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ぷらら (plala)はNTTドコモ が運営するインターネットサービスプロバイダ (ISP)。2022年 (令和 4年)6月まで同じくNTTグループ の企業であるNTTぷらら が運営していた。
概要
ISP の会員数は370万人以上(2023年 3月31日 現在373.3万人)である[ 1] 。オンラインショッピングモール の利用、各種電子メール サービスの利用、インターネット接続サービス その他を「“チケット”として購入する」という独自の利用形態で提供を始めたことに特徴がある。2005年 (平成17年)現在はインターネット接続、メール、プライベートホームページ 、IP電話 ぷららフォン)、ブロードバンド映像配信 サービス(ひかりTV サービス、IPテレビ )、ネットワーク対戦ゲーム などを提供する。提携企業のサービス利用等による基本料金の割引制度(「無料化計画」)は多岐にわたる。ぷららのネットワークのほかに、IIJ のネットワークを利用可能なダブルルートオプション を提供していたが、2021年 7月8日 をもって新規受付を終了し、2022年3月31日をもって提供も終了した[ 2] [ 3] 。
NTTぷらら
株式会社NTTぷらら (エヌティティぷらら、英 : NTT Plala Inc. )は、NTTグループ の企業である。日本の個人向け大手インターネットサービスプロバイダ「ぷらら」やIPTV サービス「ひかりTV 」、IP電話 「ぷららフォン」、「ひかりTVショッピング」、「ひかりTVミュージック」、「ひかりTVゲーム」なども運営していた。2022年 (令和 4年)7月1日 をもって、NTTドコモに吸収合併 された。
従前より実施していた、一定以上の上りアクセス規制するP2P 通信の規制について、2006年 (平成18年)3月にWinny の完全規制を行うと発表した。準備が整い次第完全規制する予定であったが、「電気通信事業法 に定められた通信の秘密 を侵害している可能性が高い」とする総務省 の見解を受け(→ ウィキニュース )、後に利用者側でフィルタリングのON/OFFを設定できるようにすることを発表した(→ ウィキニュース )。
NTTグループ内には、他にもOCN (NTTレゾナント )、InfoSphere (法人向けのみ、NTTPCコミュニケーションズ )、WAKWAK (NTT-ME )、mopera U「フレッツ」コース (NTTドコモ )などのフレッツ光対応ISPがあるが、それぞれグループ内で競争・提携を行っている。
NTTコミュニケーションズ の子会社であるNTTレゾナント が運営するポータルサイト「goo 」の有料会員サービス料金をぷららで支払える連携サービスを行っていたが、2011年 9月30日に終了した。
NTTファイナンス が提供するtabalまるごと決済 を取扱っており、ぷららの利用料金をNTTファイナンスから請求されているNTT東西・コム・ドコモの料金と一括請求とすることが可能である。
株式会社であるが、セカンドレベルドメインが「ne.jp 」や「co.jp 」ではなく「or.jp 」である[ 注釈 1] 。
なお、NTTグループの中長期経営戦略による経営方針の転換により、2022年 7月 以後、持株会社、日本電信電話 により完全子会社化されたNTTドコモ がNTTぷららを吸収合併の上で、ぷらら事業をドコモが新設するスマートライフカンパニーにホームサービスクリエーション部として統合し、ドコモとぷららが展開している映像コンテンツ事業も統合させることが発表されている[ 7] 。これに伴い、NTTぷららが提供している各種サービスも同年7月1日付けでNTTドコモのサービスに組み込まれる事になった[ 8] 。
沿革
1995年 (平成7年)12月18日 - 日本電信電話 、セガ 、ソニー 、日本ビクター 、ヤマハ の共同出資でジーアールホームネット株式会社 (Grassroots Homenet、略称GrR)として設立。
1996年 (平成8年)10月 - ISP事業開始。
1997年 (平成9年)10月 - 法人向けインターネット提供サービス「ビジネスセット」提供開始。
1998年 (平成10年)
1999年 (平成11年)
2月 - 国際ローミングサービス開始(約150カ国3100地域)。
6月 - オンラインショッピングモールサービス「ぷららパラダイス」300店舗に。
7月 - 音楽レーベルのエイベックスが運営するプロバイダサービス「avex network」の終了に伴い、プロバイダ会員存続先としてプロバイダ事業を継承する。
7月1日 - 日本電信電話の再編成により、東日本電信電話 (NTT東日本)のグループ会社となる。
2000年 (平成12年)
5月1日 - 商号を株式会社ぷららネットワークス (Plala)に変更。
7月 - マイクロソフト が運営するMSN のインターネットサービスプロバイダである MSN Internet Accessと統合。ぷららの公式サイト、MSNのポータルサイトに統合。
12月 - ADSL 接続サービス(フレッツ・ADSL 対応)提供開始。
2001年 (平成13年)
5月 - 全国の単位料金区域にアクセスポイントを開設(離島、一部地域を除き市内通信料金でのダイヤルアップ接続が可能に)。
6月 - 会員数100万人に。
8月 - 光ファイバ 接続サービス(Bフレッツ対応)提供開始。
12月 - IP電話サービス「ぷららフォン」提供開始。
12月 - ダイナミックDNS サービス提供開始。
2002年 (平成14年)3月 - メールウイルス チェックサービスを提供開始。
2003年 (平成15年)3月 - 050番号によるフレッツユーザ向けIP電話サービス「ぷららフォン for フレッツ」提供開始。
2004年 (平成16年)
6月 - 総合セキュリティ 対策サービス「ウイルスバスター for Plala」提供開始。
7月 - ブロードバンド多チャンネル放送サービス「4th MEDIA テレビサービス」、ビデオ・オン・デマンド サービス「4th MEDIAビデオサービス」提供開始。
8月 - IPテレビ電話 サービス「ぷららフォン for フレッツ プラスV」「ビジネスぷららTVフォン」提供開始。
2005年 (平成17年)
2006年 (平成18年)8月1日 - NTTグループ中期経営戦略推進の一環として、親会社が東日本電信電話からエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ 株式会社(NTT Com)に変更。
2008年 (平成20年)
3月1日 - 商号を 株式会社NTTぷらら に変更。
3月31日 - 4th MEDIA、OCN シアター、オンデマンドTVを統合する形で、ひかりTVサービスを開始。
7月1日 - イー・モバイル 網を使ったMVNOサービス「ぷらら高速モバイルオプション(EM)」開始。
7月16日 - 「ひかりTV」でカラオケサービスの提供を開始。
9月15日 - 会員数300万人に。フレッツ光向け接続サービス「ぷらら光」会員数は約160万人に。
2010年 (平成22年)9月16日 - 「ひかりTVショッピング」サービス提供開始。
2012年 (平成24年)
4月9日 - 「ひかりTV」の会員者数が200万人を突破。
6月16日 - NTT Comグループ4社のひとつとしてWorld IPv6 Launch に参加。
7月 - 2012年7月以降申込分より、NTT東日本・NTT西日本・NTT Com・NTTドコモなどの料金と合算する場合はtabalまるごと決済(NTTファイナンス)での支払いとなる。
11月13日 - 電子書籍サービス「ひかりTVブック」の提供開始[ 10] 。
2013年 (平成25年)
3月1日 - 定額制音楽配信サービス「ひかりTVミュージック」の提供開始。
6月 - テレビ向けクラウドゲームサービス「ひかりTVゲーム」の提供開始。
7月 - 法人向け映像配信サービス「ひかりTV for Business」の提供開始。
2016年 (平成28年)12月 - 趣味学習サービス「Shummy」の提供開始。
2017年 (平成29年)
4月 - 吉本興業との共同サービス「大阪チャンネル 」の提供開始。
5月 - NTTドコモが出資。
2019年 (平成31年/令和 元年)7月1日 - NTTドコモへの株式譲渡によりNTT Comが経営から撤退し、NTTドコモグループに入る。
2021年 (令和3年)12月9日 - ゲームに特化したゲーム専用回線「GGGG光」の提供開始[ 11] 。
2022年 (令和4年)7月1日 - NTTドコモへ吸収合併[ 8] 。
サービス
インターネット接続サービス
ISP事業は2008年(平成20年)12月末時点で282万契約で、このうち145万人が光ユーザー、ADSLを含めたブロードバンドユーザーは237万人と大半である。
ぷらら光 - NTT東日本およびNTT西日本のフレッツ・光サービスを利用した常時接続サービス。ひかりTVサービスやIP電話「ぷららフォン for フレッツ」を利用可能である。
フレッツADSL接続タイプ - ぷらら光と同様、NTT東西のフレッツ・ADSLの常時接続が利用可能となる。速度タイプは1Mから47Mと全てのフレッツ・ADSLに対応している。IP電話サービス「ぷららフォン for フレッツ」も利用可能である。
モバイル接続サービス - MVNO。2017年11月に全サービスを終了[ 12] した。
メール
メールアドレスは基本的に @***.plala.or.jp
となる。オプションで下記サービスを提供する。
Webメール (メールぴょん) - iモード などの携帯電話からも利用することができる。
メール転送サービス
迷惑メールフィルタリング、ウィルスチェック、サービス
メーリングリスト
ニックネームメール - エイリアスの別名アドレスを取得可能。100種類以上のショートドメインも利用することができる。
時間deメール - 指定した時間にメールを送信してくれるタイマーメール
るすばんメール - あらかじめ設定した文章を自動返信する。
Mail Exchangeサービス - 他のプロバイダのメールをサーバが巡回して自動取得する。
プライベートドメインメール - @以降の部分を任意で指定した上でエイリアスを取得できる。
その他
ホームページ作成 - CGI の利用も可能となる。
ブログ 作成 - フォトアルバムや、音声アルバムを含むプライベートブログが作成できる。
ぷらら掲示板
ケータイぷらら - ケータイ電話からplalaのメールやポータルサイトを利用することができる。
映像ビジネス事業
ひかりTV - ネットを通じてご自宅のテレビやパソコン、スマートフォン・タブレット端末などさまざまな機器で、人気の映画やドラマ、アニメなどのビデオ作品や専門チャンネル、さらにはクラウドゲームや音楽配信サービスなどが楽しめる総合ライフエンターテインメントサービス。プロバイダ契約者は無料でビデオサービスが提供[ 13] される。
BUSINESSぷらら
ロゴ
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加筆 が望まれています。
(2016年3月 )
法人向けのサービスとして、Webサーバ の構築やオフィス間通信のセキュリティを高めるためのVPN 構築等を実施している。固定IP1、IP8、IP16、IP32、IP64の5種類のメニューがある。その他に、ハウジングサービス、ホスティングサービス、専用線接続サービス、IP電話、テレビ電話、独自ドメイン取得といったものを提供している。ひかりTVの法人向けサービス「ひかりTV for Business」も提供する。
ポータルサイト
この節の
加筆 が望まれています。
(2016年3月 )
同じNTTグループのプロバイダであるOCN と同様に[ 14] 、同グループのNTTレゾナントが運営するポータルサイトgoo の機能を利用した会員向けポータルサイト を利用できる[ 15] 。gooの検索エンジンを利用した検索サービス、gooニュース、天気予報、教えて!goo 、goo辞書 といったサービスを利用することができ、gooトップページ右上にプロバイダからのお知らせが表示される以外は通常版のgooと機能、構成は同じである[ 15] 。
脚注
注釈
^ 1996年11月6日にNE.JPドメインが導入される以前はネットワークサービスに対してOR.JPドメインが割り当てられていたため。OR.JPドメインのまま運営しているプロバイダは少なくない[ 6] 。
出典
関連項目
外部リンク
持株会社 地域通信 長距離・国際通信 移動通信 データ通信 建築・不動産 エネルギー その他 医療機関 シンボルチーム 関連チーム 消滅した法人 前身 主な提供サービス 主な終了サービス
カテゴリ
通信サービス
FOMA端末向けサービス
スマートフォン用サービス
その他サービス
料金・割引サービス
法人向けサービス 携帯電話端末
パーソナル時代
ドコモ時代
パルディオシリーズ (音声機種) ブラウザホンシリーズ (音声機種) その他音声機種 通信機種
ドッチーモ
15xシリーズ
20x・21xシリーズ
201 202 203 204 205 206 207 208 209i・209iS 210i 211i・211iS 212i 213i・213iS・213iWR
25xシリーズ
251i・251iS 252i・252iS 253i・253iS
5シリーズ
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その他
6xxシリーズ らくらくホン GEOFREE ドッチーモ 自動車電話 FOMAテュアル
端末納入メーカー(日本国外企業 ):エリクソン (ER)
ノキア (NM)
自動車電話 (E)
2008年- 2009年 (冬・春)
2009年 (夏・秋)
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docomo STYLE series docomo PRIME series docomo SMART series docomo PRO series ドコモ スマートフォン その他
2010年 (夏・秋)
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2010年- 2011年 (冬・春)
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