帯広市(おびひろし)は、北海道中東部(道東地方)にある市。十勝総合振興局の振興局所在地。計量特定市。
概要
1883年(明治16年)5月、静岡県出身の依田勉三率いる晩成社一行が入植した[1][2]。帯広の開拓は晩成社はじめ、富山・岐阜など本州からの民間開拓移民によって進められたが、1903年(明治36年)の帯広監獄の設置に伴って急速に市街地が形成された[2]。道東で最大の人口を擁する、十勝地方の中心都市であり、農業を基幹産業とした十勝の農産物集積地となっている。また、食料品加工や地元の資源を活かした製造業も盛んである。明治時代に農耕馬を競争させたことから生まれたばんえい競馬は、唯一帯広市で開催している[3]。2008年(平成20年)には国の「都市と暮らしの発展プラン」に位置づけられている「環境モデル都市」に認定されており[4]、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいる[5]。
市名の由来
帯広川のアイヌ語名の「オペㇾペㇾケㇷ゚(o-pere-perke-p)」(川尻・裂け・裂けている・もの=「川尻が幾重にも裂けているもの」)の上部の音を採って、十勝平野の広大さにちなんだ「広」をつけ「帯広」としたとされる[6][7][8]。これは帯広川が札内川に合流する直前で、幾重にも分流する様を表したとされている[7][8]。
また、この由来について、アイヌ語地名研究家の山田秀三は、「娘(少女)」を指すアイヌ語の「オペㇾケㇷ゚」(o-perke-p: 下のところが・割れている・者)との関連を指摘しており、その「ペㇾ(per)」を繰り返すことで、川筋が幾条にも分かれている様を現した、という解釈を示している[7]。
幕末から明治初期の記録には「オペリペリケプ」「オベレベレフ」「オベリベリ」などの記載も残る[9]。
地理
十勝平野のほぼ中央に市街地が形成され、南西部に市域が延びている。山岳地帯は日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている。平地のおよそ半分が農地であり、大規模な畑作地帯となっている[1]。市北部には流域面積日本国内6位の十勝川が流れている[1]。
地形
山地
- 主な山
河川
- 主な川
湖沼
- 主な沼
-
戸蔦別岳と七つ沼カール(2014年7月)
-
十勝幌尻岳から望む札内岳(2012年7月)
-
札内川(2009年7月)
-
戸蔦別川(2012年7月)
-
帯広川(2014年7月)
-
チョマトー(2009年7月)
気候
帯広市
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雨温図(説明) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°C) |
総降水量(mm) | 出典:気象庁 |
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インペリアル換算 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°F) |
総降水量(in) |
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ケッペンの気候区分では亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属する。年間平均気温が6.8℃、年間降水量が888 mm、1 mm以上の降雨日が年間約85日と冷涼少雨の地域になっている[1]。内陸部に位置していることから気温の日較差が大きく、平均で10.4℃ある[1]。最高気温の記録は2019年(令和元年)5月26日の38.8℃[10]で北海道内の観測史上第2位の記録になっている。最低気温の記録は1902年(明治35年)1月26日の-38.2℃[10]で、日本の観測史上第2位[11]の記録。1日で降った雪の記録は1970年(昭和45年)3月16日の102 cm[10]、積雪の記録は1970年(昭和45年)3月17日の177 cmとなっている[10]。1892年(明治25年)創立の帯広測候所によると、2012年(平成24年)までの120年間で帯広の年間平均気温は2.58℃上昇し[12]、最低気温の年間平均は4.75℃上昇と温暖化している[12]。市内の気象観測地点は気象庁によって帯広測候所と帯広空港にアメダスが設置されている他、帯広市農業技術センターでも市内数箇所で気象観測を行い情報提供している[13]。
- 春
- 例年では3月中旬から下旬にかけて雪どけが進むが[14]、1970年(昭和45年)3月17日には過去最深積雪177cmを記録したこともある。4月中旬から5月中旬は西風の強風(颪)が吹きやすく、気温の日較差も激しい[14]。日照時間の多い季節であり、5月から6月の好天時には真夏日を観測することもある[14]。ただし、南東の風が吹きやすい6月中旬以降は朝晩を中心に霧や曇り日が多くなる[14]。
- 夏
- 7月上旬から中旬は引き続き曇りや雨の日が多い[14]。明確な梅雨の時期は無いが、この時期を「蝦夷梅雨」と呼ぶことがある[14]。天気の良い日には真夏日や猛暑日を観測することもあるが、湿度が低いため比較的過ごしやすく[14]、朝晩は気温が15℃から18℃くらいまで下がる[1]。8月、9月は最も降水量の多い時期となる[14]。
- 秋
- 9月下旬以降は晴天が多くなる[14]。初氷の平年値は10月8日、初雪の平年値は11月6日で、北海道の日本海側よりも初雪の観測が遅い傾向となっている[14]。市街地では10月下旬が紅葉の見ごろとなる[14]。
- 冬
- 冬期は晴天の日が続くため、乾燥注意報が発表されることが多い[14]。降雪は日本海側の継続的な降り方とは異なり、低気圧通過時に降る[14]。累積降雪量の平均値は214 cmで、最深積雪は50 cm〜70 cmとなっている[14]。内陸部に位置しているため冬の寒さが厳しく、晴れた日の放射冷却現象も加わって最低気温が-20℃を下回ることが多くなる(1月下旬の最低気温の平年値は-15.5℃)[14]。最低気温が氷点下となる冬日の平年値は年間156日で、最高気温も氷点下となる真冬日の平年値は56日となっている[1]。この時期はとりわけ気象観測露場がある帯広市街地においてのヒートアイランド現象が顕著であり、寒冷な十勝平野の中でも最も高温となることが多く、特に十勝山脈からの北西の風が吹くと気温が下がらず、数キロ離れた北西の風の影響を受けにくい幕別町糠内や帯広空港とは10度以上の気温差になることも多い。
帯広市東4条南(帯広測候所、標高38m)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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8.0 (46.4)
|
14.7 (58.5)
|
20.3 (68.5)
|
31.7 (89.1)
|
38.8 (101.8)
|
36.0 (96.8)
|
37.8 (100)
|
37.0 (98.6)
|
34.4 (93.9)
|
29.7 (85.5)
|
23.5 (74.3)
|
16.0 (60.8)
|
38.8 (101.8)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
−1.5 (29.3)
|
−0.2 (31.6)
|
4.8 (40.6)
|
12.2 (54)
|
18.2 (64.8)
|
21.3 (70.3)
|
24.3 (75.7)
|
25.4 (77.7)
|
22.0 (71.6)
|
15.9 (60.6)
|
8.4 (47.1)
|
1.0 (33.8)
|
12.7 (54.9)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−6.9 (19.6)
|
−5.7 (21.7)
|
−0.4 (31.3)
|
6.0 (42.8)
|
11.6 (52.9)
|
15.2 (59.4)
|
18.9 (66)
|
20.3 (68.5)
|
16.9 (62.4)
|
10.3 (50.5)
|
3.5 (38.3)
|
−3.8 (25.2)
|
7.2 (45)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−13.0 (8.6)
|
−12.0 (10.4)
|
−5.4 (22.3)
|
0.8 (33.4)
|
6.2 (43.2)
|
10.8 (51.4)
|
15.1 (59.2)
|
16.5 (61.7)
|
12.7 (54.9)
|
5.3 (41.5)
|
−1.1 (30)
|
−8.9 (16)
|
2.2 (36)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−38.2 (−36.8)
|
−36.0 (−32.8)
|
−35.2 (−31.4)
|
−22.4 (−8.3)
|
−7.9 (17.8)
|
−1.9 (28.6)
|
1.8 (35.2)
|
2.1 (35.8)
|
−4.7 (23.5)
|
−10.6 (12.9)
|
−20.3 (−4.5)
|
−34.2 (−29.6)
|
−38.2 (−36.8)
|
降水量 mm (inch)
|
40.5 (1.594)
|
28.8 (1.134)
|
43.8 (1.724)
|
60.1 (2.366)
|
84.7 (3.335)
|
81.1 (3.193)
|
107.1 (4.217)
|
141.3 (5.563)
|
140.2 (5.52)
|
85.7 (3.374)
|
54.2 (2.134)
|
52.3 (2.059)
|
919.7 (36.209)
|
降雪量 cm (inch)
|
52 (20.5)
|
37 (14.6)
|
36 (14.2)
|
9 (3.5)
|
1 (0.4)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
10 (3.9)
|
51 (20.1)
|
198 (78)
|
平均降水日数 (≥0.5 mm)
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6.2
|
5.6
|
8.5
|
9.7
|
10.3
|
9.6
|
11.1
|
12.0
|
11.6
|
8.8
|
8.1
|
7.3
|
108.9
|
平均降雪日数
|
13.8
|
14.8
|
16.4
|
9.1
|
0.4
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
1.2
|
9.8
|
13.6
|
79.2
|
% 湿度
|
69
|
67
|
65
|
65
|
69
|
79
|
82
|
82
|
80
|
74
|
68
|
68
|
72
|
平均月間日照時間
|
188.2
|
191.5
|
217.9
|
192.9
|
188.8
|
148.2
|
121.9
|
125.2
|
137.8
|
167.6
|
168.2
|
172.0
|
2,020.1
|
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1892年-現在)[15][16]
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帯広(帯広測候所)1961—1990年平均の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
平均最高気温 °C (°F)
|
−2.2 (28)
|
−1.3 (29.7)
|
3.3 (37.9)
|
11.2 (52.2)
|
17.8 (64)
|
20.5 (68.9)
|
23.6 (74.5)
|
24.9 (76.8)
|
21.0 (69.8)
|
15.4 (59.7)
|
7.6 (45.7)
|
1.0 (33.8)
|
11.9 (53.4)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−8.2 (17.2)
|
−7.2 (19)
|
−1.9 (28.6)
|
5.2 (41.4)
|
11.1 (52)
|
14.6 (58.3)
|
18.3 (64.9)
|
19.9 (67.8)
|
15.6 (60.1)
|
9.2 (48.6)
|
2.5 (36.5)
|
−4.0 (24.8)
|
6.3 (43.3)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−14.7 (5.5)
|
−13.8 (7.2)
|
−7.2 (19)
|
0.0 (32)
|
5.4 (41.7)
|
9.9 (49.8)
|
14.3 (57.7)
|
16.2 (61.2)
|
11.1 (52)
|
3.7 (38.7)
|
−2.2 (28)
|
−9.3 (15.3)
|
1.1 (34)
|
出典:理科年表[要文献特定詳細情報]
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帯広泉(帯広空港)2003—2020年(降雪量は2006年〜2020年)平均の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
5.4 (41.7)
|
14.4 (57.9)
|
15.8 (60.4)
|
29.2 (84.6)
|
37.8 (100)
|
35.0 (95)
|
36.0 (96.8)
|
35.8 (96.4)
|
32.3 (90.1)
|
27.3 (81.1)
|
21.2 (70.2)
|
12.0 (53.6)
|
37.8 (100)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
−3 (27)
|
−1.9 (28.6)
|
3.1 (37.6)
|
10.2 (50.4)
|
17.2 (63)
|
20.1 (68.2)
|
22.9 (73.2)
|
24.5 (76.1)
|
21.2 (70.2)
|
15.1 (59.2)
|
7.7 (45.9)
|
0.0 (32)
|
11.4 (52.5)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−9.3 (15.3)
|
−7.8 (18)
|
−1.9 (28.6)
|
4.6 (40.3)
|
10.8 (51.4)
|
14.5 (58.1)
|
18.0 (64.4)
|
19.6 (67.3)
|
15.9 (60.6)
|
9.1 (48.4)
|
2.2 (36)
|
−5.8 (21.6)
|
5.8 (42.4)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−16.9 (1.6)
|
−15.7 (3.7)
|
−8.2 (17.2)
|
−1.2 (29.8)
|
4.7 (40.5)
|
9.8 (49.6)
|
14.1 (57.4)
|
15.6 (60.1)
|
11.1 (52)
|
3.0 (37.4)
|
−3.5 (25.7)
|
−12.6 (9.3)
|
0.0 (32)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−26.7 (−16.1)
|
−29.6 (−21.3)
|
−22.6 (−8.7)
|
−12.5 (9.5)
|
−3.8 (25.2)
|
0.3 (32.5)
|
4.7 (40.5)
|
5.5 (41.9)
|
0.3 (32.5)
|
−5.6 (21.9)
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−16.7 (1.9)
|
−25.3 (−13.5)
|
−29.6 (−21.3)
|
降水量 mm (inch)
|
—
|
—
|
—
|
—
|
78.0 (3.071)
|
83.3 (3.28)
|
94.1 (3.705)
|
123.2 (4.85)
|
126.2 (4.969)
|
93.0 (3.661)
|
—
|
—
|
—
|
降雪量 cm (inch)
|
60 (23.6)
|
64 (25.2)
|
54 (21.3)
|
25 (9.8)
|
1 (0.4)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
2 (0.8)
|
19 (7.5)
|
69 (27.2)
|
298 (117.3)
|
出典:帯広空港出張所による独自観測 気象庁
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地域
市街地形成
帯広市の市街地形成は1892年(明治25年)の北海道庁による殖民区画に基づいている[17][18]。
市街地の区画は当初現在の帯広駅北側エリアにおよそ約1900戸分を画地した[17][18]。1区画およそ1.2ヘクタールで道路をはさんだ2街区からなり、区画は丁目で数えた[17][18]。さらに区画を20等分して番地とし、番地は道路をはさんで交互に数えている[17][18]。
道路は東西を走る国道38号(旧石狩街道)と南北を走る国道236号(旧広尾街道)を軸にほぼ500mごとに碁盤目状の幹線道路があり、大半の市街地で「西(東)〇条南(北)〇丁目」という住居表示を用いている[1][18]。これに斜交して「火防線」という延焼防止地帯が設けられており、現在では道路や緑地帯として利用している[1][18]。一説には、帯広市街地を区画する道路が碁盤目状の街路に斜めにも道路が走っていることから、計画的に造られた都市として知られるアメリカの首都ワシントンD.C.をモデルに建設されたといわれている[19]。
大通りは1892年(明治26年)に初めて整備されたメインストリートであり、1900年(明治33年)にはそれに平行して西2条通りが整備され、1905年(明治38年)に帯広駅が開業したことで駅前通りとして発展した[20]。さらに晩成社から国へ土地が寄付され、1897年(明治30年)に電信通りが整備された[20]。
大正時代になると現在の帯広駅南側エリアへ地造成が進み、1922年(大正11年)には十勝監獄用地解放に伴いおよそ2,000戸分が画地された[17]。戦後は帰還者や離農者の流入などにより人口が急激に増加。1945年(昭和20年)の人口およそ4万人は1965年(昭和40年)におよそ12万人となった[17]。この間、1957年(昭和32年)には川西村・大正村と合併し市域が拡大。1959年(昭和34年)には全国に先駆けて総合計画を策定し、都市と農村がともに発展していく「近代的田園都市」を目指した[17]。1967年(昭和42年)からは、新住宅市街地開発事業として大空団地(およそ103ヘクタール)を造成した[17]。1969年(昭和44年)の「新都市計画法」施行に伴い、帯広市・音更町・芽室町・幕別町の1市3町による「帯広圏都市計画区域」「市街化区域及び市街化調整区域」を定め、より計画的な市街化を進めた[17]。1974年(昭和49年)に都市計画決定された「帯広の森」事業は、十勝川や札内川河畔林までを森でつないで市街地をグリーンベルトで囲む100年計画になっている[1][17]。1989年(平成元年)に根室本線の連続立体交差事業に着手し、1996年(平成8年)に鉄道高架が供用開始した[17]。同時に帯広駅周辺の土地区画整理事業を実施し、中心市街地の都市機能充実化を計った[17]。また、「みどりのまちづくり条例」「帯広市環境基本条例」を策定するなど、循環型・環境保全型の環境共生都市を目指している[17]。
歴史的建造物
市街地には大正時代の建造物がいくつか残されている。
- 旧双葉幼稚園園舎(1922年築、国指定重要文化財)[20]
- 宮本商産旧本社ビル(1919年築、国登録有形文化財)現さかい珈琲帯広店[20]
- 旧三井金物店(1912年築)[20]
- 旧岩野商店(1913年築)[20]
- 旧横瀬邸(1932年築)[20]
- 和洋折衷様式の建築で知られた旧横瀬邸については2023年5月にも解体されることになった[21]。20年間、そば店「そば切り工房 久呂無木」の店舗として利用されていたが、2023年3月15日で旧横瀬邸での営業を終了し移転した[21]。
人口
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帯広市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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帯広市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 帯広市 ■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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帯広市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
131,568人
|
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1975年(昭和50年)
|
141,774人
|
|
1980年(昭和55年)
|
153,861人
|
|
1985年(昭和60年)
|
162,932人
|
|
1990年(平成2年)
|
167,384人
|
|
1995年(平成7年)
|
171,715人
|
|
2000年(平成12年)
|
173,030人
|
|
2005年(平成17年)
|
170,580人
|
|
2010年(平成22年)
|
167,860人
|
|
2015年(平成27年)
|
169,327人
|
|
2020年(令和2年)
|
166,536人
|
|
|
総務省統計局 国勢調査より
|
隣接する自治体
- 十勝総合振興局
- 日高振興局
歴史
帯広市市勢要覧「年表」参照
江戸以前
明治
大正
昭和(終戦まで)
昭和(戦後)
平成
令和
行政
市長
- 歴代首長
「帯広市史(平成15年版)」「日本の歴代市長」「帯広の百年」参照[44][45][46]
代 |
氏名 |
就任日 |
退任日 |
備考
|
帯広町長(二級町村時代・官選)
|
初 |
神崎延太郎 |
1902年(明治35年)4月1日 |
1906年(明治39年)3月31日 |
|
2 |
石原重方 |
1906年(明治39年)4月1日 |
1906年(明治39年)12月22日 |
|
3 |
遠藤守 |
1906年(明治39年)12月22日 |
1908年(明治41年)3月27日 |
|
4 |
鈴木簾四郎 |
1908年(明治41年)4月22日 |
1909年(明治42年)10月31日 |
|
5 |
神崎延太郎 |
1909年(明治42年)11月1日 |
1913年(大正2年)6月27日 |
|
6 |
松宮直次郎 |
1913年(大正2年)8月8日 |
1914年(大正3年)1月2日 |
|
7 |
岡田熊太郎 |
1914年(大正3年)3月26日 |
1915年(大正4年)3月31日 |
|
帯広町長(一級町村時代・官選)
|
初 |
奥野小四郎 |
1915年(大正4年)7月22日 |
1915年(大正4年)12月31日 |
|
2 |
岡田熊太郎 |
1916年(大正5年)2月9日 |
1924年(大正13年)2月22日 |
|
3 |
飯田誠一 |
1924年(大正13年)4月17日 |
1928年(昭和3年)4月16日 |
|
4 |
横瀬農夫也 |
1928年(昭和3年)5月25日 |
1933年(昭和8年)3月31日 |
|
帯広市長(官選)
|
初 |
渡部守治 |
1933年(昭和8年)7月10日 |
1941年(昭和16年)11月24日 |
|
2 |
橋本東三 |
1942年(昭和17年)2月13日 |
1945年(昭和20年)12月13日 |
|
3 |
奥野小四郎 |
1946年(昭和21年)1月28日 |
1947年(昭和22年)1月4日 |
|
帯広市長(公選)
|
4 |
佐藤亀太郎 |
1947年(昭和22年)4月5日 |
1955年(昭和30年)6月25日 |
3期
|
5 |
吉村博 |
1955年(昭和30年)8月6日 |
1974年(昭和49年)3月4日 |
5期
|
6 |
田本憲吾 |
1974年(昭和49年)4月21日 |
1990年(平成2年)4月20日 |
4期
|
7 |
高橋幹夫 |
1990年(平成2年)4月21日 |
1998年(平成10年)4月20日 |
2期
|
8 |
砂川敏文 |
1998年(平成10年)4月21日 |
2010年(平成22年)4月20日 |
3期
|
9 |
米沢則寿 |
2010年(平成22年)4月21日 |
現職 |
4期
|
市役所
市民憲章・都市宣言
帯広市民憲章
澄んだ青空と、きれいな水に恵まれている広大な十勝平野。先人は多くの苦難を乗りこえて、その中心に平原のまち、帯広を拓(ひら)きました。
わたしたちは、豊かな自然と、この地によって培(つちか)われたおおらかな気風に誇りをもち、住みよいまちをめざし、よりよい市民として前進するために、この憲章を定めます。
- 1 明るく働き、豊かなまちにしましょう。
- 1 きまりを守り、なごやかなまちにしましょう。
- 1 あたたかい心をもち、うるおいのあるまちにしましょう。
- 1 自然を大切にし、やすらぎのあるまちにしましょう。
- 1 北国の文化を高め、楽しいまちにしましょう。
— 昭和57年6月17日制定[47]
都市宣言
- 交通安全都市宣言(昭和37年5月17日)[47]
- 健康スポーツ都市宣言(昭和63年10月10日)[47]
- 暴力追放・防犯宣言(平成元年8月5日)[47]
- 核兵器廃絶平和都市宣言(平成3年8月15日)[47]
議会
市議会
- 定数:29名
- 任期:2019年(令和元年)5月1日—2023年(令和5年)4月30日
- 議長:有城正憲
- 副議長:鈴木仁志
- 本会議
- 委員会
- 常任委員会(総務、厚生、産業経済、建設文教)
- 特別委員会
- 議会運営委員会
会派名 |
議席数 |
議員名(◎は代表)
|
市政会 |
12 |
◎大塚徹、佐々木勇一、横山明美、西本嘉伸、石井宏治、上野庸介 木幡裕之、大和田三朗、鬼塚英喜、小椋則幸、林佳奈子、清水誠一
|
立憲民主・市民連合 |
5 |
◎楢山直義、大林愛慶、石橋勝美、菊地ルツ、佐々木直美
|
公明党 |
3 |
◎大竹口武光、藤澤昌隆、今野祐子、椎名成
|
開政会 |
2 |
◎稗貫秀次、小森唯永、清水隆吉
|
日本共産党帯広市議会議員団 |
3 |
◎稲葉典昭、杉野智美、大平亮介
|
無会派 |
3 |
鈴木正孝、有城正憲、鈴木仁志
|
計 |
28 |
|
2022年(令和4年)3月26日、小森議員辞職
同年4月17日、清水議員補欠当選
同年8月19日、藤澤議員辞職 欠員1名
道議会
- 定数:3名
- 選挙区:帯広市選挙区
- 任期:2019年(平成31年)4月30日—2023年(令和5年)4月29日
議員名 |
会派名 |
当選回数
|
清水拓也 |
自民党・道民会議 |
2
|
三津丈夫 |
民主・道民連合 |
7
|
村田光成 |
自民党・道民会議 |
1
|
衆議院
- 選挙区:北海道11区(帯広市・十勝総合振興局管内)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:283,874人
- 投票率:63.51%
国家機関
官公庁
裁判所
独立行政法人・特殊法人等
独立行政法人
特殊法人等
-
国立病院機構帯広病院(2011年10月)
-
NHK帯広放送局(2010年5月)
道の機関
- 十勝合同庁舎(十勝総合振興局)
- 北海道教育庁十勝教育局
- 北海道帯広保健所
- 帯広建設管理部
- 北海道帯広児童相談所
- 北海道十勝家畜保健衛生所
- 北海道帯広食肉衛生検査所
- 北海道立十勝圏地域食品加工技術センター[50]
- 北海道立帯広高等技術専門学院[51]
施設
警察
- 本部
- 警察署
- 北海道釧路方面帯広警察署
- 駅前交番、西五条交番、大通交番、緑が丘交番、西十七条交番、柏林台交番、西帯広交番、新緑通交番、東四条交番、稲田交番、大空交番、帯広空港警備派出所、川西駐在所、大正駐在所
消防
- 本部
- 消防署
- 帯広消防署
- 柏林台出張所、南出張所、大正出張所、東出張所、森の里出張所、川西分遣所
医療
- 主な病院
-
帯広厚生病院(2018年11月)
-
北斗病院(2017年9月)
-
帯広協会病院(2010年5月)
郵便局
- 清川郵便局
- 広野郵便局
- 川西郵便局
- 上帯広郵便局
- 帯広大通郵便局
- 帯広鉄南郵便局
- 帯広電信通郵便局
- 帯広東六条郵便局
- 帯広東十一条郵便局
- 帯広西二条郵便局
- 帯広西二条南郵便局
- 帯広長崎屋内郵便局
- 帯広西六条郵便局
- 帯広西八条郵便局
- 帯広西十三条郵便局
- 帯広緑ヶ丘郵便局
- 帯広緑南郵便局
- 帯広白樺郵便局
- 帯広西十七条郵便局
- 帯広柏林台郵便局
- 帯広南町郵便局
- 帯広自由が丘郵便局
- 帯広西二十条郵便局
- 帯広開西郵便局
- 帯広つつじが丘郵便局
- 帯広大空郵便局
- 愛国簡易郵便局
- 幸福簡易郵便局
- 帯広西七条簡易郵便局
- 帯広西十八条簡易郵便局
- 帯広西二十一条簡易郵便局
-
帯広郵便局(2009年7月)
-
西帯広郵便局(2010年5月)
公共施設
-
帯広市図書館(2013年10月)
-
とかちプラザ(2013年10月)
-
帯広市民文化ホール(2015年7月)
運動施設
体育館
スケート場
野球場・ソフトボール場
- 帯広の森野球場
- 伏古別公園野球場
- 帯広の森平和野球場
- 南町球場
- 札内川河川敷運動施設
サッカー場・ラグビー場
- 帯広の森球技場
- 十勝川河川敷運動施設
- 札内川河川敷運動施設
陸上競技場
テニスコート・フットサル
- 帯広の森テニスコート
- 南町テニスコート場
- 自由が丘公園庭球場
- 緑ヶ丘公園テニスコート
- 札内川河川敷運動施設
- すぱーく帯広
プール
- 帯広の森市民プール(スインピア)
- 光南小学校屋内プール
- 豊成小学校屋内プール
- 啓西小学校屋内プール
カーリング
- カールプレックスおびひろ
- クロスカントリースキーコース
- 帯広の森クロスカントリーコース
研修・宿泊施設
-
帯広の森スポーツセンター(2016年7月)
-
明治北海道十勝オーバル(2011年4月)
-
帯広の森アイスアリーナ(2016年7月)
-
帯広の森野球場(2006年8月)
パークゴルフ場
- 札内川第1
- 札内川第2
- 札内川第3
- 札内川川西
- 帯広の森運動公園
- 十勝川平原
- 十勝川親水
- 啓北公園
- 伏古別公園
- 十勝川公園
- 帯広の森・ふるさとの森
- 帯広の森・林間コース
- あづさ公園
- 柏林台公園
- 西帯広公園
- 緑ヶ丘公園
- 大空公園
- 大正公園
- 帯広川緑地
- 大正泉公園
- 戸蔦農村公園
- 清川農村公園
- 以平農村公園
- くりりんセンター
- ポロシリ高原
- ポロシリ自然公園拓成
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
- 提携都市
国内
- 姉妹都市
経済
組合
第一次産業
農業
農業が基幹産業となっており、輪作体系に基づく小麦・てん菜・豆類・ジャガイモ(馬鈴薯)などの畑作、大規模な土地で酪農・畜産などを展開している[1]。1戸あたりの平均耕地面積は27.7ヘクタール(2008年度)と都府県平均のおよそ20倍となっている[63]。総農家数に対する専業農家数がおよそ8割に達し、家族経営を主とした農業が行われている[63]。帯広市は「バイオマスタウン構想」「環境モデル都市行動計画」を策定し、環境に配慮した農業の展開を目指している[63]。また、農業に関連して農協施設・卸売市場・食品加工施設・選果場などが集積しており、十勝地方や道東圏の農産物を道央圏や北海道外へ出荷する役割を担っている[1]。
第二次産業
工業
帯広広尾自動車道芽室帯広IC近くに帯広工業団地・新帯広工業団地・帯広市西20条北工業団地の工業団地が立地している[64][65]。
第三次産業
卸売業・小売業の年間商品販売額は8,927億円(2007年)で北海道内では札幌市、旭川市に次ぐ規模となっている[1]。
商業
百貨店
ショッピングセンター・スーパーマーケット
「都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC」参照[67]
- 商店街
「帯広市内の商店街」参照[70]
- 帯広平原通商店街振興組合[71]
- 帯広広小路商店街振興組合[72]
- 帯広大通商店街振興組合
- 帯広東銀座商店街振興組合
- 帯広栄通商店街振興組合
- 帯広西一条中央商店街振興組合
- 帯広名門通商店街振興組合
- 帯広駅前東商店会協同組合
- 帯広北平原通商店会協同組合
- 都通り振興会
- 西帯広商工振興会
- 帯広電信通り商店街振興組合[73]
- 大正商工同友会
- 帯広緑ヶ丘商店街
- 帯広駅南地区商工振興会
- 市内商業の沿革
年表
- 1900年(明治33年):藤丸の前身となる北越呉服店開店[74]。
- 1916年(大正5年)〜1919年(大正8年):永楽座劇場(後の帯広劇場)・神田館(後のミマス映画劇場)・帯広キネマ館開館。
- 1930年(昭和5年)12月5日:藤丸が百貨店を新築(藤丸百貨店)[23][75]。
- 1946年(昭和21年):帯広戦災者連盟が引揚者や内地戦災者生計の道を与えるため、関係機関了解のもと強制疎開跡地に露店市場(闇市)「新興マーケット」が誕生[76]。その後「満蒙マーケット」などの路上マーケットが誕生したが、1953年(昭和28年)までにその多くが姿を消した[77]。
- 1958年(昭和33年)9月:北海道内初(全国でも5番目)の食品スーパーとなる帯広フードセンター(現在のダイイチ)開店[28][29]。
- 1959年(昭和34年)10月:かじのビル完成[23]。
- 1963年(昭和38年):金市舘開店[29]。
- 1967年(昭和42年)12月:福原の帯広進出1号店開店[78]。
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)9月23日:長崎屋帯広店開店[23]。
- 1975年(昭和50年)4月26日:イトーヨーカドー帯広店開店[23]。
- 1979年(昭和54年)5月30日:ニチイ帯広店(現在のイオン帯広店)開店[79]。
- 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)3月1日:藤丸百貨店が西2条南8丁目に移転[23]。
- 1985年(昭和60年)11月:ショッピングランドいっきゅう開店[78]。
- 1988年(昭和63年)7月:プラザ。いちまるオープン(旧SC稲田店)[80]。
- 1990年(平成2年)11月22日:長崎屋が帯広駅南口に移転[23]。
- 1994年(平成6年):サニーデパートが居酒屋ビルに業態転換。
- 1997年(平成9年)3月14日:長崎屋西帯広店開店。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)11月27日:イーストモールオープン。
- 2000年(平成12年)4月9日:帯広スガイ(帯広グランドシネマ・帯広テアトロポニー・帯広シネマアポロン)閉館[85]。
- 2001年(平成13年)7月28日:北の屋台オープン[23][86]。
- 2002年(平成14年)
- 5月:帯広サティがポスフール帯広店に店名変更。
- 9月29日:ポポロ帯広から鈴丹がテナントから撤退、1階フロアの大半が空き店舗となる(後にポポロ帯広は閉店となり建物は解体した)。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年):ニッテンスズランプラザ南側にフレスポ・ニッテンオープン[89]。
- 2006年(平成18年)5月30日:帯広市中心部10商店街等(帯広市商店街振興組合連合会)が中小企業庁の「がんばる商店街77選」に選定[35]。
- 2009年(平成21年)4月10日:長崎屋西帯広店がMEGAドン・キホーテに業態転換。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)3月1日:ポスフール帯広店がイオン帯広店に屋号変更。
- 2015年(平成27年)10月1日:いちまるの全店舗をマックスバリュ北海道が承継。
- 2016年(平成28年)4月21日:コメリパワー帯広南店オープン[93]。
- 2023年(令和5年)
- 1月31日:藤丸百貨店が閉店[94]。
- 7月31日:長崎屋帯広店が閉店[95]。
- 2024年(令和6年)
- 6月30日:イトーヨーカドー帯広店が閉店[96]。
物流
金融機関
銀行
協同組織金融機関
- 帯広信用金庫本店、中央支店、南出張所、東支店、緑ヶ丘支店、西支店、柏林台支店、稲田支店、電信通支店、北支店、緑西支店、開西支店、つつじが丘支店、春駒通支店、大正支店
- 北見信用金庫帯広支店、南支店、しらかば支店
- 釧路信用金庫帯広支店、帯広西支店
- 網走信用金庫帯広支店
- 十勝信用組合本店、緑ヶ丘支店、北支店、南支店、西支店、啓北支店
- JAバンク北海道(北海道信用農業協同組合連合会)
- JA帯広かわにし本店、帯広中央支店、稲田支店、大空支店、みなみ野支店、西帯広支店、清川支店、戸蔦店、広野支店、上帯広店
- JA帯広大正本所
- 北海道労働金庫帯広支店
-
帯広信用金庫本店(2010年5月)
-
十勝信用組合本店(2010年5月)
日本郵政
証券会社
拠点を置く主な企業
50音順
情報・通信
マスメディア
新聞社
放送局
- テレビ
- ラジオ
-
勝毎ビル(2011年7月)
-
北海道新聞社帯広支社(2011年7月)
生活基盤
ライフライン
電気
電話
ガス
上下水道
教育
大学
- 国立
- 通信
専修学校
高等学校
義務教育学校
中学校
小学校
保育所
- 市立
- 私立
小規模保育・事業所内保育
へき地保育所
認可外保育施設
- 託児所 くれよんハウス
- 子育て支援ハウスChipS 自由が丘店
- きたのくにこども園
- 共同保育所チャイルドちー
- ベビー&キッズケアサービスしったん
- キッズハウスぷーさん
- 託児所 とぅもろ-らんど
- 小規模多目的共生ハウス みんなのおうち
- 託児所ぴっころ
- キッズルームすまいる
幼稚園
- 私立
認定こども園
特別支援学校
学校教育以外の施設
交通
空港
路線空路
- 定期路線
鉄道
バス
路線バス
帯広空港連絡バス
- 帯広市内ホテル廻り連絡バス(十勝バス・北海道拓殖バス)
- 帯広市内連絡バス(十勝バス)
都市間バス
コミュニティバス
あいのりバス(毎日交通)
タクシー
十勝地区ハイヤー協会会員(帯広市)を記載[110]
- 帯広ハイヤー
- 東洋タクシー
- まりもハイヤー
- 十勝中央観光タクシー(2016年4月に中央タクシーと十勝観光ハイヤーが合併)
- 金星釧路ハイヤー
- 日の丸交通
- 東京ハイヤー
- 大正交通
- 帯広個人タクシー協会
- 大空タクシー
あいのりタクシー(大正交通)
道路
市内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「トカプチ雄大空間」、大雪—富良野—十勝を結ぶ「北海道ガーデン街道」になっている[112][113]。
また、十勝地方を8の字で巡る広域ナショナルサイクルルート「トカプチ400」の起点及び終点が帯広駅前に設定されている[114][115][116]。
高速道路
- 地域高規格道路
国道
道道
観光
文化財
「帯広市の国・道・市指定文化財」参照[117]
国指定
重要文化財(建造物)
重要文化財(美術工芸品)<書跡・典籍の部>
重要文化財(美術工芸品) <考古資料の部>
登録有形文化財(建造物)
重要無形民俗文化財
- アイヌ古式舞踊 - 帯広カムイトゥウポポ保存会[123]
名勝
道指定
天然記念物
- 札内川流域化粧柳自生地
- 大正のカシワ林
- 帯広畜産大学農場の構造土「十勝坊主」
市指定
無形文化財(芸能)
有形文化財(美術工芸品)
- 依田勉三直筆の書「留別の詩」 - 帯広百年記念館蔵
- ランダーの油絵 - 帯広百年記念館蔵
- 暁遺跡出土遺物 - 帯広百年記念館蔵
- 八千代A遺跡出土遺物 - 帯広百年記念館蔵
- 十勝鉄道蒸気機関車4号及び客車コハ23号 – とてっぽ通り
- ロープ伝導式手押豆播機 - 帯広百年記念館蔵
- 「備忘」(依田勉三自筆日記) - 帯広百年記念館蔵
有形文化財(建造物)
観光スポット
文化・名物
祭事・催事
- おびひろ氷まつり(1月または2月)[127]
- ゆめ気球とかち(2月中旬)
- 幸福駅ハッピーセレモニー(4月〜11月の週末開催。夏場は毎日開催)
- 愛の国さくらまつり(5月)
- オビヒロホコテン(夏場の毎週日曜開催)
- 八千代牧場まつり(6月)
- ばんえい十勝特別イベント(7月〜8月)
- 七夕祭り(8月)
- 勝毎花火大会(8月)
- 道新十勝川花火大会(8月)
- おびひろ平原まつり(8月)
- 国際農業機械展 in 帯広(8月。4年に1度開催)[128]
- とかちマルシェ(9月)
- とかち帯広空港「空の日」記念航空まつり(9月)
- 岩内仙峡もみじまつり(10月)
- おびひろ菊まつり(10月〜11月)[129]
- 十勝・帯広のイルミネーション(11月〜2月)
- スポーツイベント・大会
- 十勝大平原クロスカントリースキー大会(3月)[130]
- 帯広の森アクアスロン大会(5月)
- 北海道インライン選手権(5月・6月)
- 大平原狗鷲旗全道高等学校剣道大会(8月)
- 中川昭一杯ナイスサマーテニスフェスティバル(8月)
- ラリー北海道(9月)
- 帯広市スポーツフェスティバル(9月~10月)
- フードバレーとかちマラソン(11月)[131]
- 大会実績
日本アイスホッケー連盟「大会情報一覧」[132]、日本スケート連盟「Japan Skating Federation Official Results & Data」[133]、北海道スケート連盟「過去の競技結果」[134]、帯広スケート連盟「スケートの足跡(沿革)」[135]参照
名産・特産品
ジャガイモ・トウモロコシ・アスパラガス・長いも・牛乳・食肉などの農畜産物があり[140]、農産物直売所には新鮮な野菜が揃う[140]。また、生産者が取れたての野菜を軽トラックに積んだまま荷台で販売する「軽トラ市」が市内複数の会場で行われる[140]。
十勝産の小麦粉・牛乳・砂糖・卵・小豆を使用した良質で比較的安価な菓子(洋菓子)を堪能できる[141]。六花亭、柳月、クランベリーの本店は帯広市にある(柳月の本社所在地は音更町)。
豚丼発祥の地であり[142]、諸説あるが中華ちらしも市内割烹料理店の賄い料理がいつしかメニューとなり普及していったとされている[142][143]。
ほかにもご当地グルメとして「とかち牛じゃん麺」、「十勝おびひろ枝豆サラダ麺」がある[142]。
スポーツ
ウィンタースポーツではスケート(スピードスケート)・アイスホッケー・クロスカントリースキー・カーリングなどが行われ、『国民スポーツ大会』(国スポ)や『世界選手権大会』氷上競技の開催地として度々選ばれている。2009年にリニューアルオープンした明治北海道十勝オーバルは、日本国内で二つ目の屋内型スピードスケートリンクであり、『2017冬季アジア札幌大会』のスピードスケート競技の会場となっている。
野球では、『全国高等学校野球選手権大会』(夏の甲子園大会)に北海道帯広三条高等学校が『第41回大会』(1959年)、『第44回大会』(1962年)、『第47回大会』(1965年)、『第68回大会』(1986年)、『第83回大会』(2001年)の5度出場しているほか、帯広北高等学校が『第69回大会』(1987年)、『第71回大会』(1989年)の2度出場、北海道帯広農業高等学校が『第64回大会』(1982年)、『第103回大会』(2021年)の2度出場、帯広高校(現在の北海道帯広柏葉高等学校)が『第31回大会』(1949年)、北海道帯広工業高等学校が『第63回大会』(1981年)、帯広大谷高等学校が『第95回大会』(2013年)に出場している。また、『選抜高等学校野球大会』(春の甲子園大会)では『第92回大会』(2020年)の出場校に21世紀枠として北海道帯広農業高等学校が選出されたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により大会開催が中止となり、事実上の代替試合として2020年甲子園高校野球交流試合が夏に開催され出場した。
サッカーでは、『全国高等学校サッカー選手権大会』に帯広北高等学校が『第80回大会』(2001年~2002年)に出場している。また、中札内村とともに2011年から日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会の開催地となっている。
2001年(平成13年)に『インターナショナルラリーイン北海道』として始まったラリー大会は、翌年から『ラリー北海道』と改称して帯広市を含む十勝エリアで開催している[144]。2004年(平成16年)から2007年(平成19年)までは『世界ラリー選手権』(WRC)ラリー・ジャパンが開催された。
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脚注
注釈
- ^ 帯広測候所は、有人測候所として存続する事となった全国で2か所のうちの1つ。
出典
参考資料
関連項目
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