国鉄タキ7200形貨車
国鉄タキ7200形貨車(こくてつタキ7200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 概要1958年(昭和33年)12月18日にタキ3500形より1両(タキ3519)が改造され形式は新形式であるタキ7200形とされた。その後1959年(昭和34年)2月6日に1両(タキ7201)が造機車輌にて、同年7月10日に6両(タキ7202 - タキ7207)が富士重工業にてそれぞれ新規製作された。 本形式の他にアルコールを専用種別とする形式にはタ2000形(3両)、タム8100形(11両)、タサ3000形(82両)、タサ3200形(3両)、タサ3500形(3両)、タサ5000形(1両)、タキ500形(6両)、タキ600形(20両)、タキ3500形(179両)、タキ7250形(115両)、タキ13700形(30両)、タキ13800形(25両)の12形式が存在した。 所有者は、内外輸送1社のみでありその常備駅は羽越本線の中条駅であった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 タンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材 SS41、現在のSS400)製の内面をステンレス鋼(SUS27、現在のSUS304)張りとしたものでの直円筒形ドーム付きタンク車であり、積込みはマンホールからの上入れ式、荷降ろしは吐出管を用いた下出し式である。 車体色は黒、寸法関係は全長は13,600mm、全幅は2,450mm、全高は3,884mm、台車中心間距離は9,500mm、実容積は37.5m3 - 37.8m3、自重は18.8 - 20.2t、換算両数は積車5.0、空車2.0であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1985年(昭和60年)6月10日に全車(8両)一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。 参考文献
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