ニメタゼパム (nimetazepam ) は、ベンゾジアゼピン 系の睡眠導入剤 の一種。中時間作用型。日本では、1977年より商品名エリミン として大日本住友製薬 から発売され、適応は不眠症。このエリミンは、2015年8月在庫品の出荷をもって販売中止された[ 1] 。
連用により依存症 、急激な量の減少により離脱症状 を生じることがある[ 2] 。向精神薬に関する条約 のスケジュールIVに指定されている。麻薬及び向精神薬取締法 の第三種向精神薬である。
副作用
倦怠感 、頭痛 、集中力低下、動悸、ふらつき、脱力感など
依存性
日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用により依存症 を生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状 が生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた[ 2] 。奇異反応 に関して[ 3] 、錯乱や興奮が生じる旨が記載されている[ 2] 。医薬品医療機器総合機構 からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている[ 4] 。調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている[ 3] 。
乱用
横流しされたニメタゼパムの押収は、日本にほとんど集中しており薬物乱用の主流となっている。
タイ ・マレーシア ・シンガポール ・ラオス ・香港 ・インドネシア の薬物押収にも共通している。これらはたいてい不眠症の薬として合法的に輸出されている。日本の組織犯罪シンジケートはニメタゼパムの流通をコントロールしており、少なかれフルトプラゼパム ・テマゼパム ・ミダゾラム ・トリアゾラム にも関与している。東アジア と東南アジア では、ベンゾジアゼピン系の中で最も厳しく流通規制が設定され、最も需要が高い[ 5] 。
事件
出典
アルコール バルビツール酸系 ベンゾジアゼピン 類ウレタン フラボノイド イミダゾール カヴァ 成分ウレイド (英語版 ) 神経ステロイド 非ベンゾジアゼピン系 フェノール 類ピラゾロピリジン 類キナゾリノン 類吸入麻酔薬 /ガスその他/未分類
3-ヒドロキシブタナール
アロガバト (英語版 )
アベルメクチン 類 (例:イベルメクチン )
臭化物 化合物 (例:臭化リチウム , 臭化カリウム , 臭化ナトリウム )
カルバマゼピン
クロラロース (英語版 )
クロルメザノン
クロメチアゾール (英語版 )
ダリガバト (英語版 )
DEABL (英語版 )
重水素化エチフォキシン (英語版 )
ジヒドロエルゴリン (英語版 ) 類 (例:ジヒドロエルゴクリプチン (英語版 ) , エルゴロイド (英語版 ) )
エタゼピン (英語版 )
エチフォキシン (英語版 )
フルピルチン (英語版 )
ホパンテン酸 (英語版 )
KRM-II-81 (英語版 )
ランタン
ラベンダー油 (英語版 )
リグナン 類 (例:4-O-メチルホノキオール (英語版 ) , ホノキオール (英語版 ) , マグノロール (英語版 ) , オボバトール (英語版 ) )
ロレクレゾール (英語版 )
イソ吉草酸メンチル (英語版 )
モナストロール (英語版 )
Org 25,435 (英語版 )
プロパニジド
レチガビン (英語版 )
サフラナール
スチリペントール (英語版 )
スルホニルアルカン (英語版 ) 類 (例:スルホンメタン (英語版 ) , テトロナール (英語版 ) , トリオナール (英語版 ) )
トピラマート
セイヨウカノコソウ 成分 (例:3-メチルブタン酸 , イソバレルアミド , バレレン酸 (英語版 ) )
未分類のベンゾジアゼピン部位陽性調節因子: MRK-409 (英語版 )
TCS-1205 (英語版 )