大相撲令和6年7月場所
大相撲令和6年7月場所(おおずもうれいわろくねん7がつばしょ)は、2024年(令和6年)7月14日から7月28日までの15日間、日本の愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された大相撲本場所である。 概要
番付・星取表※赤文字は優勝力士の成績。 幕内
十両
優勝争い2場所連続の初日大関総崩れとなった名古屋場所であったが、横綱・照ノ富士は連勝を続け、6日目時点で、全勝照ノ富士に対し、1敗力士も不在という状況となった。これは、平成10年春場所の若乃花以来のことであった。 照ノ富士はその後も連勝を続け、9日目には小結・大栄翔を熱戦の末に上手出し投げで退けた。この時点で、9戦全勝の照ノ富士に対し、2敗で大関・琴櫻、平幕・美ノ海の2人のみが追う展開であった。 10日目には、美ノ海は遠藤との1分を超える相撲の末に敗戦。琴櫻は新関脇・大の里を上手投げで倒し、2敗をキープ。照ノ富士は霧島を小手投げで撃破。これにより、全勝照ノ富士を唯一2敗で琴櫻が追う展開と変わった。 11日目には、琴櫻が霧島に敗戦し、3敗へ後退。結びの一番で照ノ富士が大の里に引き落とされ、1敗に後退するものの、後続と2差は変わらなかった。 12日目。琴櫻、豊昇龍の3敗同士の一番は、琴櫻が差し勝ち、もろ差しになるも、豊昇龍の捨て身の首投げにより逆転負けを喫した。照ノ富士は関脇・阿炎を寄り切り、1敗をキープ。この時点でトップは照ノ富士、それを3敗で豊昇龍、隆の勝、美ノ海の3人が追う展開となった。 13日目、隆の勝は関脇・霧島、美ノ海は小結・大栄翔との対戦が組まれ、揃って勝利。3敗をキープした。大関・豊昇龍は前日の無理な投げが要因で股関節を痛め、休場。照ノ富士は大関・貴景勝を破り、1敗をキープした。 14日目、美ノ海は関脇・大の里に敗れ、4敗に後退。優勝争いから脱落した。豊昇龍の休場の影響もあり組まれた照ノ富士と隆の勝の直接対決は、照ノ富士の立ち合いからの手繰りが呼び込む格好となり、隆の勝に一方的に押し出された。これにより、2敗で照ノ富士、3敗で隆の勝となり、千秋楽まで優勝争いがもつれることとなった。 千秋楽、隆の勝は大の里を一方的な相撲で破り、3敗をキープ。照ノ富士は千秋楽結びの一番で大関・琴櫻と戦うも、琴櫻がもろ差しから巻き替えて放った上手出し投げに崩れ、3敗に後退した。これにより、12勝3敗同士で照ノ富士・隆の勝の優勝決定戦となった。 決定戦。隆の勝はもろ差しとなるも、照ノ富士が巻き替えて右四つ、左上手をとり、隆の勝を寄り切りで破った。これにより、照ノ富士は10回目の幕内最高優勝を果たした。 備考
脚注注釈出典
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