共同利用・共同研究拠点事業として、国際シンポジウムを平成22年度から毎年開催している。第10回までは脳研究所内で開催されていたが、2021年2月19日開催の第11回からはZoomによるオンライン開催となっている。2024年3月24日に開催された第14回は4年ぶりに現地のみの開催となった。
過去のシンポジウムのテーマ
- 第11回: From single cell to systems neuroscience
- 第12回: The Old and New Crossroads of Microorganisms and Neurodegeneration
- 第13回: State-of-the-Art of Brain Pathological PET Imaging and Future Prospects[1]
- 第14回: ALS/FTD: in-depth understanding and up-to-date
在籍する研究者
脚注
外部リンク
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前身 | |
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廃止校 | |
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病院 | |
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附置研究所 | |
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公開施設 | |
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附属学校 |
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関連団体・人物 | |
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歴史 | |
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関連事項 | |
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カテゴリ |
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59大学107拠点(令和4年4月1日現在) ☆は国際共同利用・共同研究拠点を表す。 |
単独拠点 |
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ネットワーク 型拠点 |
学際大規模情報基盤 共同利用・共同研究拠点 | |
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物質・デバイス領域 共同研究拠点 | |
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生体医歯工学 共同研究拠点 | |
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放射線災害・医科学 研究拠点 | |
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放射能環境動態 ・影響評価ネットワーク 共同研究拠点 | |
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触媒科学計測 共同研究拠点 | |
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糖鎖生命科学 連携ネットワーク型拠点 | |
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関連項目 | |
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