東京ドイツ村
東京ドイツ村(とうきょうドイツむら)は、千葉県袖ケ浦市にあるテーマパーク。通称ドイツ村。入場者数は年間約100万人以上[1]。冬季のイルミネーションは過去(2012年 - 2018年)、関東三大イルミネーションに認定されていた[2][3]。 概要袖ケ浦市の土地区画整理事業で東急不動産が開発申請を行い[4]、1999年に着工した。経営・運営は東急不動産および東急グループではなく、名阪観光グループの中核企業である明和興産が引き受け、同社により2001年3月8日にオープンした。 敷地面積は東京ドームの約19倍[5]。園内は芝生広場を中心にアミューズメントエリア・こども動物園・ワンちゃんランド(ドッグラン)・収穫体験の各エリアに分かれている[6]。場内にはドイツ料理やドイツビールを楽しめるレストラン・ショップがある。2018年の夏には、初のビアガーデンを実施した[7]。 冬季のイルミネーションは規模が大きく、あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)や江の島「湘南の宝石」(神奈川県藤沢市)とともに、夜景観光コンベンション・ビューローが認定する「関東三大イルミネーション」に2018年まで指定されていた。 所在地の袖ケ浦市は、隣の市原市を中心とする日本一のゴルフ場密集地帯(市原市はゴルフ場数が市内数で日本最多で、袖ケ浦市内及び市原市との市境を跨ぐゴルフ場も多数存在する)にあり、東京ドイツ村の敷地は元々、ゴルフ場の開発がバブル景気時に計画されていた。しかし、近隣にゴルフ場が林立する競合の激しさや、バブル崩壊後のゴルフ会員権の低迷によって、テーマパークに変更されて現在に至る。園内にある若干数のゴルフのアトラクション(ホールインワンチャレンジやパターゴルフなど)はその名残であり、芝生の整備といったゴルフ場整備のノウハウは、施設の維持に活かされている。 コンセプト「自然と人が共に過ごせる」共生の追求を基本コンセプトとしている。「花と緑のテーマパーク」。 オーナーがドイツ旅行に行った際に田園地帯に感動。袖ケ浦の丘陵地が似ていたこともあり、ドイツの田園をテーマパークとして再現した。 1997年に東京湾アクアラインが開通し首都圏から近くなったことで、施設名に「東京」がつき、更に日中平和友好条約締結40周年を記念し計画されたイベント「チャイナランタンフェスティバル」や、イルミネーションショーの一環でDA PUMPの「U.S.A」が使用されたことで「ドイツ」のテーマから逸脱しているとの意見[8]もあるが、担当者は「さまざまな国が入り混じっていますが、ドイツだけでなく、中国も米国も、好きになってくださるお客様が増えると思う」と語る[8]。 マスコットキャラクター神の使者としての天使と縁起の良い豚を合体させたキャラクターで、「BUTA-TEN」と呼ばれている。各キャラクターには出身地や趣味など、細かい設定がなされており、公式サイトで確認することができる[9]。 また、サブキャラクターとして以下の4体が存在する。
施設無料で遊べるエリアがあるほか、有料アトラクションも数多く設置されている。フラワーガーデンには季節の花々が植えられており、こども動物園では動物たちと触れ合うことも可能。 有料アトラクション
基本情報
バリアフリー
広報コマーシャル同園の地元である千葉テレビ放送(独立局)にて、季節に合わせて、前述の時季の花々やイルミネーションの園内映像をテレビCMとして放映している。また、東京湾アクアラインを利用しての来場者を見込んで、テレビ神奈川などにも放映エリアが拡大された。 ロケーション先述のコマーシャルのみならず、以下の番組では環境映像などで登場する。 また、「世界の果てまでイッテQ![11]」(日テレ系)、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)などのバラエティ番組のロケ地としても登場している。 交通公共交通機関
※以下の路線は公式ホームページに現在掲載されていないが、平日は当施設内を経由する一般路線バスが袖ケ浦バスターミナル発着の1往復以外存在しないため、当該便が利用できない場合は姉ケ崎駅、袖ケ浦駅または袖ケ浦バスターミナルからの路線バス利用で「農協平岡支店前」下車(徒歩15分)が最寄りのバス停となる
ギャラリー
関連項目
脚注
外部リンクInformation related to 東京ドイツ村 |