Auの端末一覧auの端末一覧(エーユーのたんまついちらん)では、auブランドを展開するKDDI、および沖縄セルラー電話の携帯電話端末について記述する。また、本項ではauの前身にあたるIDO、およびDDIセルラー時代の携帯電話端末についても記述する。 CDMA 1X WIN・CDMA 1X(両者共に後のau 3G)第三・五世代携帯電話 (3.5G) に分類されるCDMA 1X WINシリーズと第三世代携帯電話 (3G) に分類されるCDMA 1Xシリーズはauの主力シリーズであり、2009年現在のラインアップにおいてはシリーズ全体の90%以上の端末がCDMA 1X WINシリーズで占められている。 CDMA 1X WIN端末2008年度までに発売されたCDMA 1X WIN端末の型番はWで始まる(CDMA 1X EV-DO Rev.A対応端末を含む)ため、Wシリーズとも呼ばれる。約款上はau ICカードに対応しない音声型端末が「第3種auデュアル」、au ICカードに対応する音声型端末が「UIMサービス」、カード型端末が「第3種auパケット」契約である。 Wのあとには2桁の数字が続き、最後には各メーカー毎に割り振られたアルファベットによる略称が付く。 携帯電話型端末においては、数字の1桁目でサービス開始からの経過年数を表し、その端末がどの年に発売されたかを表している。サービスの開始は2003年であることから、初年の端末は「1」、サービス開始2年目の2004年の端末では「2」というように割り当てられる。ただし、マイナーチェンジ端末では、ベースとなった端末の型番の後に「II」や「III」をつけるというルールを優先するため、この規則は適用されない(例:2006年発売のW33SA II、2007年発売のW43H II、W44K II、LEXUS W44T IIIなど)。 数字の2桁目は、メーカー毎の続き番号である。ただし年が代わるとこの数字はリセットされ、再び1から使われはじめる。CDMA 1Xと異なり他メーカーと続き番号を共有しないため、ソフトバンクモバイルやツーカー同様同じ数字を持つ端末が複数存在しうる。また、同時期に発売された端末でもメーカーによって2桁目の数字の大小は異なることになる。 なお、PCカード型などの非携帯電話型端末(パソコンやPDAなどに差し込んで、主にデータ通信を行うタイプ)にはW00番台が割り当てられている。こちらの2桁目は携帯電話型端末と異なり、CDMA 1X同様メーカーの区別の無い続き番号となっている。 「ガク割」(学生割引)には対応していないことから、当初は大人(成人)向け、あるいはパケット通信をよく使うパワーユーザー向けといった位置付けだったが、現在では「誰でも割」などの割引サービスも増え、端末自体の価格も安い機種が出るようになり、全てのユーザーを対象としたサービスの展開を行っている。 2007年後半以降に登場した機種はサブディスプレイを搭載しない機種が大部分を占めている。 なお、W53SおよびW44K IIカメラなしモデルを除く2007年秋冬モデルの1X WINシリーズよりプッシュ・ツー・トーク機能の「Hello Messenger」が省略された。 2009年春モデルより、モバイルWiMAX対応ハイブリッド非携帯電話型端末(DATAシリーズ)以外の非携帯電話型端末と法人向け端末を除き、型番ルールが大幅に変更された。FOMA同様メーカー略称を型番の先頭につけられ、そのあとは001から始まる(ちなみに通常シリーズの特殊機能付きモデル(例・Walkman Phoneシリーズ全般、biblio、Mobile Hi-Vision CAM Wooo、Sportioシリーズ全般、mamorino、beskeyなど)およびNEW STANDARDシリーズ、iidaシリーズ、ISシリーズ、DATAシリーズ、通信モジュール内蔵デジタルフォトフレームの端末型番はいずれも01から始まる)続き番号になっている。メーカー略称が1文字の場合は、それとは別に2文字の略称が製造型番につく。2文字略称もメーカー名から採られるが、Pに限ってはメーカーの旧社名(「松下通信工業(まつしたつうしんこうぎょう)」ひいては「松下電器産業(まつしたでんきさんぎょう)」の「ま」にあたる「MA」)から採られたものであった。 またW10 - W60シリーズの大半の機種にはWINのロゴの刻印が付けられており、一部ロゴの下にLEDを埋め込み着信・充電ランプとしている機種もあった。2009年の型番一新によりWINのロゴは廃止された。 W10 - W60シリーズ(携帯電話型端末)x000(xY00の型番を含む)/NS(型番・xX00)/iida(型番・xX00)シリーズ(携帯電話型端末)
規格・方式 スマートフォン・ファブレット(IS・E(法人向け)・L(au 4G LTE)・V(URBANO V00シリーズおよびBASIO、TORQUE G02以降のシリーズを含むau VoLTE)・G(au 5G)・X(iida)・Y(URBANO PROGRESSOを含むURBANO L00シリーズおよびTORQUE G01)・iPhone)・タブレット端末(TB・T(au 4G LTE)・iPad)型番については[1] E30シリーズと、2010年秋発表のIS06以前のISシリーズでは通し番号制でメーカーに関係なく付与されており、2011年春に発表されたISW11HT以降ではWが付くのはモバイルWiMAX(UQコミュニケーションズのMVNOとしての位置づけで、+WiMAXブランドで提供)対応機種で、WがないのはCDMA 1x WINまたはWIN HIGH SPEEDの単独対応となり、最後の部分は各メーカーとなる。番号については11から順番に付与され、2009年より前のWINシリーズのように翌年の機種が2桁目が上がることはない。タブレット端末についてはWi-Fi対応機は型番に入っているiはWだとモバイルWiMAX対応機と重複するためiとしている。型番は2010年発表の機種は「SM」の部分がメーカーで、「T」がタブレットを示し、2011年以降発表の機種は最初の「TB」がタブレットを示し、メーカーは最後の部分に付く。法人向け機種については2011年春まではE30番台の続番方式としていたが、2011年夏以降は製造型番の後にEが付くものとなる。2012年秋以降の機種は全てau 4G LTEの対応となり、型番は21を頭とする順番の方式に変更された。方式はISシリーズで型番として使用されていたxxI11からxxL21からの方式になった。タブレットも同様にこちらはxxT21からになった。更に2014年10月27日以降に公式発表されたスマートフォンは全てau VoLTEの対応となり、型番は31を頭とする順番の方式に変更された。方式は後発のCA、およびWiMAX2+対応モデルを含む従来の4G LTEシリーズで型番として使用されていたxxL21からxxV31からの方式になった。2020年春モデル以降のau 5GスマートフォンはxxG01からの方式となる。
その他の端末
CDMA 1X端末CDMA 1X端末の型番はAで始まるため、Aシリーズとも呼ばれる。約款上は「第2種auデュアル」契約である。 型番ルールは基本的にcdmaOne末期から引き継いだもので、Aの後には4桁の数字が並び、最後には各メーカー毎に割り振られた1、2文字の略称が付く。 数字の上1桁目はグレードを表し、ローエンド機は「1」、ミドルレンジ機は「3」、ハイエンド機は「5」が割り当てられていた。ただし、Aシリーズにおいて実際に3000番台が使われたのは当初の2002年のみである。これは5000番台との差がムービーの再生に対応するかしないかだけであり、着うたの技術がムービー機能と密接に関わっているためである。ローエンド機にも着うたが普及し同時にムービーメールも普及し、さらにWIN端末もラインナップの中核に台頭してくるようになると、3000番台は存在を消した。今では、5000番台はWIN端末にハイエンドの座を取って代わられ、ミドルレンジ的な位置づけであるといえる。 数字の上2桁目もグレードに関係し、従来に比べ機能強化などがなされた場合に繰り上げられる。しかし不明瞭な繰上げや、機能と型番が一致しない例外が多く、あまり有効な使い方はなされていないといえる。後述の一覧も半ば結果論的に分類したものでしかない。 数字の上3桁、4桁目は上記2桁を踏まえたうえでの続き番号である。この番号の扱いにはCDMA 1X WINの携帯電話型端末と違い、メーカーの区別がない。そのため同じ型番をもつ端末は基本的に1つだけである。 また、CDMA 1X開始当初の端末では上3桁目に一律「1」が割り当てられていた。これは、末期のcdmaOne端末との区別を図ったためと考えられる。 2005年秋、「簡単ケータイS」として「A101K」が発表された。番号が3桁であるのは、この機種が通話専用であることから他の機種の型番との差別化を図った結果だと考えられる。 なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていなかったが、2013年10月発表された非携帯電話型GPS機能付き位置情報端末「あんしんGPS KYS11」が同年12月14日に発売された。 現在は同シリーズの音声端末の新規開発が終了しており、既存の1X WIN (EV-DO Rel.0) サービスに対応したNEW STANDARDシリーズ(NS00番台・2009年春モデルのみ)やmamorinoシリーズ(例:KYY01・KYY02・KYY05等)を含む安心ジュニアケータイシリーズ(例:K001)、W62PT以降の簡単ケータイシリーズ、iidaシリーズのEV-DO Rel.0対応機種(例:misora)、GRATINAシリーズ(例:KYY06)等が事実上の後継シリーズとしてほぼ機能している[4]。
●印 : グローバルパスポートCDMA対応端末。
●印 : グローバルパスポートCDMA対応端末。
auのスマートフォン端末一覧(2023年度以降)
★...オンライン限定モデル ◆...au +1 collectionのモデル 発売中止の端末cdmaOneしばしば2.5世代と呼ばれるcdmaOneは、2002年4月にCDMA 1Xサービスが開始されるまでauの主力だったシリーズである。 cdmaOne端末の型番は初期のものを除きCで始まるため、Cシリーズとも呼ばれる。約款上は音声型端末が「第1種auデュアル」、カード型端末が「第1種auパケット」契約である。 末期のcdmaOne端末cdmaOneシリーズでは長年3桁の型番が使われていたが、CDMA 1Xサービス開始直前の2001年冬モデルでは4桁化された。 この型番をもったcdmaOne端末はわずか6機種しか発売されなかったものの、WAP2.0、eznavigation(現・EZナビ)、ezmovie(現・EZムービー)といった新サービスが多く導入され、その後のau端末の流れを作った端末群である。なお、C3000/5000シリーズは当初CDMA 1Xサービス向け(2001年秋のサービス開始を予定していた)の端末として開発されていたが、インフラ整備の遅れによりcdmaOne向けに開発し直された端末であった。 なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていない。
●印 : グローバルパスポートCDMA対応端末。
中期のcdmaOne端末cdmaOneの全国ネットが完成した1999年4月から2001年秋モデルまでのcdmaOne端末では、3桁の型番が使われていた。 このシリーズでは、初期のようなTACSとのデュアルモードではなくcdmaOne専用機となり、旧IDOからもようやくcdmaOne端末が提供されるとともに、cdmaOne端末については旧IDOと旧DDIセルラーの型番が統一された。 当初は、EZweb(旧IDOではEZaccess)に対応するC200シリーズと、非対応のC100シリーズの2シリーズから提供が開始され、その後は主にEZwebに関する機能向上などがあるたびに、型番が100もしくは50繰り上げられた新シリーズが登場した。 この型番ルールでは、PCカード型などの非携帯電話型端末も、通常の端末と区別しない型番を採用していたため、C300番台にはこれらと携帯電話型端末が混在する。 このころから、マイナーチェンジ端末ではベースとなった端末の型番の後に「II」をつけるようになった。 このシリーズの一部では、C101S(2004年8月以降使用不能、ソフトウェアアップグレードが必要)のように現在のCDMA 1Xには対応できない機種もあり、ユーザに対しては新しい機種への無料交換などの措置が取られている。
●印 : グローバルパスポートCDMA対応端末。
※C300シリーズのうち「306」が欠番になっているが、これはモトローラが「C306M」という端末を開発していたものの、開発が難航し最終的に発売中止(通話専用機のC100Mのみ発売)となったためである。
●印 - グローバルパスポートCDMA対応端末。 初期のcdmaOne端末旧DDIセルラーでは、1998年7月14日にサービスを開始した関西・沖縄・九州を皮切りに「CD-10」シリーズとして、当時まだサービスが提供されていたTACS方式とのデュアルモード機として登場した。cdmaが使える場所ではcdma端末として、cdmaが使えない場所では、TACS端末として機能するものである。
1999年4月14日とサービスの開始が遅かった旧IDOでは、TACS方式とのデュアルモード機は販売されず、前記のC101・C201(このシリーズより旧DDIセルラーと型番が統一された)からとなっている。 PDCIDO端末1995年頃には、PDC端末はD3xxという型番のつけ方がされた。 基本的には、新機種の発売順に従って、メーカーに関係なく型番が一つずつ増やされる方式が取られた。 1997年に、通信速度9,600bps対応のGシリーズとして、501G(東芝)・502G(松下)が発売された。 プリペイド型サービス「プリペIDO」対応端末は600番台、PDC方式向けに回線交換型EZaccessサービスが開始されると700番台になり、最終は705G(DDIセルラーD306S相当、1桁目が異なるのはDDIセルラーD301SA相当の端末がIDOエリアでは未発売のため)である。 Gシリーズ通信速度9,600bps対応。
Dシリーズ
DDIセルラー端末DDIセルラー時代のPDCデジタル機は、TACS機の型番の「P」が「D」に変わっただけ(携帯電話は「HD」、自動車電話は「MD」)でそれ以外のルールに変更はない。初期は1桁目がメーカー、2桁目が世代、3桁目が発売順を表していたが、1995年にTACS機ともども数字が2桁になり、末尾にメーカーのアルファベットが付く形式に変更された。 1999年発売の機種から、cdmaOne機はC、PDCデジタル機はDで始まる形式に変更されたが、これ以前に発売された機種は、改番されずにそのまま最後まで販売されていた。 Dシリーズ
HDシリーズ
TACSIDO端末1994年頃には、TACS端末はT2xxという型番のつけ方がされた。 基本的には、新機種の発売順に従って、メーカーに関係なく型番が一つずつ増やされる方式が取られた。 Tシリーズ
Tokyo phone
DDIセルラー端末開業当初は携帯電話がHP-xxx、自動車電話がMP-xxx、キャリーホン(可搬式自動車電話)がCP-xxxという型番の付け方であり、最初の数字でメーカーを表わしていた。2桁目は世代ごとに0から付けられ、最後の数字は発売順に1から付けられた。
1995年発売の機種からHP-xxという型番のつけ方に変更された。10から番号を10刻みで振り、末尾にはメーカーの略号がついた。 DDIセルラーグループではTACS方式の端末は1997年まで新機種の開発が継続されており、HP-50P(松下)とHP-50T(東芝)がDDIセルラーにおけるTACS方式の最終モデルとなった。 HPシリーズ
ハイキャップ1994年頃には、ハイキャップ端末はH10xという型番のつけ方がされた。 基本的には、新機種の発売順に従って、メーカーに関係なく型番が一つずつ増やされる方式が取られた。 なお、DDIセルラーではハイキャップは提供されておらず、NTTドコモのアナログ方式にローミングを行うことで全国エリアを確保した。 Hシリーズ
ミニモJ
脚注・出典
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