au Wi-Fi SPOTが利用できるところの表示 (新ロゴ)
au Wi-Fi SPOT (エーユーワイファイスポット)とは、auブランド を展開するKDDI の子会社であるワイヤ・アンド・ワイヤレス [ 注 1] が提供する公衆無線LAN サービスの名称である[ 1] 。
概要
ワイヤ・アンド・ワイヤレス がauの利用者向けに提供する公衆無線LANサービスであり、指定のデータ定額サービス [ 2] の契約者のみ利用可能である。利用料金はスマートフォン など契約端末の利用は一部を除き無料で、コンピュータなど契約外端末で利用する場合は「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」プラン[ 3] の契約が必要で、利用料金は契約のデータ定額サービスによって異なり、無料で利用可能な場合と月額300円で利用可能な場合がある。2020年9月まで、au指定のデータ定額サービスやau回線の契約がない場合利用できなかったが、現在はau Wi-Fiアクセスで利用できる。
iPhone はauで発売当初はau Wi-Fi SPOTに対応しておらず、公衆無線LANお試しキャンペーンとして2012年3月末までワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するWi-Fiスクエアを利用できた。au Wi-Fi SPOTは2011年12月20日から対応し、上記契約している場合は引き続き2012年3月末以降もWi-Fiスクエア、UQ Wi-Fi及びau Wi-Fi SPOT対応アクセスポイント で利用が可能である。iPhone などのiOS 8以前の機器ではSSID が「au_Wi-Fi」のものには対応しておらず、それ以外のSSIDでの利用となっていたが、iOS 9から対応している。
SSIDが「au_Wi-Fi2」のものはWPA2 -EAP (802.1x/EAP-AKA) 方式とで、従来より接続時間が短縮され、高セキュリティである。
2012年3月1日 - 2016年1月31日はauのスマートフォン以外の一部を除くWi-Fi対応機器でも利用可能で、対象のauスマートフォン1台の他に最大1台までとなっていた。2016年2月1日からは「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」で利用可能である。
2016年1月31日までは、1分につき27円、1480円を上限に1日間、で国外も利用可能であった[ 4] 。2016年8月から24時間980円で利用可能な「世界データ定額」を開始する[ 5] 。
au Wi-Fi SPOTは2.4ギガヘルツ (GHz) 帯の他、一部を除いては5GHz帯にも対応する。
サービススポット
KDDIの子会社であるワイヤ・アンド・ワイヤレス (SSID:au_Wi-Fi、au_Wi-Fi2、Wi2premium、Wi2premium_club、Wi2、Wi2_club、Wi-Fi_square) やUQコミュニケーションズ (SSID:UQ_Wi-Fi) が展開する公衆無線LANを利用可能である。バックボーンにUQコミュニケーションズが展開するWiMAX網 やKDDIおよび電力系通信事業者 各社の光回線などを利用する。Wi-Fiスポットは一部を除くauショップ 、トヨタ自動車 系販売店のPiPit 、一部のTSUTAYA 、ローソン をはじめ、カフェ などの飲食店や携帯電話売り場を持つ家電量販店 、路線バス や一部の駅などで、2013年3月末時点で23万箇所ある。ごく一部にドコモショップ で利用できる箇所がある。一部のスポット[ 注 2] はSSIDが検出されるもののログイン できない。京王線 ・京王井の頭線 [ 6] ・小田急ロマンスカー [ 7] ・京成スカイライナー ・成田スカイアクセス [ 8] などは車内でも利用可能で、高速バス も対応路線がある[ 9] 。
利用可能SSIDは機種・エリアにより異なる。
機種
au_Wi-Fi
au_Wi-Fi2
Wi2premium Wi2premium_club Wi2、Wi2_club Wi-Fi_square
UQ_Wi-Fi
au 4G LTE /5G 対応機種 (Android, iOS 9以降)
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一部のモバイルWi-Fiルーターや4G LTE対応PC
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3G・+WiMAX 対応の機種
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パソコンなどau非契約端末 (Wi2 300 for auマルチデバイスサービス)
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対応機種
利用方法
Android
au Wi-Fi 接続ツールをau Market かGoogle Play から導入し、あらかじめ設定したau IDとパスワードを初期設定の際に入力すると利用可能となる。
Wi2 のアクセスポイントに接続された場合、Wi2でログインIDの入力を求められることがある。
iOS
auで契約したiPhoneとiPadでは、auお客様サポートを開き、Wi-Fi設定のプロファイルをインストールして利用できる。iPhone 5以降はあらかじめ自動接続が可能な状態で販売されている。ソフトバンクモバイル 向けiPhone・iPadや、iPod touch などの3G/LTE非対応iOS機器はApp Store から導入し、あらかじめ設定したau IDとパスワードを初期設定の際に入力すると利用可能となる。
PC・Wi-Fi専用タブレット・Windows Phone (IS12T , IS02 )・ゲーム機など
Wi2 300 for auマルチデバイスサービスに契約して利用可能。Webブラウザだけで利用可能である。
Wi-Fi HOME SPOT
HOME SPOT CUBE(背面)
宅内でもWi-Fiが利用可能で、インターネット接続環境と専用機器(HOME SPOT CUBE (PXH11) ・プラネックスコミュニケーションズ 製)のレンタルが必要である。利用料金は通常月額525円だが、「ISフラット」もしくは「プランF (IS) シンプル/プランF (IS)」を契約している場合は105円で利用可能である。2012年8月末までに申し込んだ場合はさらに105円が割引されて永年無料で利用可能である。WPS に対応しており、接続は上記のau Wi-Fi 接続ツールでかんたん接続からauの項目を選択する。接続ツールを利用しない場合はSSID (auhome_xxxxxxx) とパスワードの入力する。
HOME SPOT CUBE (PXH11) は、最高通信速度は150メガ ビット毎秒 (Mbps)、周波数帯は2.4GHzと5GHzの無線ルーターで、auスマートフォン以外の携帯ゲーム機を含むWi-Fi対応機器も接続可能である。
Android向けのau Wi-Fi 接続ツールの最新バージョンではかんたん接続に従来のHOME SPOT CUBEを利用するものに加えて、バッファロー 製とNECアクセステクニカ 製のWi-Fiルーターのバーコード 読み取り設定対応機種でバーコード読み取り設定にも対応するようになった。
2015年5月末にHOME SPOT CUBE (PXH11) のサポートを終了し、すでにレンタルしている利用者は無償譲渡される。
後継にHOME SPOT CUBE2は、希望小売価格7800円(税抜)で2015年4月10日発売予定である。
au Wi-Fiアクセス
2020年9月1日から、au PAY ユーザーとauスマートパスプレミアム ユーザー向けに提供されている公衆Wi-Fiサービスである。au PAYとauスマートパスプレミアムはauユーザー以外も利用可能で、auユーザー以外にもau Wi-Fi SPOTが解放された。利用料金は無料でauスマートパスプレミアムユーザーはVPN機能に対応した「セキュリティモード」を利用可能で、パソコンやゲーム機の利用も対応している。
脚注
注釈
出典
関連項目
他事業者の類似サービス
外部リンク
au携帯電話 ※スマートフォン 、タブレット 等を含む
A1010シリーズ A1100シリーズ A1300シリーズ A1400シリーズ A3010シリーズ A5300シリーズ A5400シリーズ
端末納入メーカー (日本国内企業 ): カシオ (CA) - 日立 (H) - 京セラ (K) - ソニー・エリクソン (S) - 三洋電機 (SA) - 鳥取三洋 (ST) - 東芝 (T)
A100シリーズ A1300シリーズ A1400シリーズ A5300シリーズ A5400シリーズ A5500シリーズ B00シリーズ
端末納入メーカー (日本国内企業 ): カシオ日立 /カシオ (CA) - カシオ日立/日立 (H) - 京セラ (K) - ソニー・エリクソン (S) - 三洋電機 (SA) - 鳥取三洋 (ST→SA) - 東芝 (T)
端末納入メーカー (日本国外企業 ):パンテック (PT)
2016年
2017年
「(V)」:au VoLTE & au 4G LTE CA & WiMAX2+ (キャリアアグリケーション(LTE-Advanced )、およびVoLTE 対応・国内3Gサービス 非対応(iPhone 除く))対応機種、「(V*)」:au VoLTE & au 4G LTE & WiMAX2+ (VoLTE対応・キャリアアグリケーション非対応・国内3G通信 非対応(iPhone除く))対応機種、「(V**)」:au VoLTE & au 4G LTE(VoLTE対応・国内3Gサービス非対応(iPhone除く))対応機種、「(V***)」:au VoLTE & au 4G LTE & WiMAX2+(国内VoLTE & LTEサービス専用・WiMAX2+対応・キャリアアグリケーション非対応・国内3Gサービス非対応・SIMロック 解除非対応・国内通信エリア専用機種、「(V****)」:au VoLTE & au 4G LTE(国内VoLTE & LTEサービス専用・キャリアアグリケーション非対応・国内3Gサービス非対応・SIMロック解除非対応・国内通信エリア専用機種)、「◇」:au 4G LTE CA (キャリアアグリケーション(LTE-Advanced)対応)& WiMAX2+対応機種、「◆」:au 4G LTE & WiMAX2+対応機種、「(L)」:au 4G LTE対応機種、「*」:ファブレット、「(B)」:法人向け機種、「 」(マーク無):通信モジュール非搭載機種
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