1930年代のSFファンダム史としては、サム・モスコウィッツ(英語版)の The Immortal Storm: A History of Science Fiction Fandom(Hyperion Press 1988 ISBN 0-88355-131-4 、原版は The Atlanta Science Fiction Organization Press, Atlanta, Georgia 1954)が広く評価されている(ただし、間違いが全くないわけではない)。モスコウィッツ自身も書かれている事件などに当事者として関わっており、主観が混じっている点が批判されることもある。
ロバート・ブロックの1956年の短編「人間の道」[6]では、SFファンダムだけが核戦争のホロコーストを生き残り、文明復興の基礎となる。K・M・オドネル(バリイ・N・マルツバーグのペンネーム)の Gather in the Hall of the Planets (1971) は、ニューヨークのSF大会を舞台とし、多くのSFファンや作家のパロディを繰り広げている。ラリー・ニーヴンとジェリー・パーネルとマイクル・フリンの『天使墜落』はSFファンダムへの賛辞となっている。氷河期が訪れ科学やSFが軽視されている時代、半ば非合法なワールドコンがミネアポリスで開催される。ロサンゼルス近辺の実在のファンが多数登場している。シャーリン・マクラムの『暗黒太陽の浮気娘』(1987) は、SF大会で殺人事件が発生するという設定であり、ファンの気質が誇張されユーモアたっぷりに描かれている。
Jenkins, Henry (1992). Textual Poachers: Television Fans & Participatory Culture. Studies in culture and communication. New York: Routledge. pp. 343. ISBN0415905710
Kozinets, Robert V. (2007), "Inno-tribes: Star Trek as Wikimedia" in Cova, Bernard, Robert V. Kozinets, and Avi Shankar Consumer Tribes, Oxford and Burlington, MA: Butterworth-Heinemann, 194-211.
Kozinets, Robert V. (2001), "Utopian Enterprise: Articulating the Meanings of Star Trek's Culture of Consumption," Journal of Consumer Research, 28 (June), 67-88.
In Memory Yet Green by Isaac Asimov (1979)
The Futurians by Damon Knight (1977)
The Way the Future Was by Frederik Pohl (1978)
All Our Yesterdays by Harry Warner, Jr. (1969)
The Immortal Storm: A History of Science Fiction Fandom by Sam Moskowitz. Hyperion Press 1988 ISBN 0-88355-131-4 (original edition The Atlanta Science Fiction Organization Press, Atlanta, Georgia 1954)