Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

 

国道507号

一般国道
国道507号標識
国道507号
地図
地図
総延長 30.3 km
実延長 17.3 km
現道 12.9 km
制定年 1993年平成5年)
起点 沖縄県糸満市
字糸満(北緯26度7分45.64秒 東経127度40分11.03秒 / 北緯26.1293444度 東経127.6697306度 / 26.1293444; 127.6697306 (字糸満ロータリー)
主な
経由都市
沖縄県島尻郡八重瀬町南風原町
終点 沖縄県那覇市
旭橋交差点(北緯26度12分6.26秒 東経127度41分5.12秒 / 北緯26.2017389度 東経127.6847556度 / 26.2017389; 127.6847556 (古波蔵交差点)
接続する
主な道路
記法
国道331号標識 国道331号
E58 那覇空港自動車道国道506号標識 国道506号
国道329号標識 国道329号
国道330号標識 国道330号
国道58号標識 国道58号
国道390号標識 国道390号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

国道507号(こくどう507ごう)は、沖縄県糸満市から那覇市に至る一般国道である。

概要

沖縄本島の南端に位置する糸満市の市街地にある糸満から、島の南部を反時計回りに描くように半周して、那覇市楚辺の国道330号交点(古波蔵交差点)とを結ぶ延長約30 km一般国道の路線で、主な通過地は、島尻郡八重瀬町、島尻郡南風原町である。路線延長の約半分にあたる、起点の糸満 - 島尻郡八重瀬町・具志頭交差点間は、国道331号との重用区間で、具志頭 - 終点の那覇・古波蔵間が単独の実延長区間である。

日本の国道の中で、もっとも大きな番号を持つ国道である[1]。沖縄の本土復帰前は、琉球政府道46号線として現在の沖縄県道46号線と合わせ、那覇市安里から八重瀬町(当時は具志頭村)具志頭までを結んでいた。復帰後は県道を経て、1993年平成5年)に国道に昇格された。

そして2007年(平成19年)にはこれまで国道329号だった那覇市上間 - 古波蔵の区間が同国道の本線を那覇東バイパスに移したため、管理を沖縄県に移した上で当国道の路線となった[注釈 1]

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

実延長区間

歴史

  • 1953年昭和28年) - 与那原町森下 - 那覇市東町間が琉球政府道44号線、真和志村(現:那覇市)安里 - 具志頭村(現:八重瀬町)具志頭間が琉球政府道46号線となる。
  • 1972年(昭和47年)5月 - 本土復帰と同時に政府道44号(与那原 - 那覇)の区間は国道329号、政府道46号線は沖縄県道46号線となる。
  • 1976年(昭和51年)
    • 4月 - 県道46号線のうち那覇市国場 - 具志頭村(現:八重瀬町)具志頭間が主要地方道に昇格、那覇具志頭線(県道76号)となる。
    • 12月 - 国道329号の南風原村(現:南風原町)兼城 - 那覇市古波蔵の区間の那覇市街向け外側車線でバス専用レーンが実施される[注釈 5]
  • 1982年(昭和57年) - 国道329号那覇市国場 - 旭町間で中央線変移規制が実施される(朝7:00 - 9:00、那覇市街向け3車線・与那原向け1車線)。
  • 1993年平成5年)4月1日 - 主要地方道那覇具志頭線が国道に昇格、一般国道507号となる(正式な区間は糸満市 - 那覇市で、糸満 - 具志頭間の国道331号と那覇市国場 - 旭町の当時の国道329号も含まれる)。
  • 2000年(平成12年)6月 - 那覇空港自動車道南風原道路開通に合わせ津嘉山バイパスが一部開通(その後2003年2010年にも一部が開通)。
  • 2007年(平成19年)10月 - 国道329号の那覇市内の大半の区間が那覇東バイパスに本線を移したことに伴い、並行する従来の旧道区間(上間 - 旭町)が同国道の指定区間から外れ沖縄県に移管、このうち上間交差点 - 古波蔵交差点の区間が当国道の区間となる[5]
  • 2014年(平成26年)4月15日 - 津嘉山バイパス全線開通[6]

路線状況

重複区間

バイパス

  • 津嘉山バイパス(八重瀬町東風平 - 那覇市仲井真。うち八重瀬町東風平 - 屋宜原の区間は現道改良で4車線に拡幅)
  • 八重瀬道路(八重瀬町具志頭 - 東風平の現道区間を4車線に拡幅)

主な交通規制

この他、バスレーンや中央線変移区間の施行時間帯を除き、片側2車線の区間の一部に車両通行区分の規制がある[注釈 6][7]

バスレーン

区間 方面 時間帯 備考
那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点 古波蔵方面のみ、バス専用レーン 7:30 - 9:00 土曜、日曜、休日[注釈 7][8]、1月2日 - 3日を除く

中央線変移区間

区間 車線数 時間帯 備考
那覇市国場交差点 - 古波蔵交差点 古波蔵向け3車線・国場向け1車線 7:30 - 9:00 土曜、日曜、休日[注釈 7][9]、1月2日 - 3日を除く

異常気象時通行規制区間

区間 規制内容
那覇市国場交差点付近 路面冠水が30 cm以上になった場合

地理

沿線にはサトウキビ畑が広がる[1]。国道331号と重複する区間の、沖縄本島の南部で糸満市の南東端に平和祈念公園があり、摩文仁の丘や、沖縄県平和祈念資料館がある。

通過する自治体

交差する道路

路線バス

  • 6番・那覇おもろまち線(那覇バス市内線) 那覇市国場交差点 - 古波蔵交差点
  • 12番・国場線(那覇バス市内線) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 18番・首里駅線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 30番・泡瀬東線(東陽バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 34番・糸満(東風平)線(沖縄バス) 八重瀬町富盛 - 那覇市古波蔵
  • 35番・糸満(志多伯)線(沖縄バス) 八重瀬町東風平 - 那覇市国場
  • 36番・糸満新里線(沖縄バス) 八重瀬町富盛 - 東風平(富盛南 - 東風平南三叉路間は富盛経由のみ)
  • 37番・那覇新開線(東陽バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 38番・志喜屋線(東陽バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 39番・南城線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 40番・大里線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 国場交差点
  • 41番・つきしろの街線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 45番・与根線(那覇バス) 那覇市古波蔵真玉橋交差点 - 古波蔵交差点(豊見城高校前経由を除く)
  • 50番・百名(東風平)線(琉球バス交通) 八重瀬町具志頭 - 那覇市古波蔵(八重瀬町富盛北 - 東風平座喜味入口の区間を除く)
  • 51番・百名(船越)線(琉球バス交通) 八重瀬町外間 - 那覇市古波蔵交差点
  • 54番・前川線(琉球バス交通) 八重瀬町東風平座喜味入口 - 外間 - 那覇市古波蔵交差点(東風平 - 外間の区間は東風平経由のみ)
  • 83番・玉泉洞線(琉球バス交通) 八重瀬町具志頭交差点 - 那覇市古波蔵交差点(八重瀬町富盛北 - 東風平座喜味入口の区間を除く)
  • 100番・津嘉山線(沖縄バス) 南風原町津嘉山 - 那覇市古波蔵
  • 111番・高速バス(4社共同運行) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 113番・具志川空港線(琉球バス交通) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 117番・高速バス(美ら海直行)(東陽バスを除く3社共同運行) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 123番・石川空港線(琉球バス交通) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 127番・屋慶名(高速)線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 152番・イオンモール沖縄ライカム線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 200番・糸満おもろまち線(沖縄バス) 八重瀬町東風平 - 那覇市古波蔵
  • 235番・志多伯おもろまち線(沖縄バス) 八重瀬町東風平 - 那覇市国場
  • 309番・大里結の街線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 国場交差点
  • 334番・国立劇場おきなわ線(沖縄バス) 八重瀬町富盛 - 那覇市古波蔵
  • 338番・斎場御嶽線(東陽バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点
  • 339番・南城結の街線(沖縄バス) 那覇市上間交差点 - 古波蔵交差点

脚注

注釈

  1. ^ うち国場 - 古波蔵の区間はもともと重複区間だったがルート変更で当国道のみの単独路線となった。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. ^ 2006年1月1日、島尻郡具志頭村・島尻郡東風平町が合併して、島尻郡八重瀬町発足。
  4. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  5. ^ 日祝・正月三が日を除く毎朝7:00 - 9:00、1991年より平日のみ
  6. ^ 最左車線を軽車両二輪・自動車、それ以外を自動車(二輪を除く)とする規制。なお、この車両通行区分の規制が存在しない場合と比較すると、原則として、自動二輪車が最左車線の通行(追越しまたは右折などの場合を除く)となり、自動二輪車以外の自動車は追越しや右折のためでなくとも最右車線を通行できる。
  7. ^ a b 道路標識等の「休日」とは、「国民の祝日に関する法律に規定する休日」の事である。よって、慰霊の日(および12月29日 - 31日)は、土曜・日曜・国民の祝日に関する法律に規定する休日に重ならない限り、規制実施対象日である。これは、慰霊の日は、沖縄県条例に定める休日(平成3年5月24日沖縄県条例第15号)であるが、国民の祝日に関する法律に規定する休日ではないためである。

出典

  1. ^ a b 松波成行 2008, p. 100、「最後の番号の国道」より。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月21日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  5. ^ a b 国道329号移管について/沖縄県”. www.pref.okinawa.jp. 2022年5月12日閲覧。
  6. ^ 国道507号津嘉山バイパスきょう全面開通 | 沖縄タイムス+プラス ニュース”. 沖縄タイムス+プラス. 2022年5月12日閲覧。
  7. ^ 二輪車の車両通行帯の通行区分規制について | 沖縄県警察”. www.police.pref.okinawa.jp. 2020年11月6日閲覧。
  8. ^ バスレーン規制が行われている道路” (PDF). 沖縄県. 2022年5月12日閲覧。
  9. ^ 中央線変移(時間規制)が行われている道路について” (PDF). 沖縄県 (2016年3月4日). 2022年5月12日閲覧。

参考文献

  • 国道329号那覇市上間 - 旭町の区間が国管理から県管理へ移管しました(南部国道事務所・2007年10月3日付報道発表資料
  • 松波成行「おもしろ国道ア・ラ・カルト」『酷道をゆく』、イカロス出版、2008年3月20日、100頁、ISBN 978-4-86320-025-8 

関連項目

外部リンク

Prefix: a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

Portal di Ensiklopedia Dunia

Kembali kehalaman sebelumnya