橋本愛 (1996年生)
橋本 愛(はしもと あい、1996年〈平成8年〉1月12日 - )は、日本の女優。 熊本県熊本市出身[3]。ソニー・ミュージックアーティスツ(2024年まで)を経てEDEN所属[2]。 略歴3姉妹の次女として生まれ[4]、2008年、姉妹の中で一番顔が濃いという理由で母が応募したニューカム「HUAHUAオーデション」にてグランプリを受賞し、芸能界デビュー[4][5][6]。自分のオーディションを思い返してもグランプリになる理由が分からず、詐欺だと思ったという[5]。同年に開催された「第33回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」では、最終候補者に選ばれるがグランプリ・特別賞の受賞は逃した[注 1]。 2009年、女性ファッション雑誌『Seventeen』のミス・セブンティーンに、応募総数5,267人の中から工藤えみ、高田有紗、広瀬アリスと共に、グランプリ受賞者の中で最年少で選ばれた[7]。また、映画『Give and Go』で映画初出演(初主演)。難聴を抱えながらバスケットボールに熱中する少女を演じた[4]。 2010年、映画『告白』に出演し、クラス委員長の少女で重要な役どころを演じて注目を集めた[8][9]。その後、多数の主役を務め、『貞子3D』では貞子を演じて再び注目を集める[10]。 2013年、 ヒロイン・東原かすみ役を務めた映画『桐島、部活やめるってよ』などの演技が評価され、第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞[11]、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞した。同年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で能年玲奈演じる天野アキの親友役の足立ユイを演じる。12月31日に放送された第64回NHK紅白歌合戦では、『あまちゃん』をテーマとした企画コーナー“『あまちゃん』特別編”にて、天野アキ役の能年玲奈と“潮騒のメモリーズ”で『潮騒のメモリー』の1番を歌唱した。最後は出演者全員により『地元に帰ろう』を合唱した。2014年5月をもって4年半務めた『Seventeen』の専属モデルを卒業した[12]。2015年2月、主演映画2作(『リトル・フォレスト』『ワンダフルワールドエンド』)が第65回ベルリン国際映画祭で上映され、海外の映画祭に初めて参加した[13]。2018年、大河ドラマ『西郷どん』に西郷隆盛の最初の妻・須賀役で出演[14]。翌2019年の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にも出演し[15]、2年続けて大河ドラマに出演する。2018年、主演作品『ここは退屈迎えに来て』が、第37回バンクーバー国際映画祭の「ゲートウェイ」部門に出品される[16]。2021年、大河ドラマ『青天を衝け』で主人公・渋沢栄一の妻千代を演じる。2021年、2022年には東京国際映画祭のフェスティバル・アンバサダー[17][18]を、2024年にはコンペティション部門の審査委員[19]を務める。2022年、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『家庭教師のトラコ』で、民放の連続ドラマ初主演を果たし、伝説の家庭教師・根津寅子を演じた[20]。2024年6月、翌2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にて主人公の妻・ていを演じることが発表された[21]。大河ドラマで3度目の「主人公の正妻」役での出演となる[注 2]。 2024年12月31日をもって、所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツを退所した[2]。以降は同事務所の後輩だった久保田紗友とともにEDENに所属する[2](久保田も同時に退所&移籍[22])。 人物『桐島、部活やめるってよ』ではバドミントン部員のカスミ役を演じたが、橋本自身も中学時代は熊本市内の公立中学校でバドミントン部に所属していた[23][4]。 女優を始めたばかりの頃はこの仕事が好きではなく、いつでも辞めてもいいという気持ちだった[25]。だが、石井隆監督の『人が人を愛することのどうしようもなさ』のDVDを見てひたすら泣いたのを機に、映画を見ることが好きになり、古い作品やポルノ映画などを漁るように見るようになると、映画史を汚さないよう、いい映画を残したいと思うようになり、やる気の向上に繋がったという[5]。筋金入りのファッション好きで、ヨーロッパの都市やニューヨークのファッションに注目し、日頃からスタイリストと情報交換したり海外通販を駆使して日本未上陸のブランドの服を手に入れている[26]。 受賞歴
出演映画
ドラマテレビドラマ
ウェブドラマテレビアニメ劇場アニメ
吹き替え
ラジオ
CM
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MV
舞台
ドキュメンタリー
その他
書籍写真集
雑誌連載漫画表紙
脚注注釈
出典
外部リンク |