唐橋 充(からはし みつる、1977年5月30日[2][3] - )は、日本の俳優、イラストレーター、デザイナー[2]。福島県出身[3]。
血液型はB型。文教大学卒業。祖父は政治家で元喜多方市長の唐橋東、妻は女優の水野美紀。一児の父。
来歴
俳優
文教大学卒業後、23歳で早稲田大学演劇研究会の劇団「Cretan Crete」に所属し、舞台俳優として活動していた。
2003年、初のテレビ出演となる『仮面ライダー555』(以下“555”)で知名度を上げる[2]。また、演技だけではなく、風貌に反して繊細かつポップな芸術的センスを様々な場所で発揮した。『555』テレビ版公式サイトのキャストによるコラムでは『カラハシンブン』と題したイラスト入り新聞を発表し、これが元でイラストや文章の上手さが広く知られるところとなった。( ⇒ #イラストレーター)
2007年9月30日、所属事務所DIMENTIONを離籍。暫くフリーでの活動となる。
イラストレーター
俳優業の傍ら、評判の良いイラスト・文筆などの創作活動も並行して行なっている。しばしば映像作品やアパレル商品などに採用されている。代表的なものは下記の通り。
近年はイラストレーターとしての知名度が高まっており、『踊る!さんま御殿!!』出演時の本人談によれば、イラストレーターとしての収入は既に俳優を上回っているという。
人物
特撮ドラマでは『555』の海堂直也役をはじめ、敵キャラクターながら発言や態度とは裏腹に、繊細で優しく気遣いや思いやりを感じさせ、奥深い側面を持つ憎めない役柄を演じることが多く、視聴者の印象に残る個性派俳優としての地位を確立しつつある。また、学生時代は体操部に所属していたため、ダンスやアクションも得意。
脚本家の毛利亘宏は早稲田大学演劇研究会の先輩にあたる[4]。
2016年10月18日、女優の水野美紀と同年6月に結婚していたことが報じられる[5]。
エピソード
『シンケンジャー』では、武器の裏正が重くて持てなかったためスポーツクラブに通い始め、素振り用の重い木刀を振っていたおかげで、手が震えてデザインの仕事が出来なくなったという[2]。
出演
テレビドラマ
映画
Webドラマ
オリジナルビデオ
舞台
- 劇団Cretan Crete
- 「神槍〜カミノヤリ〜」(2000年12月9日 - 18日、早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ)
- 「MOON」(2001年4月14日 - 21日、早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ)
- 「Nervous Breakdown/神経衰弱」(2001年10月6日 - 14日、早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ)
- 「SIS〜ボクの彼女は多重人格〜」(2002年1月18日 - 26日、早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ) - 高沢礼二 役
- 「Vampire Hunter」(2002年5月17日 - 26日、早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ) - 主演・ルキスオルトス 役
- 「SINBAD/シンドバッド」(2002年10月3日 - 7日、シアターモリエール)
- ヴィレッヂプロデュース 劇団☆新感線 お宝劇場「夢見る無法者」(2001年8月29日 - 9月2日、全労済ホール スペース・ゼロ)
- X-QUEST「血む娘。〜ザ・ヴァンパイア」(2002年8月21日 - 25日、中野ザ・ポケット)
- ニュアンサーvol.4「流星 LOVES YOU」(2002年11月15日 - 17日、恵比寿エコー劇場) - 勇輔 役
- 明治座 5月公演「燃えよ剣」(2004年5月1日 - 27日、明治座) - 三浦常次郎 役
- 劇団たいしゅう小説家「恋の骨折り損?」(2004年7月15日 - 19日、東京芸術劇場小ホール2) - 明智光秀 役
- 劇団夜想会「多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅」(2005年3月30日 - 4月4日、紀伊國屋サザンシアター) - 主演・雨宮一彦 役
- 及川奈央全国クラブサーキット演劇ツアー2007「night mess-ナイトメス-」(2007年11月21日 - 12月22日、全国ツアー3人芝居) - ゲン 役
- TUFF STUFF
- 「ホスピタルビルド」(2008年3月18日 - 23日、新宿SPACE107) - 平井寛之 役
- 「火男の火」(2008年12月20日 - 22日、新宿シアターアプル) - 亜倉 役
- R:MIX NEW Project vol.2「魔王転生〜maoutensyou〜」(2008年10月30日 - 11月2日、シアターサンモール) - 主演・魔王オルステッド 役
- 最遊記歌劇伝 - ニィ健一&烏哭三蔵 役
- 最遊記歌劇伝 -Go to the West-(2008年9月13日 - 21日、天王洲 銀河劇場)
- 最遊記歌劇伝 -Dead or Alive-(東京公演:2009年3月20日 - 29日、サンシャイン劇場 / 大阪公演:4月11日・12日、イオン化粧品シアターBRAVA!)
- 最遊記歌劇伝 -God Child-(2014年5月2日 - 7日)
- 最遊記歌劇伝 -Burial-(東京公演:2015年1月8日 - 12日 / 大阪公演:1月23日 - 25日)
- 最遊記歌劇伝 -Reload-(2015年9月17日 - 23日)
- 最遊記歌劇伝 -異聞-(2018年9月、シアターGロッソ)
- 最遊記歌劇伝 -Darkness-(2019年6月、ヒューリックホール東京)
- 最遊記歌劇伝 -Sunrise-(大阪公演:2021年2月11日 - 14日、COOL JAPAN PARK OSAKAWWホール / 東京公演:2月18日 - 24日、アクアパーク品川ステラボール)
- 最遊記歌劇伝 -外伝-(大阪公演:2023年10月23日、COOL JAPAN PARK OSAKAWWホール)- シークレットゲスト
- 【Red Planet】(2010年、中野MOMO)
- 帝銀事件の頃(2010年4月21日 - 25日、笹塚ファクトリー)
- 少年社中
- 第23回公演「ネバーランド」(2010年6月23日 - 27日、青山円形劇場) - フック船長 役
- 少年社中プロデュース「モマの火星探検記」(2012年8月3日 - 12日、吉祥寺シアター) - 幽霊 役
- 第28回公演「贋作・好色一代男」(2014年2月、紀伊國屋ホール) - 夢介 役
- 第29回公演「ネバーランド」(2014年7月8日 - 15日、青山円形劇場) - フック船長 役
- LAST SMILE(2011年2月、中目黒キンケロシアター) - メイズン 役
- 桜ジュリエッタ「熱闘!! 飛龍小学校☆パワード」(2011年5月25日 - 29日、ラゾーナ川崎プラザソル)
- 青春のすたるじあ(2011年6月、相鉄本多劇場) - ゲスト
- FRAG - 新撰組
- FRAG - 新撰組 Vermilion Order -(2011年8月、相鉄本多劇場 / 中目黒キンケロシアター) - 芹沢鴨 役
- D’TOT 4th Act【FRAG -新撰組Bloodsucker Behind-】(2012年5月23日 - 27日) - 坂本龍馬 役
- 極上文學
- 「桜の森の満開の下」(2011年11月5日・6日、前進座劇場)
- 「銀河鉄道の夜」(2012年8月15日 - 19日、シアターサンモール) - カムパネルラ 役
- トライフルエンターテインメントプロデュース 双牙~ソウガ~(2012年10月4日 - 9日、シアター1010) - デンベエ 役
- トライフルエンターテインメントプロデュース舞台「吐息雪色」(2012年12月19 - 24日、中野ザ・ポケット) - 舞原葵依 役
- 異聞天狼伝~會津新撰組残党記~(2013年9月4日 - 11日、全労済ホール スペース・ゼロ) - 福山勘吾役 役
- 日付のないカレンダー(2013年12月21日 - 29日、中野ザ・ポケット) - 桜ハリオ 役
- ハナレウシ(2014年6月25日 - 29日、全労済ホール スペース・ゼロ) - 椋梨藤太 役
- PERSONA3 the Weird Masquerade - 幾月修司 役
- ~群青の迷宮~(2014年9月16日 - 23日、シアター1010)
- ~蒼鉛の結晶~(2015年6月5日 - 13日、シアターGロッソ)
- Being at home with Claude 〜クロードと一緒に〜(2015年4月17日 - 23日)
- 俺たち賞金稼ぎ団(2015年12月) - 白井龍一 役
- おん・すてーじ真夜中の弥次さん喜多さん - 弥次さん 役[14]
- 少年社中×東映 舞台プロジェクト
- 「パラノイア★サーカス」(2016年2月26日 - 3月6日、サンシャイン劇場) - ナミコシ警部 役
- 少年社中20周年記念第一弾「ピカレスク◆セブン」(2018年1月6日 - 15日、サンシャイン劇場 / 1月20日・21日、サンケイホールブリーゼ / 1月27日、岡崎市民会館あおいホール) - フック船長 役
- 斬劇 戦国BASARA - 織田信長 役
- 舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇(2016年8月、Zeppブルーシアター六本木) - 藤本獅郎 役
- インフェルノ(2016年9月3日 - 11日、東京ドームシティシアターGロッソ) - ウィウィー 役
- スマイルマーメイド(2016年12月、シアター1010 / 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ) - 海神ポセイドン 役
- 中屋敷法仁リーディングドラマ「ぼくらが非情の大河をくだる時ー新宿薔薇戦争ー」(2017年3月16日 - 20日、本多劇場)
- 劇団シャイニング
- 「JOKER TRAP」(2018年4月 - 5月、天王洲 銀河劇場 / 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ) - キートン 役
- 「エヴリィBuddy!」(2019年10月12日 - 14日、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ / 7月17日 - 21日、品川プリンスホテル ステラボール) - サイオンジ 役
- 『DIVE!!』The STAGE!!(2018年9月20日 - 10月7日、シアター1010 他) - 富士谷敬介 役[15]
- からくりサーカス(2019年1月10日 - 20日、新宿FACE) - パンタローネ 役
- どろろ(2019年3月) - 醍醐景光 役
- スタンレーの魔女(2019年7月28日 - 8月8日、DDD青山クロスシアター) - 出戻 役
- 刀剣乱舞 維伝 朧の志士たち(2019年11月29日 - 12月1日、TOKYO DOME CITY HALL / 12月6日 - 15日、AiiA 2.5 Theater Kobe / 12月20日 - 2020年1月12日、TBS赤坂ACTシアター / 1月17日・18日、福岡サンパレス ホテル&ホール) - 吉田東洋 役[16]
- 「バクマン。」THE STAGE(2021年10月8日 - 17日、天王洲 銀河劇場 / 10月21日 - 24日、TOKYO DOME CITY HALL / 10月28日 - 31日、メルパルクホール大阪) - 佐々木尚 役[17]
- アクダマドライブ(2022年3月10日 - 21日、品川プリンスホテル ステラボール / 3月26日・27日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール) - 処刑課師匠 役[18]
- ミュージカル『刀剣乱舞』
- 『進撃の巨人』-the Musical-(2023年1月7日 - 9日、オリックス劇場 / 1月14日 - 24日、日本青年館ホール) - グリシャ・イェーガー 役[25][26]
- ATTACK on TITAN: The Musical(2024年10月11日 - 13日、New York City Center)[27]
- 『進撃の巨人』-the Musical-(2024年12月13日 - 22日、TOKYO DOME CITY HALL / 2025年1月11日 - 13日、オリックス劇場)[28]
- 音楽劇『精霊の守り人』(2023年7月29日 - 10月1日、日生劇場 他) - 帝 役[29]
- BREAK FREE STARS(2023年10月23日 - 11月5日、IHIステージアラウンド東京)[30]
- 演劇ドラフトグランプリ2023(2023年12月5日、日本武道館)[31]
- 朗読劇「ロスト・バナナ・ナイツ」(2024年2月8日、PetitMOA) - ミハル 役[32]
- 悪童会議 第二回公演 ミュージカル「夜曲〜ノクターン〜」(2024年5月4日 - 12日、品川プリンスホテル ステラボール)[33]
- あくたーず☆りーぐ さんにんのおうさまのおはなし(2024年11月4日〈予定〉、横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール) - おう 役[34]
- 演劇ドラフトグランプリ THE FINAL(2024年12月10日〈予定〉、日本武道館)[35]
- 「ROCK MUSICAL BLEACH」〜Arrancar the Final〜(2025年2月8日 - 24日、天王洲 銀河劇場 / 3月1日 - 9日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール) - コヨーテ・スターク 役[36]
バラエティ
声優
- 歴史メール 戦国武将の密書 / 幕末志士の密書(2010年5月21日、ジャストシステム)
その他の作品
楽曲
- CD仮面ライダー555 フォトブックCD 7 海堂直也(2003年)
- CD仮面ライダー555 コンプリートCD-BOX〜Final Call(2003年)
- CD帰道(2004年)
主な連載
- 『みかえる』ミシェル・カーラー活動寫眞記(WEB「EnterJam -エンタジャム-」)
- 新ミシェル・カーラー活動写真記『マイロー&ハイロー』(モバイルサイト「映画野郎」)
脚注
注釈
- ^ ※8月20日 - 28日までの公演中止[19]
- ^ 5月26日から28日、福岡公演全て中止。[22]
出典
参考文献
- 『侍戦隊シンケンジャー公式読本 真剣勝負!』グライドメディア〈グライドメディアムック62〉、2010年5月20日。ISBN 978-4-8130-8062-6。
- 『OFFICIAL PERFECT BOOK 仮面ライダーセイバー公式完全読本 SABER WONDER GUIDE BOOK』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2022年2月26日。ISBN 978-4-7986-2738-0。
- 『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』パンフレット 2024年2月2日発行 / 編集・執筆:用田邦憲 / 発行所:東映ビデオ
外部リンク