水元公園
水元公園(みずもとこうえん)は、東京都葛飾区にある都立公園である。東京23区中で最大規模の公園である。水域面積の多い水郷公園としての特色がある。 「水元公園」は葛飾区の町名でもあり、公園事務所が水元公園3番2号に所在する。水元公園の敷地は町名としての水元公園のみではなく東金町五丁目、八丁目および埼玉県三郷市にまたがっている。 概要・見所小合溜という準用河川[7]を中心とした水郷公園である。小合溜の対岸は埼玉県三郷市で、埼玉県立みさと公園がある。園内には多種多様な植物が育っていて、特にサクラの咲く季節やハナショウブの咲く季節は花見客などでにぎわう。 また、公園西側の道路、桜堤は園内随一の見どころとなっている。 それ以外の季節でも、季節を問わず週末を中心に余暇を楽しむ訪問客で賑わう。 歴史この地域はもともとは古利根川の河川敷であった。徳川家光の江戸川改修事業により古利根川は廃止されたため、小合村(1889年水元村に合併、1932年に葛飾区に合併)が江戸幕府の許可を得て埋め立てて耕作地として、水を蓄えて小合溜と称して管理してきた。 1940年、紀元2600年事業のひとつとして水元緑地が計画された。1942年までに168 haが買収されたが、太平洋戦争により整備が中断。戦後は自作農創設特別措置法によって150 haを耕作者に開放した。 1957年、都市計画改訂により水元公園として再発足(建設省告示1689号)し、1959年に用地買収を開始、1964年までに8 haを取得、整備の上、1965年4月1日に開園した。 1968年、明治百年記念事業の一環として明治百年記念公園の指定を受ける[8]。1987年にかけて、記念広場と「メタセコイアの森」が順次整備された。 また、町名としての「水元公園」は1981年の住居表示の実施により当時の葛飾区水元小合上町、水元小合町、水元小合新町のそれぞれ一部より成立した。 将来計画2000年4月26日、東京都公園審議会は、最後まで整備が遅れていた水産試験場跡地・旧天王免地区および東金町8丁目地区について整備計画を答申した。水産試験場跡地と江戸川を繋ぐ加用水が流れる東金町8丁目地区については、加用水を「水の軸」とした、従来の水元公園の水郷と調和のとれた景観の創出を目指すこととした。 しかし、三郷市が加用水を下水の排水路として使用しており、公園としての整備ができなかったため、東京都は三郷市に対処を要請[9]、これを受けて三郷市は2016年度までに県都境界に地下調整池を建設し、当該調整池から外環道の地下を経由して、大場川まで接続する排水路を整備した[10]。 データ
防災公園水元公園は、東京都地域防災計画における防災公園のなかでも「大規模救出救助活動拠点」となっている。そのためヘリポート、災害対応トイレや防災パーゴラ、かまどベンチなども園内の各所に設置されている[11]。 アクセス徒歩
公共交通機関
マイカー・バス等
ギャラリー
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
その他日本郵便脚注
関連項目
外部リンク
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