山本 裕典(やまもと ゆうすけ、1988年1月19日 - )は、日本の俳優、タレント、実業家、YouTuber、DJ、。別名、DJ Y2(ディージェイ ワイツー)。愛知県[1]豊川市出身[2]。福岡県福岡市の芸能事務所「ワイツー」に所属[5]。
2017年3月まではエヴァーグリーン・エンタテイメントに所属していた[6]。第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリ&フォトジェニック賞(読者投票1位)[4]。
略歴
豊川市立一宮西部小学校、豊川市立一宮中学校、愛知県立豊川工業高等学校卒業[2]。小学生のころは滝沢秀明らジャニーズ事務所のアイドルに憧れていた[7]。高校卒業まではサッカーやバレーボールなどスポーツに明け暮れる[2]普通の学生生活を送る[8]。就職も決まっていたが、母親の「目指していたんじゃないの?」という言葉と雑誌を渡されたことをきっかけに芸能界への憧れが再燃し[8]、2005年に開催された第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募[7]。準グランプリ&フォトジェニック賞(読者投票1位)を受賞する[7]。家族からは大反対されたが、父親からの後押しがあり、芸能界入りを決める[2]。
上京後、挨拶回りを行ったりオーディションを受け続け、2006年に特撮番組『仮面ライダーカブト』で、神代剣/仮面ライダーサソード役でドラマ初出演し、俳優デビューを果たす[2]。
2007年、TBS昼ドラマ『マイフェアボーイ』で昼ドラマ初出演。同年10月からはフジテレビ系バラエティ『ジャンプ!○○中』にレギュラー出演。その中でもジャンプ!逃走中では二度目の逃走成功を果たした初の人物。二度の逃走成功により、合計171万円を獲得している。2010年4月 - 6月放送のTBSドラマ『タンブリング』ではゴールデンタイムのドラマで初めて主演を務めた。2011年7月からは『桜蘭高校ホスト部』で川口春奈と共にW主演を務める。
2013年、日本歯科医師会が主催する賞「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2013」の著名人部門を受賞[9]。2014年5月3日、岩手県西磐井郡平泉町で開催された「藤原まつり 源義経公東下り行列」で源義経役を務めた[10]。2015年8月2日、所属事務所のイベント「Ever Green Entertainment Show 2015 vol.4」で初めて舞台の演出を手掛ける[11]。
一方、週刊誌に女性スキャンダルを取り上げられることがたびたびあり、所属事務所エヴァーグリーン・エンタテイメントとのマネージメント業務委託契約の内容に違反したことを理由に、2017年3月21日付で同事務所とのマネージメント契約を終了[12][13]。契約解除の理由については、「法的な問題を起こしたわけではない」とされている[14]。後述の芸能界復帰後に、山本からも当時の解雇の経緯について答えており、事務所社長から「今は何もしてないけど、この先また何かするかもしれない。番組が飛んだり、人様に迷惑をかけることになったときにうちの会社ではちょっと支えきれない」と告げられたという[15]。
契約終了後、副業として飲食店を経営していると2017年5月23日発売の『女性自身』のインタビューで答えている[16]。
2018年、お台場・青海J地区特設会場で開催された『SANCTUARY2018』から「Y2」名義でDJ活動を開始[17][18]。同年6月に福岡県福岡市に本社を置く芸能プロダクション・ワイツー[19]に所属し、翌7月に公式サイトを開設[20]。同年12月20日に公式サイトおよびSNS上にて俳優活動再開を発表した[21]。
2019年1月にLINE LIVEでの生配信で芸能活動を再始動し[22]、『極楽とんぼKAKERUTV』(AbemaTV)で活動再開後初のテレビ出演[23]。翌2月には復帰後初CMとなるリブマックス「ホテル」篇に出演[24]。同年3月の舞台『となりのホールスター』にて俳優活動を再開[25]。映画『TOKYO24』のスピンオフとして制作された2020年公開[注 1]映画『Revive by TOKYO24』で寺西優真、ギュリとともにトリプル主演を務める[26]。
2020年夏放送のTOKYO MX『彼が僕に恋した理由』で、芸能活動再始動後初の連続ドラマ出演が決まり、当初は寺西優真とのダブル主演と発表され、7年ぶりの連続ドラマ主演となる予定だった[27]。しかし、新型コロナウイルス感染症流行による緊急事態宣言下でパチンコ店を訪れていたことが週刊誌に取り上げられたことを受けて主演を辞退している[28]。
同年7月10日、新型コロナウイルスへの感染を公表した[29]。前月末から7月にかけて出演していた舞台『THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!―』での共演者が新型コロナウイルス感染症を発症。それを受けて山本もPCR検査を受けたところ陽性反応が確認された[29]。同舞台では、関係者に感染が相次ぎ、全観覧者約800人が濃厚接触者に指定されるなど、クラスターの事態となった[30]。山本は、17日に退院した[31]。このクラスターを巡る東京スポーツ新聞社の記事で名誉を傷つけられたとして、山本は同社と記事を配信したヤフーに損害賠償を求め提訴した。2023年3月29日、東京地方裁判所は、記事はクラスターの原因が山本にあったことを暗に示したが、山本は感染対策を含む舞台運営に関与しておらず、真実とは認められないと指摘。東京地裁は、東京スポーツに対し165万円の支払いを命じた[32][33]。
人物
趣味はゴルフ、スポーツ観戦、映画・音楽鑑賞。特技はサッカー[3][8]、器械体操[1]。50メートル走では5.9秒という記録をもつ[34]。喫煙者。『ROOKIES』に出演していたが、野球はほぼ未経験で学校の授業でやった程度。
取得資格はガス溶接作業者、アーク溶接作業者、旋盤技能検定、情報技術検定3級、英検3級、計算技術検定3級[1]。愛称は「ユッケ」・「もっくん」・「ゆうくん」・「ゆうてん」・「ぼっちゃま」[35]。
中学・高校時代は市原隼人のファンであり、芸能界に入るきっかけにもなっている[36]。他に憧れの芸能人としてSMAPを挙げている[37]。
『仮面ライダーカブト』で共演した水嶋ヒロを兄のように慕っている[38]。また、過去にドラマで共演した三浦翔平、西島隆弘、大東駿介、瀬戸康史たちとも非常に仲が良く[39]、渡辺直美は「親友」だと話す[40]。
芸能活動休止中の2年間は、飲食店を経営しながら生活していたが、芸能界への復帰は自信がなく、意欲もなかった。しかし、Instagramにかつてのファンから「早く戻ってきてください」などのコメントが書かれているのを見て「恥かいても泥水すすっても戻んなきゃいけないのかなって勝手に使命感が芽生えてきた」と芸能界復帰を決意した[15]。
親族
父方の祖父母は在日韓国人であったが、結婚当時は差別がきびしく、自分の息子(裕典の父)には在日韓国人であることを隠していて、父方の祖父が亡くなった32歳の時に、裕典は初めて自分のルーツを知ったという[41]。父親は段ボール工場の工場長をつとめた[41]。母の実家は地元で有名な電器屋だった[41]。両親が結婚する時には、母方の祖父母が結婚に大反対したため、両親はできちゃった結婚をして、裕典の姉が誕生したという[41]。
受賞歴
- 2005年
-
- 2013年
-
出演
主演は役名を太字
テレビドラマ
映画
配信ドラマ
オリジナルビデオ
舞台
吹き替え
バラエティ
PV
CM
ゲーム
ラジオ
書籍
写真集
小説表紙
- 悪い子はお好き?(著:柏葉さや、2012年1月25日、集英社ピンキー文庫) - カバーモデル
脚注
注釈
- ^ 新型コロナウイルス流行の影響で上映は延期。DVDや配信でのリリースは同年になされている。
- ^ a b トリプルキャスト。
出典
外部リンク