Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

山田太一 (脚本家)

山田 太一
プロフィール
本名 石坂 太一[1]
誕生日 (1934-06-06) 1934年6月6日[1]
出身地 日本の旗 日本 東京市浅草区[2]
死没日 (2023-11-29) 2023年11月29日(89歳没)
死没地 日本の旗 神奈川県川崎市
主な作品
テレビドラマそれぞれの秋
高原へいらっしゃい
さくらの唄
今はバラ色が好き
緑の夢を見ませんか?
沿線地図
獅子の時代
午後の旅立ち
想い出づくり。
早春スケッチブック
夕暮れて
ふぞろいの林檎たち
真夜中の匂い
シャツの店
深夜にようこそ
夢に見た日々
チロルの挽歌
春の惑星
時は立ちどまらない
映画少年時代
受賞
芸術選奨文部大臣賞
第2回向田邦子賞
第33回菊池寛賞
第1回山本周五郎賞
第14回日本アカデミー賞最優秀脚本賞
ほか受賞歴参照
テンプレートを表示

山田 太一(やまだ たいち、1934年昭和9年)6月6日[1] - 2023年令和5年)11月29日)は、日本脚本家小説家。本名:石坂 太一[1](いしざか たいち)。東京市浅草区出身[2]

松竹木下惠介助監督を務めた後、フリーランスとなり、テレビドラマの脚本家に転身。社会的弱者を主題としたりテレビドラマのタブーに挑戦するなど、数々の話題作を次々と生み出し、多くの賞を受けた。小説家としても地位を確立。映画や舞台も手掛けている。

来歴

生い立ち・学生時代

東京市浅草区生まれ。

父親は愛知県[3]、母親は栃木県真岡市出身[3][4]。両親は浅草六区で大衆食堂を経営していた[2][4]。小学校3年のとき、強制疎開神奈川県足柄下郡湯河原町に家族で転居する[4]。疎開中に母親が過労によって亡くなる。

神奈川県立小田原高等学校を経て、1958年(昭和33年)に早稲田大学教育学部国語国文学科を卒業[2]。早稲田大学の同窓に劇作家寺山修司がいた[2]。在学中、寺山とは深い親交を結び、寺山がネフローゼで休学・入院すると山田は頻繁に見舞って話し合った[5]。寺山の母から見舞いを控えるよう叱責された後は手紙をやり取りした[2]。後に寺山脚本の映画『夕陽に赤い俺の顔』『わが恋の旅路』で山田は助監督を務めている。寺山の死去から32年が経過した2015年(平成27年)に、両者が学生時代に交わした書簡や寺山の日記を収めた『寺山修司からの手紙』が、山田の編著により岩波書店より刊行されている[5]

教師になって休みの間に小説を書きたいと思っていたが、就職難で教師の口がなかった。しかも、東京都の教員採用試験の日付を間違えてしまったと、後年になって本人が告白している。大学の就職課で松竹大船が助監督を募集していると聞かされ、松竹を受験する[2] [6]

松竹入社から脚本家へ

松竹に入社後、木下惠介に師事[2]。助監督時代には、木下自ら再編集を行ったワイド(リバイバル)版『二十四の瞳』の予告編制作も手がけた[7]。木下には現在も敬愛の念を抱いているという[8]1960年代前半から、木下恵介の映画をテレビドラマに脚色する仕事を始めた[2]1965年(昭和40年)に退社して、フリーランスの脚本家になる。

木下に「連続(ドラマ)を書いてみろ。」と言われ、1968年(昭和43年)に木下恵介アワー枠の『3人家族』を執筆。「プロになろう。絶対当てよう」という意気込みで臨み、実際に高視聴率を上げる。翌1969年(昭和44年)の『パンとあこがれ』に携わり、初めて「テレビは面白い!」と思ったという[9]

1970年代

木下恵介に「書きたいように書いていいよ。」と言われ、1973年(昭和48年)に発表した『それぞれの秋』[9] で、平凡な家庭が崩壊の危機に直面するさまをシリアスに描き、芸術選奨新人賞受賞。同年には、ヒッピー風の若者(萩原健一)と頑固な老人(西村晃)の確執と交流を描いた『河を渡ったあの夏の日々』(NHK)を発表した[10]

1976年(昭和51年)、NHKが脚本家の名前を冠した「脚本家シリーズ」を開始、その先発に選ばれる。「脚本家の名前が最初に出るということは後々みんなに影響すると思ってね(中略)緊張してやった仕事」と回想している[6]。“山田太一シリーズ”として発表された『男たちの旅路』は人気を博し、1982年(昭和57年)まで断続的に継続した。なかでも 1979年(昭和54年)に放送された第3部のエピソード、「シルバー・シート」は第32回芸術祭ドラマ部門大賞を受賞した。

東京新聞」に連載した小説を自身の脚色で1977年(昭和52年)にテレビ化した『岸辺のアルバム』が、高い評価を受ける。「戦後の日本社会が一つの家族にどんな影響を与えてきただろうか、ということをプラスとマイナス両方込めて書いてみよう」[9] という意欲を持って執筆。中流家庭の崩壊をリアルに描き、それまでの和やかなホームドラマとは対照的な「辛口ホームドラマ」と呼ばれ、放送史に残る名作とされた[11]

1980年代

1980年(昭和55年)に『獅子の時代』を執筆。大河ドラマとしては初めてのオリジナル作品となった。作品は好評を博したものの、「二度と大河はやらない(中略)僕には向いてない」という思いを抱き[9]、以後の大河ドラマには参加していない。

1981年(昭和56年)の『想い出づくり。』は、24歳の女性たちを主軸にした群像ドラマで「今考えると嘘みたいだけれども、主人公が複数いるドラマがほとんどなかったんです(中略)それで、どの人が主人公かわからないような作品を書いてみようという野心があった」という。裏番組倉本聰脚本『北の国から』で、二大ライターの対決としても話題になったが、自身は「そういう形で競争させられるのは、情けない思い」と述懐している[12]

1983年(昭和58年)の『早春スケッチブック』は「小市民を非常に否定する存在を出して、その否定に(小市民は)どれくらい立ち向かうことが出来るか」[9] を描くという挑戦的な意図で臨んだ。視聴率は低迷したが、視聴者からの手紙や電話などで大きな反響を呼んだ。同年にスタートした 『ふぞろいの林檎たち』は、大学生の青春群像をリアルに描き、1997年(平成9年)まで継続する人気シリーズとなる。

1984年(昭和59年)にはラフカディオ・ハーンを主人公にした『日本の面影』により第2回向田邦子賞を受賞。同作品は1993年(平成5年)に自身の脚色で舞台化されて再演を重ね、2001年(平成13年)にはダブリンロンドンでも上演されている。

新潮社の人から「テレビ化することは一切考えないで、純粋に小説というものを書いてみないか」と言われて『飛ぶ夢をしばらく見ない』(1985年)を執筆。その後『異人たちとの夏』(1987年)、『遠くの声を捜して』(1989年)と執筆し、ファンタジー三部作と言われる[13]

1986年(昭和61年)の『深夜にようこそ』は、千葉真一インタビューを観て、だけでない一面を持っていると抱き、執筆した作品である[14]。千葉の主戦場であるアクション作品と対照的な同作は[15]、その演技・ストーリーが、名作ぞろいの山田ドラマの中でもトップクラスの傑作と評されている[16]

1988年(昭和63年)、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。

1990年代以降

1990年代から2000年代には「連続ものをやめようという気持になってきた。連続の企画を実現させていくプロセスが、自分とちょっと合わないなという気がして。」[9] というコメントを出している。

2009年(平成21年)の『ありふれた奇跡』にて12年ぶりに民放の連続ドラマに復帰した。

2017年(平成29年)1月に脳出血を患い、執筆が難しくなっていることを「週刊ポスト」(2017年9月1日号)のインタビューで明らかにした[17]

《もう脚本家として原稿が書ける状態ではありませんが、後悔はしていません。これが僕の限界なんです》と告白し、「事実上の断筆宣言」と報じられたことに対して、リハビリテーション中の山田は「朝日新聞」の取材に対して「あと1本くらい書く余裕はあるかも分からない」と、断筆宣言を否定している[18]

晩年 - 死去

2019年(平成31年)春頃から、マスコミ関係者と連絡が取れなくなり、「週刊女性」に「山田太一が音信不通に…老人ホームで孤独な生活」と報じられる[19][20]。記事では川崎市内の老人ホームに入居して20平米ほどの部屋で暮らしているというテレビ局関係者の情報が紹介され「病気になってしまってから、以前のように自由がきかなくなってしまったのがショックだったんじゃないですかね。『脚本家の僕を知っている人たちとは、もう会いたくない。』と近親者に話しているそうです。」という該当テレビ関係者のコメントが載った。

該当の老人ホームを通じ、山田にインタビューを申し込んだが「個人情報のため、こちらにその方が入居しているのかどうかは、お答えすることができません」との返答だったため、裏付けは得られなかったとしている[20]。同じ記事では山田の次女による「今は(老人ホームとは)別の場所にいます。私の家とか、姉の家とかを行ったり来たりです。」、「今は仕事をしたいという感じじゃないんです。他のことをやったりという感じです。」というコメントが紹介されている[20]

2020年令和2年)、「ラジオ深夜便」(NHK)[注 1]に出演し(収録はそれよりも前)「書きたいテーマ」について「本当に自分本位に考えれば、死を待っているわけですから、死ぬということがどういうことかということを、ワッと書けたら素晴らしいと思いますけどね。」とコメントした[20]

2023年(令和5年)11月29日老衰のため神奈川県川崎市の施設で死去[21]。89歳没。訃報は12月1日に家族より公表された[22][23]

作風

若者から老人まで、さまざまな世代の人物を登場させることが多い。その点は「前世代があって、良くも悪くも次世代があるわけで、まったく切り離されて、ある世代が存在してるわけでもないから。」と話している[12]

沿線地図』などで笠智衆を脇役に起用していたが「笠智衆さんを主役に仕事をしたいという思い」があったので、『ながらえば』を皮切りに『今朝の秋』など、笠主演のドラマを4本執筆。「他の人も笠さんを獲得したがっている時に、僕が掴まえてしまうんだから(中略)いいものにしなきゃという思いは非常に強かった」[9] と回想する。

自らが脚本を担当した1972年(昭和47年)のNHK連続テレビ小説藍より青く』では、山田自身が作詞し、湯浅譲二が作曲、本田路津子が歌唱した『耳をすましてごらん』を製作。『ふぞろいの林檎たち』シリーズでは、1978年(昭和53年)デビューのサザンオールスターズを使用した。

例えば「作り手の顔がちゃんと見える作品」が、良い作品だと考えているという[24]

周辺人物

男たちの旅路』シリーズや『獅子の時代』『シャツの店』『秋の一族』などで組んだ近藤晋プロデューサーを「名プロデューサー」と称している[25]

演出家では『冬構え』『シャツの店』『友だち』『今朝の秋』などを撮った深町幸男を「有能な演出家」と記している。『高原へいらっしゃい』『深夜にようこそ』『浅草・花岡写真館』などを演出した高橋一郎を同じく「有能」と評価している[26]。また『ふぞろいの林檎たち』シリーズや『想い出づくり。』『春の惑星』などを撮った井下靖央を、テレビ界で「五本の指に入る才能」と買っており、『ふぞろいの林檎たちIV』ではメインの演出家として井下を指名した[27]

岸辺のアルバム』『想い出づくり。』など複数の作品でディレクターの鴨下信一と組んだが、鴨下がメインの演出を務めた『ふぞろいの林檎たちIII』に関しては「一回目の仕上りを放送前にビデオで観た私は、ほとんど絶望感のようなものを抱いた(中略)多くの人が放送を見ないで、私の脚本だけを読んで下さることを願った。」と激昂した発言をしている[28]

さくらの唄』ではディレクター・久世光彦と組んだが、久世や樹木希林たちが現場で山田の脚本にないアドリブをするので「抗議をして『アドリブはいっさい止めてくれ。』」と要求した。すると「(久世は)すぐ了解してくれて、それでもいい演出をなさったんで敬服しました。」という[9]。その後は、久世とコンビを組んで作品制作にあたることはなかったが、久世演出の『寺内貫太郎一家』を高く評価している[8]。久世も、山田の小説作品『冬の蜃気楼』を好意的に評しており[29]、両者の関係は良好だったようである。2006年(平成18年)に久世が逝去した際には、追悼のコメントを出した。

自身が師事した木下惠介・小津安二郎黒澤明らの映画監督を敬愛している。脚本家では倉本聰向田邦子田向正健に「ほぼ同世代の同業者として、いろいろな意味で刺激を受けました。」と語る[30]。倉本、向田とは「シナリオライター御三家」とも呼ばれた[31]

地人会の演出家・木村光一の誘いで[8]1983年(昭和58年)の『ラヴ』を皮切りに、劇作にも手を染める。2007年の(平成19年)地人会の活動停止まで、13本の舞台を木村演出で発表した。

家族

長女はテレビドラマ演出家の宮本理江子。長男(第3子)は撮影監督石坂拓郎。ほかに次女がいる[32]

作品

テレビドラマ

  • ※は単発ドラマ
枠など タイトル 主な出演者
まごころ フジテレビ 1963年3月19日
脚色
下条正巳荒木道子
木下$木下恵介劇場 まだ寒い春 TBS 1965年2月 久我美子加藤武神山繁
破れ太鼓 NHK 1965年7月17日 尾上松緑木暮実千代田村高廣田村登志麿田村正和田村幸照十朱幸代
木下$木下恵介劇場 記念樹 TBS 1966年4月 - 1967年 馬渕晴子高杉早苗
おかあさん(2)
第373回 『小寒む』
TBS 1967年1月5日 佐藤英夫高森和子小林千登勢雷門ケン坊
木下恵介アワー 女と刀 TBS 1967年4月 - 10月 中原ひとみ江原真二郎
泣いてたまるか 第62回
『なぜ、お嫁にゆくの』
TBS 1967年11月19日 中村賀津雄永井智雄近藤洋介永田靖
冷たい土地で NHK 1967年11月30日 中原ひとみ、児玉清
泣いてたまるか 第65回
『ああ軍歌』
TBS 1967年12月10日 渥美清小山明子山形勲西村晃太宰久雄賀原夏子大塚国夫
木下恵介アワー おやじ太鼓 TBS 1968年1月 - 10月 進藤英太郎風見章子園井啓介津坂匡章あおい輝彦
日8 抜かれてたまるか TBS 1968年4月 - 10月 三益愛子川口英樹戸島和美
木下恵介アワー 3人家族 TBS 1968年10月 - 1969年 竹脇無我栗原小巻、あおい輝彦、沢田雅美菅井きん三島雅夫、賀原夏子
ポーラテレビ小説 パンとあこがれ TBS 1969年3月 - 9月 宇津宮雅代大出俊東野孝彦津島恵子寺尾聡市原悦子加藤武
木下恵介アワー 兄弟 TBS 1969年10月 - 1970年 津坂匡章あおい輝彦秋山ゆり沢田雅美北村和夫津島恵子菅原謙次
木下恵介・
人間の歌シリーズ
俄=浪華遊侠伝 TBS 1970年7月 - 10月
黄色いサンダル CBC 1970年8月23日
木下恵介アワー 二人の世界 TBS 1970年12月 - 1971年 竹脇無我、栗原小巻、長浜藤夫吉川雅恵菅貫太郎山内明、あおい輝彦、小坂一也
木下恵介アワー たんとんとん TBS 1971年6月 - 11月 ミヤコ蝶々森田健作杉浦直樹近藤正臣花沢徳衛榊原るみ松岡きっこ河原崎長一郎
月9 でっかい母ちゃん フジテレビ 1972年1月
木9 知らない同志 TBS 1972年2月 - 6月 田宮二郎、栗原小巻、杉浦直樹、山本陽子石立鉄男、賀原夏子、前田吟
春風吹けば RKB 1972年3月5日
連続テレビ小説 藍より青く NHK 1972年4月 - 1973年 真木洋子大和田伸也高松英郎今出川西紀佐野浅夫赤木春恵
同棲時代 TBS 1973年2月18日 梶芽衣子沢田研二萩原健一仲谷昇
木下恵介・
人間の歌シリーズ
それぞれの秋 TBS 1973年9月 - 12月 小林桂樹小倉一郎久我美子林隆三高沢順子桃井かおり高岡健二火野正平春川ますみ宮内順子
河を渡ったあの夏の日々 NHK 1973年10月6日 西村晃萩原健一鈴木ヒロミツ小鹿みき
春日原まで一枚 RKB 1974年2月17日
銀河テレビ小説 風の御主前 NHK 1974年3月 高橋幸治、真木洋子、加藤嘉
浅き春の里 CBC 1974年3月17日
縁結び TBS 1974年6月2日
金8 ヨイショ TBS 1974年6月 - 11月 渥美清、松原智恵子
木10 花の森台地 よみうりテレビ 1974年7月 - 9月 三田佳子、中野誠也
真夜中のあいさつ TBS 1974年8月11日
[注 2]
せんだみつおあべ静江、杉浦直樹、岩崎加根子森塚敏白石冬美伊藤高
風前の灯 TBS 1974年8月25日 樫山文枝、福田豊土
アニメ カリメロ テレビ朝日 1974年
また二人になる日 RKB 1974年12月15日 木村功、南田洋子
銀河テレビ小説 江分利満氏の優雅な生活 NHK 1975年3月 杉浦直樹、樫山文枝
秘密 HBC 1975年3月30日 中村玉緒、三浦友和
木下恵介・
人間の歌シリーズ
もうひとつの春 TBS 1975年4月 - 5月 小林桂樹、小倉一郎
終りの一日 HBC 1975年9月7日 北林谷栄、小倉一郎、坂口良子
なつかしき海の歌 TBS 1975年9月21日 加山雄三香山美子浅田美代子吉田拓郎加藤武岡田英次
木下恵介・
人間の歌シリーズ
旅への誘い TBS 1975年10月 - 1976年 近藤正臣、香山美子
※金8 結婚前夜シリーズ
第1回『婚前旅行』
TBS 1976年1月9日 栗原小巻、北大路欣也
土曜ドラマ 男たちの旅路 NHK 1976年2月 - 1982年 鶴田浩二水谷豊、桃井かおり、柴俊夫、森田健作、五十嵐淳子、前田吟、中条静夫池部良岸本加世子清水健太郎
おばあちゃんの結婚 RKB 1976年2月29日 北林谷栄、長山藍子
木9 高原へいらっしゃい TBS 1976年3月 - 7月 田宮二郎、前田吟、由美かおる池波志乃益田喜頓三田佳子、岡田英次、常田富士男、杉浦直樹
水曜劇場 さくらの唄 TBS 1976年5月 - 11月 若山富三郎樹木希林加藤治子田村正和美輪明宏由利徹、桃井かおり、たこ八郎
銀河テレビ小説 夏の故郷 NHK 1976年8月 竹下景子、佐野浅夫、下条アトム中北千枝子夏八木勲峰竜太
金曜ドラマ 岸辺のアルバム TBS 1977年6月 - 9月 八千草薫、杉浦直樹、中田喜子国広富之、竹脇無我、津川雅彦新井康弘、沢田雅美、風吹ジュン村野武憲
銀河テレビ小説 夏草の輝き NHK 1977年8月 林隆三、長山藍子、佐野浅夫、伊丹十三牟田悌三
木9 今はバラ色が好き よみうりテレビ 1977年10月 - 1978年 近藤正臣、松坂慶子、中田喜子、加藤武、菅原謙次白川由美桜井センリ、火野正平
ポーラ名作劇場 緑の夢を見ませんか? テレビ朝日 1978年6月 - 9月 三田佳子、北林谷栄森下愛子倍賞美津子細川俊之、津川雅彦、河原崎長一郎、名古屋章
銀河テレビ小説 幸福駅周辺 NHK 1978年7月 - 8月 佐野浅夫、木村理恵渡辺篤史根岸明美赤塚真人
銀河テレビ小説 上野駅周辺 NHK 1978年8月 峰竜太、水島涼太、下条アトム
※アニメ 赤い鳥のこころ
第3回『ふしぎな窓』
テレビ朝日 1979年2月19日
金曜ドラマ 沿線地図 TBS 1979年4月 - 7月 岸惠子、河原崎長一郎、真行寺君枝広岡瞬児玉清河内桃子笠智衆野村昭子風間杜夫
あめりか物語 NHK 1979年10月16日 - 19日 北大路欣也十朱幸代、八千草薫、若山富三郎、石田純一宇津宮雅代西田敏行長門裕之、倍賞美津子、梶芽衣子中村雅俊池上季実子
大河ドラマ 獅子の時代 NHK 1980年 菅原文太加藤剛大原麗子大竹しのぶ根津甚八、鶴田浩二、中村富十郎、細川俊之、風間杜夫、千秋実佐々木すみ江役所広司永島敏行、児玉清、尾上菊五郎大滝秀治、佐野浅夫、加藤嘉丹波哲郎沢村貞子、笠智衆
月曜劇場 午後の旅立ち テレビ朝日 1981年1月 - 4月 若尾文子三浦友和星野知子佐藤友美西田浩星野真弓津島恵子、白川由美、津川雅彦、藤田まこと
お父さんの地下鉄 RKB 1981年8月9日 川谷拓三、加賀まりこ、佐野浅夫
金曜ドラマ 想い出づくり。 TBS 1981年9月 - 12月 田中裕子森昌子古手川祐子柴田恭兵加藤健一佐藤慶、佐々木すみ江、前田武彦、児玉清、田中美佐子平田満、根津甚八
土曜ドラマ タクシー・サンバ NHK 1981年10月 緒形拳辰巳柳太郎、佐野浅夫、坂上二郎(ゲスト:愛川欽也、大原麗子、紺野美沙子、役所広司)
男たちの旅路 スペシャル NHK 1982年2月13日 鶴田浩二、柴俊夫、清水健太郎
終りに見た街 テレビ朝日 1982年8月16日 細川俊之、なべおさみ、樹木希林、中村晃子、加藤健一、ハナ肇、野村昭子、蟹江敬三
三日間 TBS 1982年10月10日 若尾文子、山内明
ながらえば NHK 1982年11月3日 笠智衆、長山藍子、堀越節子中野誠也佐藤オリエ宇野重吉
季節が変わる日 日本テレビ 1982年11月4日 八千草薫、岡田真澄小池朝雄早川勝也、ハナ肇
金曜劇場 早春スケッチブック フジテレビ 1983年1月 - 3月 岩下志麻山﨑努、河原崎長一郎、鶴見辰吾二階堂千寿樋口可南子荒井玉青
ドラマ人間模様 夕暮れて NHK 1983年1月 - 2月 岸惠子、佐藤慶、米倉斉加年佐藤浩市真野あずさ長岡輝子、笠智衆
金曜ドラマ ふぞろいの林檎たち TBS 1983年5月 - 7月 中井貴一時任三郎柳沢慎吾手塚理美石原真理子中島唱子、国広富之、高橋ひとみ、佐々木すみ江、小林薫根岸季衣吉行和子水上功治、中野誠也
最後の航海 STV 1983年12月14日 小林桂樹、八千草薫
演歌 RKB 1984年1月15日 伊藤蘭、根岸明美
土8 日本の面影 NHK 1984年3月 ジョージ・チャキリス檀ふみ、津川雅彦、小林薫、柴田恭兵、佐々木すみ江、佐野浅夫、加藤治子、杉田かおる、加藤嘉
金曜劇場 真夜中の匂い フジテレビ 1984年5月 - 8月 紺野美沙子林隆三中村久美岩崎良美ジョニー大倉津田和彦中原ひとみ赤座美代子中村信二郎田中邦衛
教員室 NHK 1984年9月24日 小林桂樹、林隆三、夏八木勲、佐野浅夫
日立テレビシティ 輝きたいの TBS 1984年5月 菅原文太、和田アキ子三原順子、柳沢慎吾、河原崎長一郎、今井美樹白川和子戸川京子
金曜ドラマ ふぞろいの林檎たちII TBS 1985年3月 - 6月 中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子、国広富之、高橋ひとみ、佐々木すみ江、小林薫、根岸季衣、吉行和子、水上功治、室田日出男小林稔侍岡本信人
冬構え NHK 1985年3月30日 笠智衆、岸本加世子金田賢一小沢栄太郎、せんだみつお、藤原釜足、沢村貞子
ちょっと愛して… 日本テレビ 1985年4月7日 樹木希林、川谷拓三、和田アキ子、河内桃子、篠田三郎、沢田雅美
東京の秋 TBS 1985年11月10日・17日 古手川祐子、 露口茂、岸惠子、 三田村邦彦沖田浩之、 佐藤慶、奈良岡朋子、加藤健一、岡本信人
ドラマ人間模様 シャツの店 NHK 1986年1月 - 2月 鶴田浩二、平田満、佐藤浩市、美保純松本留美、杉浦直樹、井川比佐志、八千草薫
金9 大人になるまでガマンする TBS 1986年4月 - 6月 泉ピン子大谷直子、加藤健一、平田満、木内みどり宮川一朗太
金曜ドラマ 深夜にようこそ TBS 1986年6月 - 7月 千葉真一松本伊代松田洋治冨士真奈美名取裕子
木曜劇場 時にはいっしょに フジテレビ 1986年10月 - 12月 伊東ゆかり、細川俊之、南野陽子、坂上忍、角田英介洞口依子石田えり佐藤友美山本學
礼文島 NHK 1986年12月21日 堺正章井上順、根岸季衣、三木のり平山口果林
ドラマ人間模様 友だち NHK 1987年4月 - 5月 倍賞千恵子、河原崎長一郎、井川比佐志、菅井きん、うつみ宮土理小松政夫内海桂子下條正巳
今朝の秋 NHK 1987年11月28日 笠智衆、杉浦直樹、倍賞美津子、杉村春子、樹木希林、加藤嘉
1987年の大晦日
『マニゴン・バゴン・タオン』
フジテレビ 1987年12月31日 加藤健一三木のり平
なつかしい春が来た フジテレビ 1988年1月3日 八千草薫、西田敏行、いしだあゆみ桜田淳子後藤久美子布施博渡辺えり子本木雅弘、杉浦直樹、益田喜頓、長岡輝子、ハナ肇
夢を見たくて テレビ朝日 1988年4月9日 大竹しのぶ、柴田恭兵、早見優、二階堂千寿、平田満、名古屋章、谷村昌彦、佐藤慶
ドラマ23 ジャンプ TBS 1988年9月
原作のみ
江守徹遙くらら
シリーズ街 表通りへぬける地図 テレビ朝日 1988年10月 麻生祐未桜田淳子、中島唱子、佐藤友美、杉浦直樹、野々村真、松田洋治
あなたが大好き TBS 1988年12月17日 真田広之、田中邦衛、かたせ梨乃中川安奈、 春川ますみ、佐藤慶、中原ひとみ、阿藤海
春までの祭 フジテレビ 1989年4月6日 吉永小百合、笠智衆、藤竜也坂詰貴之野際陽子
土曜ドラマ 夕陽をあびて NHK 1989年10月 八千草薫、大滝秀治、河原崎長一郎、田中健あき竹城、中条静夫、春川ますみ、友里千賀子
シリーズ街 夢に見た日々 テレビ朝日 1989年10月 - 12月 千葉真一、桃井かおり、佐野量子、中島唱子、坂上忍、なぎら健壱三崎千恵子すまけい
結婚まで NHK 1990年11月17日 杉浦直樹、白川由美、中村あずさ橋爪淳、名古屋章
金曜ドラマ ふぞろいの林檎たちIII TBS 1991年1月 - 3月 中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子、国広富之、高橋ひとみ、佐々木すみ江、根岸季衣、吉行和子、水上功治、柄本明、小林稔侍
それからの冬 TBS 1991年12月1日 大原麗子、佐藤B作
ハワイアンウエディングソング TBS 1992年3月27日 小林桂樹、名取裕子、大森博円城寺あや白石加代子、倍賞美津子、井川比佐志
チロルの挽歌 NHK 1992年4月11日・18日 高倉健、大原麗子、杉浦直樹、河原崎長一郎、佐野浅夫、岡田英次、菅井きん、金子信雄
悲しくてやりきれない TBS 1992年11月9日 名取裕子、役所広司、柄本明、高畑淳子
ドキュメンタリードラマ
『父の鎮魂歌』
TBS 1992年[注 3] 杉浦直樹、富司純子志村東吾有森也実神保悟志、西田敏行
秋の駅 フジテレビ 1993年3月5日 田中好子、布施博、益岡徹金山一彦丹阿弥谷津子、千秋実
東芝日曜劇場 丘の上の向日葵 TBS 1993年4月 - 6月 小林薫、島田陽子、竹下景子、筒井道隆葉月里緒菜大地康雄、高畑淳子、野村宏伸
土曜ドラマ 春の一族 NHK 1993年4月 - 5月 緒形拳、十朱幸代、国生さゆり浅野忠信、中島唱子、藤岡琢也、内海桂子、江戸家猫八
なんだか人が恋しくて NHK 1994年3月19日 平田満、石野真子佐藤友紀毛利賢一
刑事の恋 テレビ朝日 1994年4月7日 中井貴一、富田靖子、柳沢慎吾、津川雅彦、斉藤晴彦、川谷拓三、渡辺えり子、櫻井淳子、平田満、小坂一也、白川由美
土曜ドラマ 秋の一族 NHK 1994年10月 緒形拳、岸惠子、原田知世大鶴義丹、平田満、川原和久、藤岡琢也
せつない春 テレビ東京 1995年4月12日 山崎努、竹下景子、柄本明、萬田久子清水美砂杉本哲太、益岡徹、久米明
今夜もテレビで眠れない
第1話『写真の裏』
TBS 1995年5月8日 名取裕子、役所広司、柄本明、加藤治子、杉浦直樹
土曜ドラマ 夏の一族 NHK 1995年9月 渡哲也、竹下景子、宮沢りえ、加藤治子、永島敏行、森本レオ、柳沢慎吾、柄本明、藤岡琢也
パパ帰る'96 テレビ朝日 1996年1月4日 篠ひろ子、風間杜夫、鶴田真由堂本光一、小林桂樹、石黒賢、野村宏伸、白川由美
鳥帰る NHK 1996年5月4日 田中好子、杉浦直樹、村上淳香川京子、平田満
水曜ドラマの花束 家へおいでよ NHK 1996年10月 - 11月 杉浦直樹、筒井道隆、鈴木砂羽小橋めぐみ岸田今日子
金曜ドラマ ふぞろいの林檎たちIV TBS 1997年 中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子、国広富之、高橋ひとみ、佐々木すみ江、根岸季衣、吉行和子、長瀬智也中谷美紀北見敏之
奈良へ行くまで テレビ東京 1998年2月26日 奥田瑛二安田成美村上弘明、佐藤慶、石橋蓮司、山崎努
土曜ドラマ 風になれ鳥になれ[33] NHK 1998年3月 渡哲也、高嶋政伸、富田靖子、坂上二郎、田中好子、山田吾一、小林恵日下武史、倍賞美津子
大丈夫です、友よ フジテレビ 1998年11月13日 市原悦子、藤竜也、井川比佐志、深津絵里柳葉敏郎坊屋三郎
いちばん綺麗なとき NHK 1999年1月23日 八千草薫、加藤治子、夏八木勲
春の惑星 TBS 1999年4月2日 緒形拳、いしだ壱成ともさかりえ、中井貴一、倍賞美津子、手塚理美、洞口依子、泉ピン子、佐藤慶
旅立つ人と フジテレビ 1999年10月29日 市原悦子、渡瀬恒彦吉岡秀隆、井川比佐志、大路恵美、下條正巳
そして、友だち テレビ朝日 2000年1月8日 深田恭子窪塚洋介野波麻帆仁科亜季子西田ひかる、大滝秀治、三浦友和
小さな駅で降りる テレビ東京 2000年4月12日 中村雅俊、堤真一、樋口可南子、牧瀬里穂、柄本明、山崎努、佐藤慶
浅草・花岡写真館 BS-i 2000年12月3日 柄本明、名取裕子、杉浦直樹、加藤晴彦、野波麻帆、池上季実子、畠中洋寺島しのぶ渡辺謙
ちいさな橋を架ける MBS 2001年1月7日 高嶋政伸永作博美
再会 CBC 2001年9月8日 長塚京三、倍賞美津子、石田ゆり子岡田義徳
この冬の恋 フジテレビ 2002年2月1日 田中美佐子、渡辺えり子、要潤、小林稔侍、平岩紙
ドラマDモード 君を見上げて NHK 2002年2月 - 3月
原作のみ
森田剛未希
香港明星迷 テレビ東京 2002年9月4日 薬師丸ひろ子室井滋山本未來堺雅人、山崎努
旅の途中で CBC 2002年10月26日 竹下景子、奥田瑛二、山本學
迷路の歩き方 NHK 2002年11月23日 中井貴一、原田美枝子鈴木杏渡辺徹沢木哲
木10 高原へいらっしゃい TBS 2003年
原作のみ[注 4]
佐藤浩市西村雅彦竹脇無我余貴美子菅原文太井川遥市川実日子平山広行堀内健純名里沙大山のぶ代
それからの日々 テレビ朝日 2004年1月31日 松本幸四郎、竹下景子、瀬戸朝香武田真治、永島敏行、松村達雄
やがて来る日のために フジテレビ 2005年5月6日 市原悦子、星野真里、井川比佐志、上野樹里、中原ひとみ、神山繁吉田日出子堺雅人、柄本明
いくつかの夜 CBC 2005年10月15日 緒形拳、鶴田真由、内田朝陽
終りに見た街 テレビ朝日 2005年12月3日[注 5] 中井貴一、柳沢慎吾、木村多江成海璃子窪塚俊介、小林桂樹、津川雅彦、柄本明、佐々木すみ江
まだそんなに老けてはいない テレビ朝日 2007年1月27日 中村雅俊、原田美枝子、余貴美子岸部一徳MEGUMI、佐々木すみ江、大滝秀治、池内淳子
星ひとつの夜 フジテレビ 2007年5月25日 渡辺謙、玉木宏国仲涼子笹野高史、井川比佐志、赤座美代子福田沙紀、いしだあゆみ
遠い国から来た男 TBS 2007年7月23日 仲代達矢、栗原小巻、杉浦直樹、高野志穂小室等
本当と嘘とテキーラ テレビ東京 2008年5月28日 佐藤浩市、樋口可南子、夏未エレナ、柄本明、益岡徹、山崎努
木曜劇場 ありふれた奇跡 フジテレビ 2009年 仲間由紀恵加瀬亮陣内孝則、井川比佐志、風間杜夫、戸田恵子松重豊、岸部一徳、八千草薫
遠まわりの雨 日本テレビ 2010年3月27日 渡辺謙、夏川結衣岸谷五朗、田中美佐子、川島海荷、柳沢慎吾、AKIRAYOU、井川比佐志
キルトの家 [34] NHK 2012年1月28日・2月4日 山﨑努、松坂慶子三浦貴大、佐々木すみ江、正司歌江緑魔子北村総一朗上田耕一織本順吉新井浩文、根岸季衣、余貴美子
金曜プレステージ よその歌 わたしの唄 フジテレビ 2013年7月19日 渡瀬恒彦、いしだあゆみ、瀬戸康史、キムラ緑子、中越典子、鳳蘭、柄本明
時は立ちどまらない テレビ朝日 2014年2月22日 中井貴一、柳葉敏郎
おやじの背中 第7話「よろしくな。息子」 TBS 2014年8月24日 渡辺謙、東出昌大、余貴美子
ナイフの行方 NHK 2014年12月22日、23日 松本幸四郎、今井翼、相武紗季、松坂慶子、津川雅彦
五年目のひとり[35] テレビ朝日 2016年11月19日 渡辺謙

映画

舞台

タイトル 主な出演者
ラブ(1983年、地人会 八千草薫、南風洋子、滝田裕介、山田吾一、真行寺君枝、相原幸典
早春スケッチブック(1984年、地人会)[注 8] 八千草薫、高橋幸治坂口芳貞浜田治希
教員室(1985年、地人会)[注 8] 北村和夫山本亘宮崎和命、坂口芳貞、松熊信義前川哲男鈴木慎平中村たつ仲恭司高瀬哲朗楠見尚己森一朗野田美香門谷美佐、加藤純一
ジャンプ(1986年、地人会) 風間杜夫、織本順吉高橋長英山本郁子[要曖昧さ回避]西山水木福松進也
砂の上のダンス(1989年、地人会) 名古屋章、河内桃子、東郷晴子寺田路恵、鈴木慎平、山本亘
川の向こうで人が呼ぶ(1991年、地人会) 細川俊之、近石真介、山口果林、三林京子平井美美、福松進也
サンフランシスコ案内(1992年、地人会) 新橋耐子
日本の面影(1993年、地人会)[注 8] 風間杜夫、三田和代松下砂稚子金井大金井喜久夫大森暁美、山本亘
夜中に起きているのは(1995年、地人会) 八千草薫、北村和夫、風間杜夫、近石真介、河内桃子、加藤土代子高橋克明
あかるい郊外の店(1998年、地人会) 鳳蘭、風間杜夫、野村昭子、松熊信義、原康義、西山水木、相原一夫
黄金色の夕暮(1998年、俳優座 中野誠也、遠藤剛田中壮太郎川上夏代川口敦子
私のなかの見えない炎(2000年、地人会) 佐藤慶、細川俊之、水原英子、有森也実
離れて遠く二万キロ(2000年、俳優座) 袋正高山真樹岩瀬晃増沢望柳川竜太竹田彩子
浅草・花岡写真館(2002年、地人会)[注 8] 木場勝己、竹下景子、高橋和也東幸枝、鈴木慎平
人が恋しい西の窓(2002年、文学座 坂口芳貞、飯沼慧三木敏彦今村俊一粟野史浩
しまいこんでいた歌(2003年、俳優座) 浜田寅彦可知靖之、中野誠也、田中壮太郎、松島正芳
二人の長い影(2003年、劇団民芸 南風洋子、水原英子、津田京子若杉民水谷貞雄安田正利
夜からの声(2004年、地人会) 風間杜夫、倉野章子花王おさむ、西山水木、佐古真弓、長谷川博己
流星に捧げる(2006年、地人会) 風間杜夫、根岸季衣、山本學、中村たつ、宮内理恵
林の中のナポリ(2007年、劇団民芸) 南風洋子、伊藤孝雄樫山文枝中地美佐子有安多佳子
沈黙亭のあかり(2010年、俳優座) 中野誠也、中村たつ、遠藤剛、加藤佳男早野ゆかり瑞木和加子佐藤あかり、松島正芳、谷部央年

著書

シナリオ・戯曲集

  • 『男たちの旅路』(1977年、日本放送出版協会
  • 『テレビドラマ・シナリオ・シリーズ、幸福駅周辺・上野駅周辺』(1978年、ドラマ館)
  • 『あめりか物語』(1979年、日本放送出版協会)
  • 『獅子の時代』全5巻(1980年、教育史料出版会
  • 『想い出づくり』(1982年、大和書房
  • 『季節が変わる日』(1982年、大和書房)
  • 『それぞれの秋』(1982年、大和書房)
  • 『早春スケッチブック』(1983年、大和書房 → 新潮文庫
  • 『ふぞろいの林檎たち』(1983年、大和書房 → 新潮文庫)
  • 『夕暮れて』(1983年、大和書房)
  • 『ふぞろいの林檎たちII』(1985年、大和書房 → 新潮文庫)
  • 『緑の夢を見ませんか?』(1983年、大和書房)
  • 『輝きたいの』(1984年、大和書房)
  • 『真夜中の匂い』(1984年、大和書房)
  • 『日本の面影』(1984年、日本放送出版協会 → 岩波現代文庫
  • 山田太一作品集』全19巻(1985 - 1989年、大和書房)
  • 『ラヴ』(1986年、中央公論社
  • 『大人になるまでガマンする』(1986年、大和書房)
  • 『シャツの店』(1986年、大和書房)
  • 『砂の上のダンス』(1990年、新潮社
  • 『捨てた夢プレイバック 「ふぞろいの林檎たち」より』(1991年、飛鳥新社
  • 『ふぞろいの林檎たちIII』(1991年、マガジンハウス
  • 『今朝の秋』(1994年、新潮文庫)
  • 『東芝日曜劇場名作集 東京の秋』(1994年、ラインブックス)
  • 『ふぞろいの林檎たちIV』(1997年、マガジンハウス)
  • 『二人の長い影・林の中のナポリ』(2008年、新日本出版社
  • 『読んでいない絵本』(2011年、小学館→ 小学館文庫)短編+戯曲
  • 『ナイフの行方』(2015年、角川書店
  • 『山田太一セレクション』(2016 - 2017年、里山社)
    • 早春スケッチブック
    • 想い出づくり
    • 男たちの旅路
  • 『ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉』(2023年、国書刊行会
  • 『時は立ちどまらない 東日本大震災三部作』(2024年、大和書房)
  • 『終りに見た街 男たちの旅路スペシャル〈戦場は遙かになりて〉 山田太一戦争シナリオ集』(2024年、国書刊行会)

小説

  • 『藍より青く』(1972 - 1973年、中央公論社→読売新聞社
  • 『沿線地図』(1979年、作品社角川文庫
  • 『岸辺のアルバム』(1980年 、東京新聞出版局→ 角川文庫→光文社文庫小学館
  • 『終りに見た街』(1981年、中央公論社→中公文庫)
  • 『飛ぶ夢をしばらく見ない』(1985年、新潮社→新潮文庫)
    • 『飛ぶ夢をしばらく見ない』(2013年、小学館文庫)
  • 異人たちとの夏』(1987年、新潮社→新潮文庫)
  • 『遠くの声を捜して』(1989年、新潮社→新潮文庫)
  • 『丘の上の向日葵』(1989年、朝日新聞社→新潮文庫)
  • 『君を見上げて』(1990年、新潮社→新潮文庫)
  • 『冬の蜃気楼』(1992年、新潮社→新潮文庫)
    • 『冬の蜃気楼』(2013年、小学館文庫)
  • 『見えない暗闇』(1995年、朝日新聞社→朝日文庫
  • 『恋の姿勢で』(1995年、新潮社→新潮文庫)
  • 『見なれた町に風が吹く』(1997年、中央公論社→中公文庫
  • 『彌太郎さんの話』(2002年、新潮社→新潮文庫)
  • 『リリアン』(2006年、小学館)挿絵:黒井健
  • 『空也上人がいた』(2011年、朝日新聞出版→朝日文庫)

エッセイ

  • 『街への挨拶』(1974年、産業能率短期大学)
    • 『街への挨拶』(1983年、中公文庫)
  • 『昼下りの悪魔』(1978年、冬樹社
  • 『路上のボールペン』(1984年、冬樹社)
    • 『路上のボールペン』(1987年、新潮文庫)
  • 『いつもの雑踏 いつもの場所で』(1985年、冬樹社)
    • 『いつもの雑踏 いつもの場所で』(1988年、新潮文庫)
  • 『街で話した言葉』(1986年、ちくま文庫
  • 映像を見る目(光村図書 小学校国語「国語五上」)- 書き下ろし
  • 『ふぞろいの林檎たちへ』(1987年、岩波ブックレット
  • 『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』(1995年、PHP研究所 → 新潮文庫 → PHP新書)
  • 『逃げていく街』(1998年、マガジンハウス → 新潮文庫)
  • 『誰かへの手紙のように』(2002年、マガジンハウス)
  • 『月日の残像』(2013年、新潮社 → 新潮文庫)
  • 『夕暮れの時間に』(2015年、河出書房新社→ 河出文庫)
  • 山田太一エッセイ・コレクション(2015年、河出文庫)
    • S先生の言葉
    • その時あの時の今
    • 昭和を生きて来た

編著・対談

  • 『十二の世界を聞く』(1987年、潮出版社
  • 『これからの生き方、死に方』(1994年、講談社
  • 『生きるかなしみ』(1991年、筑摩書房 こころの本→ ちくま文庫)- 編著
  • 『現代日本文化論10 夢と遊び』(1997年、岩波書店)共編:河合隼雄
  • 『幸福になれない理由』(1998年、PHP研究所)対談:小浜逸郎
  • 『何が終わり、何が始まっているのか』(1998年、PHPソフトウェア・グループ)対談:福田和也
  • 『浅草 土地の記憶』(2000年、岩波現代文庫)- 編著
  • 『山田太一、小此木啓吾、「家族」を語る。』(2000年、PHP研究所) 対談
  • 『家族はどこへいくのか』(2000年、岩波書店) 対談:河合隼雄、谷川俊太郎
  • 寺山修司からの手紙』(2015年、岩波書店) 編・回想
  • 『光と影を映す だからドラマはおもしろい』(2016年、PHP研究所)インタビュー編著

主な作詞

ムック

受賞歴

個人賞

1974年

1980年

1983年

1984年

1985年

  • 第33回菊池寛賞(家庭や職場等のごく平凡な日常を、抜群のドラマに仕上げて、人間愛を訴えつづけている)

1988年

1989年

1991年

1992年

1996年

1997年

2008年

2013年

2014年

2015年

作品賞

出演

テレビ

ラジオ

  • ラジオ版学問ノススメ「空也上人がいた」(2011年5月8日、JFN
  • ラジオ深夜便 天野祐吉の隠居大学「世の中にひとりで抵抗する楽しみ」(2011年7月25日、NHKラジオ第1放送

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 2019年10月26日放送。
  2. ^ '74第29回文化庁芸術祭大賞(文部大臣賞)受賞作品
  3. ^ ドキュメンタリードラマ初挑戦。
  4. ^ 1976年版のリメイク。
  5. ^ 1982年版のセルフリメイク。
  6. ^ 木下惠介との共同執筆。
  7. ^ 井上ひさし山田洋次朝間義隆との共同執筆。
  8. ^ a b c d 自作テレビドラマの舞台化。

出典

  1. ^ a b c d 山田太一 - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. 2024年11月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 脚本家・山田太一さんの「わが人生最高の10冊」”. 現代ビジネス. 講談社 (2015年12月20日). 2024年11月30日閲覧。
  3. ^ a b 斉藤明美『家の履歴書 文化人・芸術家篇』キネマ旬報社、2011年、p160
  4. ^ a b c 木村隆『この母ありて』 青蛙房 2010年 230-231頁
  5. ^ a b 山田太一と寺山修司が学生時代に交わした貴重な手紙が出版”. NEWSポストセブン. 小学館 (2015年12月11日). 2024年11月30日閲覧。
  6. ^ a b 『シナリオ』2007年2月号(シナリオ作家協会)
  7. ^ 『キネマ旬報』臨時増刊「黒澤明と木下惠介 素晴らしき巨星」(1998年)P.221
  8. ^ a b c 『逃げていく街』(新潮文庫)
  9. ^ a b c d e f g h 『ドラマ』2003年6月号(映人社)
  10. ^ 河を渡ったあの夏の日々”. NHKアーカイブス. 2024年11月30日閲覧。
  11. ^ 岡田芳郎 (2014年1月). “ドラマを愛した「真の作家」、山田太一・倉本 聰”. 宣伝会議. 2024年11月30日閲覧。
  12. ^ a b 『キネマ旬報』2003年6月下旬号(キネマ旬報社)
  13. ^ その3「脚本、小説の執筆」”. 第148回:山田太一さん. 本の雑誌社 (2014年5月21日). 2024年11月30日閲覧。
  14. ^ 加藤義彦「テレビドラマで挑んだ『静』の演技」『映画秘宝 2021年11月号』通巻18号第11号、双葉社、2021年9月21日、20頁、ASIN B09B12VZMW 
  15. ^ 「ぴいぷる 千葉真一」『週刊TVガイド』1986年6月13日号、東京ニュース通信社、1986年6月13日、32 - 33頁。 
  16. ^ 石飛徳樹「渋い外見の奥に在る弱さと温かさ」『2021 キネマ旬報 11月上旬特別号』通巻2692号第1878号、キネマ旬報社、2021年11月1日、31頁、ASIN B09HG6KDDX 
  17. ^ 山田太一氏 脳出血で事実上の断筆宣言「もう原稿書けない」”. NEWSポストセブン. 小学館 (2017年8月17日). 2024年11月30日閲覧。
  18. ^ 「断筆宣言、していない」 脳出血でリハビリ、山田太一さん”. 朝日新聞デジタル (2017年9月16日). 2017年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月30日閲覧。
  19. ^ 「週刊女性」2020年1月7・14日号
  20. ^ a b c d 『ふぞろい』脚本家・山田太一が音信不通に…「高級老人ホーム」で送っていた孤独な生活”. 週刊女性PRIME. 主婦と生活社 (2020年1月3日). 2024年11月30日閲覧。
  21. ^ 山田太一さん死去 「ふぞろいの林檎たち」組が追悼 中井貴一「台本から、人としてのあり方までも教わった」 手塚理美沈痛”. デイリースポーツ (2023年12月2日). 2024年11月30日閲覧。
  22. ^ 脚本家・作家の山田太一さん死去、89歳…「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」”. 讀賣新聞オンライン (2023年12月1日). 2024年11月30日閲覧。
  23. ^ 脚本家の山田太一さん死去、89歳 「男たちの旅路」「ふぞろいの林檎たち」」『時事ドットコムニュース』2023年12月1日。2023年12月1日閲覧。[リンク切れ]
  24. ^ 【山田太一】「人気のある俳優さんを揃えて視聴率を計算したってドラマはできません」 - サイゾーpremium
  25. ^ 『シャツの店』(大和書房)あとがき
  26. ^ 『山田太一作品集18 今朝の秋・春までの祭』(大和書房)あとがき
  27. ^ 『ふぞろいの林檎たちIV』(マガジンハウス)あとがき
  28. ^ 『ふぞろいの林檎たちIII』(マガジンハウス)あとがき
  29. ^ 『悪い夢』(角川春樹事務所)
  30. ^ 別冊宝島『シナリオ入門』(2004年、宝島社)
  31. ^ 山田太一”. みんな子どもだった. BS-TBS. 2016年12月17日閲覧。
  32. ^ 娘が振り返る「山田太一さんが家庭で見せた素顔」”. 東洋経済オンライン. 2024年4月21日閲覧。
  33. ^ 土曜ドラマ 風になれ鳥になれ - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  34. ^ 土曜ドラマスペシャル キルトの家”. NHKアーカイブス. NHK. 2024年11月14日閲覧。
  35. ^ “渡辺謙、山田太一脚本の震災ドラマに主演「ある種の責務感じる」”. ORICON STYLE. (2016年6月24日). https://www.oricon.co.jp/news/2073934/full/ 2016年6月24日閲覧。 
  36. ^ 朝日賞 2001-2018年度”. 朝日新聞社. 2023年1月4日閲覧。
  37. ^ 川崎市民の歌「好きです かわさき 愛の街」について知りたい。”. 川崎市 (2019年7月5日). 2020年5月26日閲覧。

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya